種子から樹木を育てる「ボトルで盆栽」


種子から樹木を育てる「ボトルで盆栽」

まあ、実際に種(実)から樹木を育てるのは難しい。実生で顔を出した小さな命は一冬もなかなか越せない。種の栄養の分は育つがそれ以上にはなかなか行かない。コツがあるんでしょうね。

そのくせ、チャレンジするゴールは高い壁。

ガラスキャニスター(ガラス製の広口ボトル)の中に樹木を仕立てるものです。

サイズはデザイン優先でいいですが、最大でも2リットルボトル。出来れば1リットル程度のもので。ハイドロカルチャーの樹木バージョン。盆栽のボトルバージョン。そんな感じで。

最初はペットボトルで練習。途中まではペットボトルで育てることでもいいでしょう。ペットボトルはいざとなれば容器を桐反すことも出来るので安心です。

最初は注ぎ口を付けたまま土と種を落として実生を楽しむ。

盆栽のように小さく居てくれる間はそのまま楽しむ。

ペットボトルの空間で手に負えなくなったら、適当な位置でペットボトルをカットして、剪定など手入れする。

ペットボトルの底に水抜き空気抜きの穴を開ければずっと簡単に育てることが出来る。但し、常に穴を開ける形ではガラス瓶でやるときの障害になるので、加減を会得する気持ちをお忘れなく。

ペットボトルで密閉空間~半密閉空間の扱い、要領が理解できたらキャニスターを利用してやって見ましょう。キャニスターで一から始めてもいいし、ペットボトルのものを移してもいいでしょう。

キャニスターの底に敷く布色、背景の色など、ライティングも意識するとインテリアとしても十分楽しめるはずです。



観葉植物では普通の試みですが、樹木なら盆栽にも似た感覚で楽しめそうです。

上手にパッケージにすれば販売も可能かな?



実のなる木 ・ 実生で育てる



ペットボトルで楽しんでいる分には費用は掛かりません。土地も要りません。狭い部屋の一部を明け渡すだけです。

最初から2リットルの大型ペットボトルを使うこともありません。500ミリリットルの一番ありふれたボトルを利用して数多くチャレンジする方がストレスも無くていいでしょう。

シールを貼るなどして、種の種類、撒いた時期、などを記載しておくこと。



早速、「種」を入手します。

(1)果物を食べる

簡単な方法は果物を食べて種を採取するやり方。同じ果物でも種類が多いので、どの種類の種かはっきり把握しておくことが大事です。どうせ得手不得手があるはずです。育てるにしても何の木を育てているか分かった方が愛着も違います。

実生のものを庭に植えて果実の収穫を目論むと当てが外れる確率が高い。種の分別をプロがやっている訳でないから劣性の果樹を育てていることになります。確立した品質は挿し木・接木で維持するのが一般的。種は新種の楽しみもありますが素晴らしい新品種が得られることは先ずありません。超偶然の世界。


  1. リンゴ。色々種類があって楽しい。
  2. ミカン。グレープフルーツ。レモン。などの柑橘類。
  3. ナシ。
  4. ブドウ。
  5. カキ。甘柿と渋柿。
  6. ウメ。
  7. モモ。
  8. ブルーベリー。買った食用のブルーベリーの実から芽が出るか不安だが成功例も報告されているのでやって損はない。
  9. サクラ。さくらんぼから。ダークチェリーでも成功するかどうか調べる価値はありそうだ。
  10. クリ。
  11. ビワ。寒冷地では無理だがボトルの中ならOKかも。
  12. マンゴー。パパイヤ。これら南国の果物はもっと無理だろうがペットボトルで温度と湿度を確保すればチャレンジするのも面白い。パパイヤの種は小さいがマンゴーの種は大きいのでボトルの上部を綺麗にカットして種を放り込んだらカットした部分を戻してテープで張り合わせておく。
  13. アボカド。

(2)樹木の種を拾う

山間は下草も多いので何かコツでもないと難しい。神社や公園など、足元も綺麗な場所で探す。目的の場所の樹木の種類とその種または実の形を事前にウエブなどでチェックすることが大事。普通に見ていても分かりません。多分。

種の採取が難しい時は実生の芽生えを探すのも方法でしょう。何とか根付いたものを引き取って大事に育てる里親の感じかな。この場合も、樹木によって実生がどのようなものか分かる範囲でウエブなどで調べておきます。

  1. ドングリ。
  2. シイ。椎の木。
  3. モミジ、カエデ。
  4. イチョウ。
  5. サンショウ。山椒です。
  6. ケヤキ。
  7. エンジュ
  8. アカシア
  9. ハナズオウ
  10. ネムノキ
  11. カリン
  12. キリ
  13. カラマツ
  14. ハナミヅキ
  15. スズカケノキ
  16. ヤシャブシ
  17. サルスベリ

ご注意

当サイトの記事は若干の経験とネット上の情報等を踏まえてある程度の独断と偏見に基づいて構成されています。記載の手順ノウハウなどについて参考とする是非の判断はご自身の責任によってお願い致します。

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