不毛地帯の処方箋
- 何も生えない場所。土が固く踏みしめられているので、単に掘り返して漉き込んでも、また固くなるのは必至。通路状態の場所は土壌改良だけでは不十分だ。
- 放置すると雨の日には泥の状態になっていろいろなものを汚してしまう。
- 足を乗せる場所を誘導するように踏み石に相当するものを置く。石やレンガを隙間を空けて並べるのも手軽に出来るので一案だが、石やレンガの類では保水性も無いので植物にとっては好ましくない。
- 木製のもので踏み石に相当するものを作るのが良さそうだ。
- 方法としては、剪定などで出てきた枝の太目のものを木槌などを使って打ち込んでいく。地表に残ると躓いたりしてこまるので、地表面より少し低くまた同じ高さにする。芝刈り機に当たらないようにする。打ち込む木枝の長さは20センチ~30センチぐらいでいいでしょう。
- 太い枝をいきなり打ち込むのは、力任せで体力がいることもあるが、樹木類の根を傷める心配もあるので駄目。
- シャベルなどで軽く掘って問題が無いか確認すること。
- 落葉とか刈り取った草などがあれば枝の下に埋め込む形になるようにする。
- 打ち込むときの密度は、地面を靴で踏んだときに必ずどこかで支えるくらいの密度。何処を踏んでも3点接触とすると、ミニマム10センチ間隔になる。これより細かく打ち込むのはどんなに密度を高くしても問題ない。枝は断面が丸いので必ず隙間が出来るからだ。
- 工夫としては、捨て穴を作ること。打ち込んだ枝の10本に対して1,2本は枝を抜いておく。穴を空けておく。これは通気・通水の確保ため。
霜柱対策
- 霜柱が出来るところは排水の悪い場所ですから、木杭で穴を空けておけば、通気・通水が改善されて、霜柱対策になるだろう。駄目元でやっておいてもいいかな。
木杭の始末
- 剪定枝を打ち込んだだけの木杭はそのままにしておけば朽ちて消えてくれるかと言うとそうは行かない。丈夫で長持ち。周囲のグランドカバーの対応力が戻ってきたら、木杭を周囲から少しずつ引き抜いて戻してやる。上がシバなど覆われてからでも良い。
- 打ち込み、引き抜きは臨機応変に。
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