ページ

山椒(サンショウ)を植える


山椒(サンショウ)を植える
山椒は日本のハーブ?香辛料?日本らしさを感じさせる植物です。山に行けば何処にでも見つけられそうな雑木の一つでしょうね。

山椒の葉はアゲハチョウの幼虫が好むので時々蝶が訪れます。運がよければ幼虫から蛹(サナギ)、成虫への羽化を見ることが出来ますが、難敵は鳥と蜂。ブッシュで覆ってやらないとあっという間に鳥の餌です。子供の教育のために山椒を植える親御さんもおられるとか。

山椒の樹はそのままでも良い匂いがします。シーズンを通じて利用できます。
  1. 春。若々しい新葉は、田楽に添えたり、魚の煮付けに入れたり。木の芽あえにしたり。
  2. 春。花が咲いたら花山椒。これは?
  3. 夏。青い実を付けたら。佃煮。青山椒とか生山椒とか。
  4. 秋。青い実が赤くなります。
  5. 秋。この赤い実は茶色に変わり中から黒い種が飛び出します。この状態を割れ山椒というらしい。固くなった皮を粉にして普通の粉山椒ができるのでしょう。
  6. 幹は擂り粉木にできるそうだ。

サンショウの育て方
  1. 乾燥は苦手。過剰な湿度も嫌う。
  2. 腐葉土・栄養を好む。ペーハーは弱酸性(ph5-6辺り)。意識して石灰を撒く必要は無い。
  3. 植え替えは難しい。枯らすことが多い。植え替えしなくても突然枯れることがある。
  4. 植え替え時は、深植えしないほうが定着の確率は高い。
  5. 増やし方は接木が普通だが、気難しいので確実とは言えない。
  6. 実生のものも途中で枯れてしまう確率が高い。
  7. 自然のものは棘もあるし、雌雄がある。雄には実をつけない。 雌雄は花を咲かせないと分からない。
  8. 改良品種の朝倉実山椒は雌雄が無く、棘もなく、辛さもマイルドで、今は殆どこれが流通しているらしい。
今後の処方箋:

(1)庭にある山椒は今のまま栄養を補給しながら育てる。
(2)突然の枯れ死に備えて接木を行う。2年に1回程度。
(3)実生のものは場所が特別悪くなければそのまま育てる。(無用と分かって切るのはいつでもできる)
(4)採取した種は実生を狙って撒く。次期は春がいいらしいが自然は如何考えても秋まき。冬を越せたものにチャンス有ということか。



中国山椒「花椒」を植える

中華料理に使うにはやはり花椒でしょう。花椒の苗木を手に入れることが出来たらの話ですが、どこにも見当たらない。如何いう訳でしょう。


山椒・アゲハ・幼虫