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除草剤を使わない雑草対策とその手順


除草剤を使わない雑草対策とその手順

グランドカバー

複数のグランドカバーの力を借りる。

グランドカバーは芝生に始まり芝生に終わる。除草プロセスも芝生に始まり芝生で終わるを目指す。

(プロローグ)今、荒れた庭に雑草が勝手放題に伸びているとします。多分、何年にも渡って雑草はそれぞれ勢力拡大を図ってきています。

(作業手順)


  1. 背丈の高い草を鎌などで薙ぎ払って見通しを確保します。
  2. 落ち葉、ゴミ、小石などを回収して、作業性を確保します。
  3. 地面を均し(ならし)、間隔の狭い溝を作り芝生の種を撒きます。春または秋。
  4. 芝生の水遣りと同時に雑草の刈り込みを継続します。
  5. 芝生が伸び始めたら芝刈りを始めます。
  6. 芝生が入り込めない領域には、地面に溝を作って種まきを繰り返します。
  7. 雑草の刈り込み、芝刈りを続けていると、勝手にクローバーが繁殖を始めます。
  8. 芝生の勢いの無いエリアにはクローバーを誘導します。極端な場合は種まき。
(ゾーン方式による除草の管理)
  1. 結果的に、庭には3つのゾーンが構成されます。①芝生が支配するゾーン、②クローバーが支配するゾーン、③雑草が支配するゾーン、④その他(植物が入り込めないゾーン)
  2. 最初は全てゾーン③の状態。 ③:②:①=10:0:0。 これを徐々に、 ③:②:①=6:2:2、 ③:②:①=4:3:3、   ③:②:①=2:4:4、などとして、その比率を最終的には③:②:①=0:2:8ぐらいに持っていく。
  3. 植物が入り込めないゾーン④の比率の把握も重要。土地・環境に問題があるのでそのエリアは根本を見直し必要がある。
  4. 現状の各ゾーンがどの程度の割合か抑えておけば、作業の進捗が定量的に把握できるので面白い。


(日常作業)
  1. 芝生の支配するゾーン:水遣りと芝刈り
  2. クローバーが支配するゾーン:芝生が支配するゾーンとの境界線は刈り込み・筆塗り除草。(徐々に芝生の勢力を拡大させる~芝ゾーンへの侵入を阻止する)
  3. 雑草が支配するゾーン:草刈り。クローバー・芝生との境界線では除草(引き抜き+筆塗り除草)。
(季節作業)
  1. 芝生が支配するゾーン:異なる性格の芝生の種まき。
  2. クローバーが支配するゾーン:芝生とクローバーの種まき、または植え付け。
  3. 雑草が支配するゾーン:芝生とクローバーの種まき、または植え付け。