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ドウダンツツジの世話をする~枝枯れ対策~挿し木


ドウダンツツジの世話をする~枝枯れ対策~挿し木


庭に植えたドウダンツツジの様子がおかしい。毎年、枝が少しずつ枯れていくのだ。
枝枯れの原因:
  1. カミキリムシ。テッポウムシ。枝に穴を開けてくれる。でもオガクズでも見つからない限りは違うだろう。
  2. 根切り。誤って浅く張った根を切ってしまう。これは良くある話だ。でも一部を切っただけでは直ぐに影響が出ることもない。
  3. 病気。スス病、立ち枯れ病、炭素病あたり。この可能性は低くは無い。殺菌剤を撒いておくことです。
  4. 土壌の酸性土不足。間違っても苦土石灰を撒いたりしてはいけない。ピートモスでも買っておくかな。
  5. コガネムシの幼虫による根の損傷。オルトランの施肥が必要か。
  6. 根元付近に色々な花とかを植えるのも問題だ。

挿し木:
  1. 挿し木は6月。
  2. 鋏を使わずに枝の根元から手で捥ぎって取る。鋭いナイフでカットすると言う記事もあるので何が本当か分からない。
  3. 鹿沼土などに挿して2か月で発根らしい。
  4. 親の枝枯れが進んで危なくなってきたので、挿し木でバックアップを取っておくのは避けられない。面白そうだから一度やってみよう。ドウダンツツジはさほど高い植物でもないので普通に苗木を買っても構わないが、生命を感じたいなら挿し木なども面白いだろう。
乾燥対策:
  1. 乾燥に弱い
  2. 根は広く浅く貼る。マルチングが冬も夏も欠かせないと言うことだ。
  3. 常緑性のグランドカバーで表土のカバーリングをやってみよう。一番下をアジュガ、その上にツルニチニチソウをはわせる。
  4. 腐葉土を少し載せてからグランドカバーを据え付けることにしよう。
剪定:
  1. 枯れ枝、重なり枝を中心に枝元から切り落とす。
  2. 花後、梅雨前の5月から6月に行う。
過剰肥料:
  1. 根が浅いと言うことは地表に撒いた肥料の影響をストレートに受けてしまうこと。肥料は化成肥料は避けて、腐葉土だけで十分だろう。
土壌:
  1. 強い酸性土壌が好ましい。中性処理していないピートモスで足元を覆うのも悪くないか。

ドウダンツツジは何処まで大きく出来るか?

自然樹形のままに出来るだけ大きくしてみよう。下手なデザイン的な剪定は返って見苦しいし手間ばかりかかる。

リンゴの剪定

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リンゴの剪定

色々見たり読んだりするがなかなか理解が進まないのがリンゴの剪定方法。

無理を承知で素人にも分かる方法論を整理してみる。

樹勢の維持

リンゴの木に限らないが、木には樹齢に応じて樹勢がある。若い木は大きくなろうとする。樹勢も年々拡大させる。エネルギーは木そのものの成長に費やされる。

樹齢を過ぎた木は木の成長より、子孫を残すことにエネルギーが使われる。樹勢が衰えていると、花を咲かせ、実をならせるにしても徐々に弱弱しいものになる。

その中間の時期は、花も実も元気に付ける。リンゴを収穫して賞味するにはベストな時期だ。

樹勢を長く維持するには、頂点に向かって伸びる枝を残しておくこと。

普通は、管理の問題で1本だが、ツインタワーになっていても構わない。

日照の確保

光りは樹勢維持にも、美味しい果実にも必要。十分当てることも大事。

そのためにやることは、枝は横に伸ばし、上下方向には伸ばさない。単純な構造をイメージする。頂点に向かって伸びる枝(幹)から出る枝は基本的に全て横方向になる。それを一次枝とする。

一次枝からも枝(二次枝)が出て来るが、その枝は、上に出るものや、下に出るものはカットする。横に出る枝だけが二次枝として許容される。二次枝から出て来る三次枝についても同じ発想をする。

以上が基本形。

頂点(幹の上)は何処まで伸ばすか?。これは出来るだけ高くまで伸ばすが、管理限界を超えては無意味なので、枝切りバサミが届く範囲までで止めておきたい。摘心。

一次枝は、管理限界の考え方で、容易に手が届く範囲を超える高い位置から出た一次枝はカットしてしまう。一次枝の数が10本にもなっていたら剪定ミスだろう。

一次枝の管理のもう一つの要点は老化対策。樹齢を重ねると下に垂れ下がってくることへの対処。枝が下を向き始めたら、適当な場所の上向きの枝を1本残すようにして一次枝の切り替えをやる。垂れ下がったものは垂れ下がった部分をいきなりカットしてはいけない。上に伸ばした枝が十分成長して切り替えが終わってからカットする。

内向きの枝、交差する枝、などの剪定は通常の剪定と同じ。

幼木はあまり剪定に神経質になることもない。根を十分張って樹勢に勢いを付ける方が良い。根に力が無いと剪定そのものが目論見外れになりかねない。



農業など生産用のリンゴの木は収穫量と生産性の観点からY字型や、ベンツのマーク型にしているが、多分、基本的な理解は同じだろう。ガーデニングで庭の隅でやる場合は、図体の大きいリンゴの木は、ダブル・トリプルの半主軸を横方向に引き回すのはスペース的に厳しい。広い庭で余裕があれば生産農家スタイルで樹形を作っても良い。



<狭い庭に植えたリンゴの剪定>
  1.  狭いには横方向の制限が強い。縦方向はそれほどでもない。
  2. どうせ園芸だから収穫量は求めないし収穫のしやすさは必要ない。
  3. 観賞に耐えることも必要だから歪な誘導は行わない。
  4. 結局、円柱仕立てしか残らない。正確には許容スペースの投影面のまま上に立ち上げる。円柱でも四角柱でも三角柱でも構わない。あまり歪な形にしないこと。
  5. 高さ制限、芯止めは高枝切りバサミの届く範囲。4メートル~5メートル程度。ぎりぎり届くところでノコギリ刃を使って切るだけだから簡単。
  6. 下部は隣の植物などとぶつかるのでスペースは狭く、上部はフリーになるのでスペースは広くなるが、一定の高さ(高枝切りバサミの高さ)になる。結果、円錐を逆さにした形になる。上手く行けばリンゴのパラソルになる。

ネコヤナギの剪定について調べる

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ネコヤナギの剪定について調べる

  1. ネコヤナギの花は冬の終わりに顔を出す綿帽子のようなふわっとしたものだが、小さな虫が蜜を吸いにやってくる。季節が進むと、疲れた表情の綿毛がすとんと落ちる。実がなった話は聞いたことが無い。落ちたものの中に種が入っているのかも知れない。すとんと落ちたとしたが、風が吹けば遠くに落ちるだろう。
  2. ネコヤナギの実・種子を見ないのは当然で雌雄異株らしいからもう1本必要。それの雌雄が分からなければ頼りない話になる。

  • 剪定時期
  1. 花が終わったら。だから4月は剪定時期になる。
  2. 剪定した後も元気が良くて想定以上に伸びたら6月に再度剪定する。樹形に問題が無ければ4月の1回でOKかな。
  3. 注意すべきは夏の剪定。夏は翌年の花芽の元を作る時期らしいから、 このタイミングで剪定すると翌年は綿毛の花を楽しめない。多分、同じ理由だろうが、夏の日照り乾燥のダメージを受けても翌年の花付きは悪いことになるに違いない。
  • 剪定方法
  1. これがよく分からない。
  2. 伸びすぎたら切る?。自分の身長を超えない高さ。例えば150センチ以上伸びたら、120センチ辺りでカットする。まれに、ネコヤナギの大木(?)を見るがまるで印象の異なる別物。こういう風にしてはいけない。好みの問題ではあるが。
  3. 植えている環境によっては、夏の日照り対策のために、全体に少しずつ切り戻しておくのも必要。これは挿し木に使うことができそうだ。
  • 増やし方
  1. 挿し木が普通らしい。4月の剪定で出た枝をそのまま挿し木していいだろう。
  2. 何とか活着しても、問題は夏越し。暑さと乾燥。手間を掛けずに乗り切る方法があればいいのだが、雨に当たるけど日陰になるような場所を作るしかない。蒸散を防ぐようなマルチングを施すのも忘れてはいけない。
  3. 挿し木用の用土、発根促進剤、小ぶりのポット。日陰の場所に少し穴を掘ってポットを半埋めにする。
  4. 無事に夏越しできたら、親のネコヤナギの近辺に植えたい。綿毛の花はある程度まとまっていた方が見栄えが良い。アジサイの間に植えても良いだろう。

ライラック:ミシェルブッチャーを植える


ライラック:ミシェルブッチャーを植える

  1. 札幌の市の花になっていることでも分かるように寒冷地に強い樹木。その分、夏の暑さと乾燥には弱い。
  2. 鉢植えは懸念が残る。