樹木からヤニが流れ出てきたらどうする?
樹木のパワーが有り余って勝手にヤニが出てくるわけはない。多くの場合は、虫(成虫・幼虫)に穴を開けられてしまって已む無くヤニで応戦している。ヤニでもって木に潜む虫を窒息させることもあるが必ずという訳ではないから大事な木なら人助けが必要。
おがくずの様なものが噴出している場所、ヤニが出ている場所、また、其の周囲に穴が開いてないか探す。近くの樹皮が捲れるなどして隙間がないか探す。 其処に殺虫剤を送り込みます。最近は細いノズルのついたカミキリムシなどに効く殺虫剤がありますから、祖を穴や隙間の置くに差し込んでジェット噴射してやります。うまくいけば穴の部分が乾いて何となく正常に戻った感じになります。
穴を探すのは自分の背丈の範囲になるのはしようがありません。高いところは脚立などを使えば出来ないわけではないですが危険作業です。足場もコンクリートではない不安定なもの。だから高いところは諦めましょう。
それより厄介なのは樹木が果樹の場合です。果樹の場合は薬は使いたくないものです。使う場合は収穫と関係のない時期にしたい。薬品の注意書きには2週間などと残存期間が書かれていますが、其処は2ヶ月に読み替えるなどして使う場合でも慎重に。まあ出来れば(必ず?)、薬剤は収穫後に使いたい。
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コスカシバ
カミキリムシ
テッポウムシ
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ヤニ自体は将来は琥珀になりますからそのままでも構いません。
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