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植物の殺菌剤の使い方

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植物の殺菌剤の使い方

植物の病気対策に殺菌剤を使うことがありますが、病原菌には自らを守る仕組みがあって、同じ殺菌剤を浴びている内に徐々に抵抗性能が備わってきます。

深刻な事例は病院で抵抗力をつけた病原菌。これに感染すると治療法がないので、一大事。病院全体を隔離することになりかねません。医師や看護師はやはり危険な職場に居るのだ。患者になって入院するときも同様にリスクを抱えることになる。

植物につく病原菌も耐性がつくので、薬剤説明には6回までとか何らかの条件が記されている。

殺菌剤の薬品名やメーカー名が変わっても成分的に同種・同系統では連続使用と同じことになって耐性をつけてしまう。

園芸店の日とお話を聞いていると基本的に2系統の殺菌剤があって、それを交互に使うようにすれば耐性は備わらないとのことだ。でもその内には両系統に耐性をもつ性質を備えるかもしれない。農業の世界も別の眼で見ると非常に危険なことをやっているに違いない。



日本植物病理学会殺菌剤耐性菌研究会 2008年4月29日公表

耐性菌による被害の発生を抑えるための対策 

これはよく出来ている記事だ。基本的には農業関係者、農業従事者へ向けた内容だが、ガーデニングを趣味とする人にも有用なものになっている。

薬剤の系統を変えても一旦備わった耐性はどうやらそのまま持ち続けるらしい。交互に使えば時間が掛かるからゆっくり進行するが、いずれ時間の問題であることに変わりない。



殺菌剤は商品・メーカーを買えながら使う。使い慣れたものを使い続けてはいけない。薬を使うのは最後。基本的には年1回強剪定時にタップリ。夏場の軽剪定時にも散布しても良いだろう。殺菌剤は年2回。

植物を丈夫にすることが先決。環境改善。種類の異なる植物を交互に植える。十分な日射量、適度な風通し、水はけ。土壌改良。肥料。

殺虫剤は、問題が見えたら使用すること。



レッドロビンと交互に植える生垣

レッドロビンは樹木は強いが病害虫に弱い。だから、レッドロビンの間に別の種類を植えるのが面白そうだ。レッドロビン並みに刈り込み強い常緑樹を選ぶ。

レッドロビンの生垣は定番だが年数が経つと赤い新芽にも飽きるし、レッドロビンの力も落ちて病気や害虫に弱くなる。枯れたり弱くなったレッドロビンを徐々に整理して別の樹木に植え替えるのも方法だ。

2種類の樹木を交互植え常識的だがこだわる必要はない。あまり揃えないのが病気対策になるものらしい。

  • 金木犀(キンモクセイ)黄色い花と芳香。
  • 銀木犀(ギンモクセイ)白い花と芳香。
  • 柊木犀(ヒイラギモクセイ)白い花が美しい。ぎざぎざ葉っぱ。
  • 白樫(シラカシ)ライトグリーンの葉と柔らかい樹形が美しい。
  • 正樹(マサキ)ライトイエローの葉が美しい。
  • 針葉樹(コニファー)文句のない美しい樹形。種類も豊富。但し刈り込みには強いと言えない。