シバとクローバー
- 庭を芝生にしたいが、なかなかシバは根付かず、代わりに雑草が頑張る。雑草の中にクローバーも分け入ってくる。混然状態。
- 浸透型除草剤で駆除する。⇒(訂正)この手の薬品は人体にも環境にも植物そのものにも危険なものだから、絶対に使用しないこと。
※
雑草管理の基本は、1つは放置、2つは一律。
以下(グレー)はシバとクローバーの棲み分けの見当だが、長い目で見ると意味のないことだ。自然淘汰に任せるべきだ。
ドッグランエリアでは地上部の一律の刈込を行い、結果的にシバが残ることで十分。刈込の頻度と高さでは全体が干上がってしまうので季節の天候などを考慮して、何らかの植物(雑草でも構わない)が地表に残るように工夫する。
A<シバは無く、クローバーも無いかあっても劣勢な場所>シバ×クローバー×~△雑草○
- 除草剤を振り掛ける。
- 新しい雑草の発芽を確認して再度除草剤を撒く。 1週間後。
- 土を掘り返し土地改良を行う。1週間後。
- 新しい雑草の発芽を確認して再度除草剤を撒く。 1週間後。
- シバの種を撒く。
- クローバーを除けて除草剤を塗る。
- 新しい雑草の発芽を確認して再度除草剤を塗る。 1週間後。
- シバの種を撒く。 1週間後。
- 雑草の程度が極めて多い場合(8割以上)はパターンAで進める。5割~8割の場合はパターンBで進める。
- パターンBの場合、攻撃対象は雑草だけにする。
- クローバーは雑草の防波堤として温存する。
- シバ領域拡大のためシバの種を撒く。
D<シバもあるがクローバーが優勢な場所>シバ△クローバー○雑草△
- シバ、クローバーを除けて、雑草に除草剤を塗る。
- 雑草を5%以下に報じ込めることが出来るまで続ける。
- シバ領域拡大のためシバの種を撒く。
- 雑草の駆除を確認して、クローバーへの攻撃を始める。
- 浸透型除草剤をクローバーに塗る。
- クローバーの隙間を埋めるようにシバの種を撒く。
※
<雑草駆除の基本手順>
長く伸びた雑草は鋏か芝刈り機でカットします。決して引き抜かないこと。ちぎれて地下茎が残りかえって面倒です。土が飛び出して罰の雑草が入り込みます。掘り起こすの葉土地改良のとき。この時は必要に応じて発芽抑制剤なども使います。芝マットを載せるならOK。種蒔きなら多分問題になるでしょうね。
カットされた雑草も、地表を這う雑草も、攻撃には浸透型除草剤を使います。決して引き抜かないこと。カットなどしないこと。返って仕事が増えます。気長に筆塗り除草を繰り返すこと。これが一番近道です。
(手順1)芝刈り。刈り高は高めの設定で。
(手順2)筆塗り除草。
(手順3)浸透待ち。1週間程度。
(手順4)芝刈り。刈り高は本来の高さ。
シバと雑草の成長を待って(1週間程度)、手順1~4を繰り返す。
※