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雑草の有用性について







雑草の有用性について

雑草を目の敵にすると竹箆(しっぺ)返しを食らうことになる。

狭い庭でも小宇宙と呼んでも良いくらい世界は広く深い。多くの雑草が入り込んでくる。招かれざる客と考えると失敗する。彼らは天使のような存在かもしれないのだ。

土がむき出しの場所を見つけてそこに住みついてくれる。

雑草が降りてくれると土壌環境も変わる。適度な湿度と温度。地中にも空気が通り保水性も維持するようになる。

雑草は自然の耕耘機、土壌改良屋のようなものだ。

環境が改善されるとやがては普通のお好みの植物も生きることが出来るようになる。

狭い庭でも世代交代、ステージのトランジションは厳密に粛々と行われる。



雑草と思っても適度に残しておくこと!



シバも望まない場所に蔓延(はびこ)れば立派な雑草だ。気に入って植えていた筈のグランドカバーも次の年には殆ど雑草。グランドカバーが想定外の花壇にも入り込んでくるし、グランドカバーが気に入らなくなって変更しようとすると途端に始末が悪くなる。よくある話だ。

お仕着せのグランドカバーは剥げたエリアには進出しようとしない軟弱もの。 困りますね。



雑草と呼ばれる類は、概ね、小ぶりで、近づいてよく見ると魅力的なh名を付けていたりする。虫眼鏡で鑑賞するなら雑草も上出来のフラワーだ。