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セイヨウナシは庭木として楽しめるか?


セイヨウナシは庭木として楽しめるか?

本来は果実を収穫して食用に供するのが目的だろうが、樹木そのものを楽しむことが出来る。

樹木として楽しむ?

  1. 新緑の美しさ
  2. 葉の形
  3. 枝ぶりと葉の広がり(木から離れて外側から見る)
  4. 果実
  5. 緑陰または木漏れ日(木の下に入って内側から見る)
  6. 紅葉(緑、黄、赤の変化)
  7. 野鳥や虫たちの訪問
  • 楽しみが得られるなら植木鉢でも庭でも植える価値がある。楽しみが得られないなら果物屋行けばよい。
  • 果樹として剪定してしまえば詰まらない形になる。自然樹形で勝手にさせてみたい。花はやはり可愛い感じだ。紅葉を楽しませてくれる類ではない。落ち葉の掃除が待っているだけ。
  • 更に受粉樹も必要らしい。別の種類の洋ナシまたは日本ナシも植えるのだ。手間は2倍?。


結論
  • 好み次第ですが、全体としては地味な印象だ。思い入れやストーリーがなければスルーして良さそうだ。
  • 果実を楽しみたいなら、手間も覚悟し、冷涼な地域、寒冷地であることが条件。
  • 面倒に思えばスーパーで済ます。

グランドカバーの芝も一つ間違えれば迷惑雑草?


グランドカバーの芝も一つ間違えれば迷惑雑草?

雑草対策でグランドカバーのシバを植える。シバのマットを敷いたりシバの種を撒いたりする。

ところが、

シバが弱い場所はほかの植物をグランドカバーに当てる作戦が外れる。ほかの植物で環境が整うと俄然としてシバが元気になって暴れだす。シバは結構背が伸びるので始末が悪い。

なかなか思うようには行かないものです。

今は庭の片隅でグランドカバー同士の壮絶な戦いが繰り広げられています。アジュガ、クローバー、シバの三つ巴。果たして誰が生き残るのか興味深い。

普通の雑草も若干。雑草は引き抜かれてしまうのでどの道その場所で生き残るチャンスは少ない。

加えて、容認雑草のカタバミ、スミレ、シソも話を面倒にする。



混乱からの脱出

エリアごとに何を残すか決め、それ以外のグランドカバーは出来るだけ短くカットしダメージを与える。一度切ってもすぐに伸びてくるから定期的に繰り返す。

決して根こそぎのやり方で除去しないこと。隙間が出来ると本物の雑草が顔を出してくる。

イチジクの冬越し


イチジクの冬越し

どのサイトを読んでも稲藁(いなわら)を巻けとある。巻く厚さは5センチ。春に霜の心配がなくなったら外す。4月下旬とか3月とかあるが、まあ地域によるということだろう。マルチングは地熱効果を阻害するという理由で必ずしも推奨していない。

稲藁は、しかし、今時は農家にだってありません。買うのかな。もし売っていれば値段はたいしたことないでしょう。

緑化テープというのもありますね。これも安いものです。厚みが足りませんが防寒の途に使えそうです。

緑化テープ

どちらでも、両方でも、手に入る方で幹~枝をぐるぐる巻きにします。

葉が黄色くなって全部落ちたら、時期的には多分11月下旬ごろ?。初霜が来る前には確実に済ませておきます。

ぐるぐる巻きを幹巻きと言うようですが、幹巻きをしても、枯れるときはかれるそうです。枝の先は確実に枯れるようです。その部分はどの道、3月~4月に切り戻すので気にする必要はないそうです。

そうそう、幹巻きの弱点は雨。雨にぬれると水分がずっと残るので、幹・枝の健康にはよくない。そこで透明ビニールを被せるか包むかして雨除けを行う。包む場合は下側には穴を開けて水分が抜けるようにまた呼吸が出来るように工夫すること。

小さな穴を全面に開けたビニールなら雨が入らず通気も取れるので便利なはずですが、売ってなければ自分でやるのも面白い。

マルチングは一番大事な根を守るために迷わず実施します。土壌改良も少しやっておきます。根を傷めないように少し掘り返して、ゴミと石を取り出す。腐葉土を混ぜ込む。肥料と石灰も少し。

マルチング



イチジクは本来南国の植物。日本にあることすら無理してるんだろうね。雪が降ったり霜が降りたりするような地域での栽培は無理の上に無理を重ねているので、時間をかけてゆっくり付き合うしかなさそうです。



樹木を冬越しさせる

コキア(ホウキギ)を植える





コキア(ホウキギ)を植える

こんもりした姿は素敵だが、実際は貧弱なまま1年が過ぎることも。これはこれで手間がかかりそうだ。ほわっとした形のグリーンから秋の紅葉まで楽しめて面白い。

ホウキギ(箒木)、ホウキグサ(箒草)、コキア

一年草。1年でこのサイズになるのは世話がいいのだろうか。

種はトンブリとして食用。

茎を束ねて箒(ほうき)にできる。

秋には紅葉する

国営ひたち海浜公園」のものが有名。

http://hitachikaihin.go.jp/

近くにこんな公園があったなんて驚き。いつ出来たんだろう。

リシマキア・ヌンムラリア・オーレアを植える


リシマキア・ヌンムラリア・オーレアを植える
  • グランドカバーの多くは色の変化に乏しいですが、この品種は季節に応じて色の変化が楽しめる。
リシマキア・ヌンムラリア・オーレア
  • 踏み込まないエリアのグランドカバーにすると面白い。春夏のライムイエローグリーン、秋冬のセピアレドブラウン。四季の彩りが楽しめる。
  • 雑草より強いかどうかがポイント。雑草に苛められっぱなしではケアが面倒。試しに少し植えてみることだ。
  • ハンギングとか寄せ植えとかアレンジの自由度は高そうだ。
  • この植物は乾燥対策がポイントだな。

リシマキア・ヌンムラリア・オーレアの増やし方
  • 多分、勝手に増える。
  • ランナーが飛んで根をつけたら、親元と切り離して、すぽっと掘り上げて移植してやればいいだろう。この辺はアジュガと同じ感覚ですね。
  • 見ていると、どうも乾燥には弱そうだ。夏場、水やりを忘れたら、伸ばした茎(ランナー)が溶けたように消えてしまった。本体は無事だった。


課題:

割と丈夫に茎を伸ばすが、エリアが広がっても間抜けな印象になる。密度が低いのだ。密集させる工夫が必要だな。暫く観察を続けることにする。

アジサイを植える


アジサイを植える

初夏の彩りに欠かせない花だが、そのボリューム感は景色を体裁よく埋め尽くす材料としても格好のものだろう。一方、ヤマアジサイは品のある佇まいで和風のよさを思い起こさせる。
原種は日本に自生する額アジサイ(山紫陽花のこと?)とのこと。日本、ヨーロッパ、アメリカで品種器量が進み多くの園芸品種が生まれている。

アジサイの植え替え

普通は花が終わってからということだが、花がそのままドライフラワー風になるのでいつが終わりか分かり難いときも。

アジサイの園芸品種

色々あるようだが、どれも頭(花房)が大きくて、存在感がある。園芸店で買って庭に下ろすとその年はしっかりしている。しかし、冬越しさせた翌年はシュンとして元気が無い。下手すると花も咲かせない。地力のある華でなければ詰まらない。ということで、容易にはへたれない在来品種を中心に植えるのが好ましい。

*

アジサイの剪定
  • アジサイに剪定が必要な気はしないが、どういう時に必要になるんだろう?。ネットの記事を見ていると結構面倒なことが書いてある。
  1. 今年、出てきた枝には花芽は付かない。枝が伸びて葉が出てくるだけ。
  2. 次の年になって漸く花芽を付ける。花芽を付けるだけで、その花芽が直ぐに花を咲かせるわけではないらしい。
  3. 更に次の年になってから、その花芽が伸びて先端に花を咲かせるらしい。
  • しかし、これでは足かけ3年と長すぎる。実感と合わない。冬は枯れて葉が無くなるのに、2回も冬をやり過ごすなんて無理でしょう。
  1. 花が終わると、翌年のための花芽を、今年花を咲かせなかった枝に付ける。花が咲かなかったからと安易に花芽を作った後で(多分、秋以降に)剪定すると翌年の開花は望めない。


アジサイの花の色:

  1. 植物に含まれるアントシアニン(水溶性色素)はアルミニウムと反応すると青色になる。土壌の酸性が強いと地中のアルミニウムが溶けてアジサイによって吸い上げられ、アントシアニンと反応して青色になる。らしい。アルカリ性の土壌だとアルミニウムは溶けないのでアントシアニンが青色にならない。って、アントシアニンの素の色は赤ということなのかな?。
  2. アジサイを適当に分散して植えておけば庭の土壌の酸性度の様子が分かって面白い。特に目的が無ければピンク色になっている方が健全かも知れない。


庭の植物の花が咲かない理由


庭の植物の花が咲かない理由

庭に植えた樹木や草花の花が咲かないと寂しいですね。普通は放っておいても花を咲かせますが、時々、どうしても花を咲かせてくれない個体に出会います。どうして花を咲かせないのか。気になります。

素人考察
  1. 花を咲かせるに十分なパワーがあるか。
  2. 根がしっかり張られているか。
  3. 土に栄養はあるか。
  4. 地下茎・球根・イモは十分大きいか。
  5. 栄養過剰になってないか。過剰な栄養は種を作る必要性まで失い花を咲かせなくなるので要注意。
  6. 環境に適しているか。本来の生育環境とかけ離れていると個体維持が精一杯で花を咲かせる余裕が無い。
  7. 植え替えなど環境変化させていないか。環境適応にエネルギーをとられ最悪数年は花を咲かせないことも。
  8. 下手な剪定をしていないか。固体の機器と認識し個体維持が優先されて、花は二の次になる。
  9. 幼木の場合も成長優先で花は咲かない。
  10. 冬の寒さ、夏の暑さ、長い梅雨、長い秋雨など天候不順の場合も個体がダメージを受けて花を咲かせるのは二の次になる。

問題になる例:
-

花を咲かせる栄養分

窒素(葉・茎)、リン酸(花)、カリ(根)が3要素とか何処かに書いてありました。

リン酸系肥料の代表は何かな?

骨粉」とか「発酵鶏糞」とかはリン酸の割合の多い肥料です。この場合、土壌のペーハーにも注意して酸性度を抑える必要がるとのことです。ですから苦土石灰なども一緒に撒くのですね。




チョウの越冬

キタテハは成虫で越冬

チョウの越冬
  • 植物の越冬も大変だけど動物の越冬だって楽じゃない。昆虫の取り分けチョウ(蝶)の仲間の越冬も厳しいものがある。
越冬の形
  • チョウの種類、地域などによって越冬の形態は変わるようだ。チョウの生き残り戦略は興味深い。鳥とか他の昆虫に狙われる中で、どのように無事に春を迎えるのだろう。冬はえさが少なく鳥たちも必死だ。
  1. 成虫
  2. サナギ
  3. 幼虫
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サナギ(蛹)
  • 昆虫の変身は本当に不思議だ。昆虫も冬支度を始める秋も深まる頃、チョウはサナギになる場合もある。あまりに寒い地方なら、家の中の寒い場所に移してやるのも良いだろう。少し調べないと間違えてしまいそうだ。助けるつもりが殺すことになっては気の毒だ。やはりそっとして置くしかないだろう。
ツマグロヒョウモン
  • 普通はサナギで越冬。
アゲハチョウ
  • 普通はサナギで越冬。
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ツワブキを植える


ツワブキを植える

ツワブキ

黄色い花を秋に咲かせる。見ての通りのキク科の植物。環境適応性が高く手間は掛からない。半日陰でOK。寒冷地の冬越しも割りと平気みたいだ。多年草で勝手に増える。近所の公園とかにも植えられているが、半分迷惑な存在だから、株ごと少し持ち帰っても問題ないだろう。100株ぐらいあれば1株は失敬できるかな。庭の下草としての利用が多いらしい。一種のグランドカバー?。あまり品は感じないが、しっかりした黄色は秋の庭の彩にはなる。ステージのバックダンサーみたいなものだね。

好き嫌いは分かれそうだ。どこにでもあるがフラワーセンターで求めればいい値段になる。不思議なものだ。

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ノギクを植える


ノギクを植える

ノギク

一口にノギクといって種類は様々。菊の仲間といっても植物の世界でもっとも反映しているのが菊なんだから、種類はキリが無いだろうし、判別は困難。

庭にいつの間に生えているノギク(野菊)らしいものは、どういう種類のものかと思ったが調べるの葉ギブアップ。時間の無駄。


  1. 白い花びら(花弁?)
  2. 花の中央は黄色い。
  3. 背丈は結構ある。30センチ~40センチはありそうだ。
  4. 花が終わってきり戻しをすると足元から若い葉がどんどん横に伸びだす。

結局、

こんな花は庭に植えるものではない。いくら好きでも野において時に摘んできては楽しむものだ。



野菊はグランドカバーになるか?

十分なるだろう。嫌いでなければ、芝などが育たない場所に植えても良い。地下茎は簡単に除去できるので、他の花に切り替えるにもあまり苦労はない。

フジバカマを植える


フジバカマを植える

花自体はあまり美しいと思うものではない。どかどかと地味な花を咲かせると、秋の虫たちが一斉に群がるようにやって来る。チョウの訪れる庭を考えると何処かに植えておきたい花の一つだ。

フジバカマ

藤袴Eupatorium japonicum。宿根草。

この花は面白いね、乾燥させると桜餅のような芳香がするらしい。冬場のドライフラワーにするのかな。

頑丈さはほぼ雑草?。地下茎で勝手に増える。寒さも暑さも乾燥も多湿も気にしない。病害虫も特になし。

しかし、例のノギクほどの強さは無いかもしれないが、背丈もあるので周りの植物は、日差し、風通しを奪われ、地下茎の侵食もあるので、1年を通してプレッシャーを受けることになり、遂には追い散らされてしまう。

コラボレーション

季節的には春のノギク、秋のフジバカマで、並べておけば丁度よい。どちら二部があるか分からない。どちらも地味でメインステージに置きたくないが裏庭の片隅には良さそうだ。

(注意)

大事な植物の近くに植える時は地下茎が伸びないようにレンガなどを埋めて想定以上に伸びないようにする。背丈も1メートルは余裕で伸びるので、日差しを欲しがる植物とは間を空ける。



フジバカマとチョウ

兎に角、チョウや虫の集まり方は半端じゃない。


セイヨウナシを植える


セイヨウナシを植える

セイヨウナシ

狭い庭に植える類の木ではないかもしれないが、花はバラ科の花らしく美しい。食用できる果実は望めなくても花を楽しむことは出来そうだ。乾燥さえ注意すれば鉢植えでも育つらしい。寒さにも強いらしい。

買うなら一番有名な「ラ・フランス」がいいのかな?



ドワイエネ・デュ・コミス

セイヨウナシの中でも栽培が難しく「幻の西洋なし」とも呼ばれるらしい。生産量は少ない。主に青森で栽培されている。

味は断トツ?で人気も高い。少ないから欲しがるだけのことかもしれない。

どうせ植えるなら、駄目元で、こういうのを植木鉢に放り込んでおきたいものだ。

ドワイエネ・デュ・コミスの苗木

売っている雰囲気が無い。無理かな。

エボルブルス(アメリカンブルー)を植える


エボルブルス(アメリカンブルー)を植える

開花期間が長く、植物としても丈夫なので、無精者のガーデナーには最近富に人気がある。

ブルー系ではネモフィラとかワスレナグサとか、日本人好みの小振りで淡い色合いものもあるが、アメリカンブルーは少し大きく少し鮮やかな感じ。あるポイントにアクセント的に配置するのが無難か。

エボルブルス(アメリカンブルー)

花は直立しない。横に伸びるんだろう。吊りポットとかは様になる。寄席植えの足元のカバーにもいい。

庭に下ろすと花壇エリアのグランドカバーに出来るだろう。



1年草、多年草、低木ものなどがあるようだ。 アメリカ原産が多い。

5度までなら寒さに耐える。温暖地なら冬も外に置ける。地植えOKということだ。最初から倒れているので、少々の風なら気にすることは無い。乾燥にも強い。言うことナシだね。

霜が降りるような寒冷地は地植えはアウトだ。 ポット植えなら屋内に取り込む。



面白いもので、色で花を選ぶ人が多い。

好きな色で庭を飾りたい。当然だろう。1年通じて同じ色にこだわる人もいれば、季節の移り変わりに応じてメインカラーを変えていく人もいる。常にミックスとかも。庭の位置で色を変える人も。

ネコヤナギを植える


ネコヤナギを植える

柳は水辺に植えるものだ。湿潤な土地柄(土壌)が好ましい。やや粘土質とか。ベランダとか坪庭ではどうしようもないかな。細かいメッシュの篩(ふるい)で土を揃え、堆肥や腐葉土と混ぜ込めば保水性は多分改善される。マルチングで表土乾燥も防いでやる。

留守にするときはペットボトルを逆さにしてキャップに3箇所程度穴を空けて地中に差しておく。

ネコヤナギ

ヤナギの仲間。

ネコヤナギは春先の穂(花?)が全て。それが終わると特に主張するでもなく柔らかい緑を提供してくれる。

サビ病、ウドンコ病、アブラムシに要注意。 薬剤(殺菌・殺虫)のときに忘れないように噴霧しておくことだね。柔らかい葉の大小かな。

ネコヤナギの増やし方

挿木で増やすことが出来るようだ。というか、挿し木以外の増やし方はあまり見かけない。春の花が終わった後、新しい葉が伸びてくるが、梅雨時の夏剪定と挿し木を同時にするのが理屈に合っていそうだ。ボリュームが出るように周りに挿木をしてみようか。混み合うと返ってよくないかな。



園芸品種もあるようだ。穂のいろがピンクっぽいものも。面白そうだ。



ネコヤナギの剪定

ネコヤナギは育てば結構大きい樹木になる。農家の脇でまれに見かける。大きくなったネコヤナギの花は見た目の印象が大分変わる。好みは分かれるだろう。あまり良い印象はない。毛虫が群がるようでどちらかと言えば気持ち悪い。

コンパクトなネコヤナギを好む場合は意識して剪定する必要があります。高さは手を伸ばして届くぐらいの範囲で収めます。横方向は庭の広さや隣の植物とのあたり加減で調整します。

(1)夏の剪定

葉が伸びて栄養を取って、そろそろ来年のことをネコヤナギが考え始める前に行ないます。梅雨の後半から梅雨明け直後ぐらいまで。乾燥に強い植物でもないので、真夏はむしろ蒸散が進むと苦しい。真夏になる前には葉を落としておきたい。

温暖地なら6月、寒冷地なら7月。カット位置は先端から20センチまたは最後の分岐から20センチ。好みの樹形をイメージしながら。

花は新しく伸びた枝につく。その新しい枝が出来る元をカットしてしまうと来年は花は咲かない。新しい枝を作る元が形成されるのが多分夏から秋に掛けてなんでしょう。

(2)冬の剪定

樹形を考えて。株元の整理を行ないます。交差する枝の整理も。但し、ネコヤナギは自然樹形で殆ど問題ない。平行枝もネコヤナギの特徴的樹形ですからそのままで良いでしょうが、混みあった感じを嫌うなら間引きします。

間引きは根元近くからやりますが、樹木への負担が大きいので一気に剪定するのはご法度。3本切りたかったら3年掛けて本ずつ様子を見ながら。

ネコヤナギは体調が悪いと直ぐに葉を黄色くさせるか、枝ごと枯れてしまいます。おかしいと思ったら剪定などは差し控えて、充実させる方向の世話をすること。痛めつけてはいけません。



2014年1月ごろの大雪で新しい枝にダメージを受けたネコヤナギは2014春の花は寂しい状況だったはずです。大雪の時は枝先にダメージを受けないように何らかの保護策が必要です。

ジンチョウゲ(沈丁花)を植える


ジンチョウゲ(沈丁花)を植える

素敵な春の訪れを知らせる匂いの一つ。玄関ドアまでのアプローチには必ず植えたい植物だ。事情が許せば、何本か配置していいだろう。もっとも好みの問題でもあります。

ジンチョウゲ(沈丁花)

国内にあるのは雄株ばかりで雌株は無いらしい。沈丁花の実を見たことが無いのも分かります。

この花木の売りは春先の花の匂いです。強い特徴的なにおいは好みもあるでしょうが、春を来案じさせるものの一つです。

高さ1メートルくらいの常緑低木。

乾燥にも強い。特に面倒見なくても良さそうだ。樹木というが枝は弱く折れやすい。特に幼木の時代は注意深く扱うこと。自然樹形が一番いいのだが、折れるとリカバリーが難しい。

リスクとしては、株全体がいきなり枯れることがあるらしい。原因不明?。

バックアップに、挿木をしてクローンを何株か作っておくことが良い。挿木の時期は春の花が終わって一段落したら。4月~5月の頃かな。

因みに、

植え替えも似たような時期になるだろう。5月~6月。枝も根も頑丈とは思えないので、土は払わず丁寧にそっと置くように植え替えることだ。大きくなってからは特に慎重に扱うこと。



  • アカバナジンチョウゲ(赤花沈丁花)
  • シロバナジンチョウゲ(白花沈丁花)

匂いに違いあるかどうかは分からないが両方置いておきたいな。春になったら小振りの剪定ばさみを持って適当な界隈をあるいてみよう。園芸店を覗けば両方の色が揃うかもしれない。



常緑低木で、寒さにも強いから生垣を補完するために植え込んでも良さそうだ。

植物の心を探る


植物の心を探る

生き物は動物も植物も観察することから始まります。

植物は動いて見えることはまれですが、その姿を観察することがとても大事です。

<観察の視点>


  1. 風への対応
  2. 雨への対応~乾燥への対応
  3. 光への対応
  4. 温度への対応
  5. 動物への対応
  6. 他の植物への対応
  7. 養分取り込み




<葉>

  1. 降った雨が葉に落ちてどのように導かれて下に落ちるかを観察します。
  2. 雨が落ちる位置には根が伸びているはずです。
  3. 乾燥に強い植物は葉自身で水分を貯える。
 -
  1. 光の通し方。上からと下からと見てみる。
  2. 光を欲しがるのかどうか。
-

<茎>
  1. 地下茎だけか。
  2. 地上で分岐するか
-

<幹>

-


<枝>

-


<根>
  1. 浅いか深いか
  2. 細いか太いか
  3. 分岐するか分岐しないか
-

<花>

-

<実>

-

<種>

-


・・・なんてこと始めてもキリが無さそうだ。こういうものは植物で飯食っている人に任せておこう。

要は、全ての植物の全ての部位の形にはそれぞれ何らかの理由があるということだ。よく観察して、理解して接することが、ガーデニングでは大切だということでしょう。



植物のかたち―その適応的意義を探る (生態学ライブラリー)

この本は面白そうだ。自分をガーデナーと信じるなら一度くらい目を通しておきたい。

エルダーを植える


エルダーを植える

エルダー(セイヨウニワトコ)

落葉低木。環境が合えば赤い実を付ける。古代ローマの時代から薬草~ハーブの一つとして扱われてきた。

暑さ寒さに強い。弱アルカリの土壌にする(酸性度が高いのは苦手)。最大の弱点は日本の多湿。といっておいて、乾燥にも弱い。植える場所は苦労する。

庭に下ろすのは慎重に。ある程度大きくなってその地域の温度湿度への順応性を確認するまでは植木鉢で育てるのが無難。季節や天気に応じて置き場所は工夫すること。ある程度大きくなって、木質化が進んだら、根土を崩さないでそっと地植えにする。雨、風、光の具合を見て場所を決める。

オカトラノオを植える


オカトラノオを植える

オカトラノオ

山野草。山を歩くと山間に群生するのを見かけるだろう。宿根草。冬は地上部が枯れて根で冬越し。地下茎で勝手に増える。植木鉢に入れたときは根が混み合ってきたら間引くか植え替えるかする。

強い直射日光や強い乾燥は苦手。山間のように、木漏れ日のような半日陰で、湿度も適当にあるのが好ましい。だから、軒下や南面の花壇は苦手。樹木の下も種類によっては乾燥しがちだから確認すること。



園芸店で売られることもあるかもしれないが、田舎では雑草と紙一重?。屋敷内に植えたもののどんどん増えて困っている人もいるから、 頼めば気安く頂戴できるはずです。