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ガーデンプラン(ガーデニング・プラン)


雑草対策の戦略的アプローチ「ガーデンプラン」(ガーデニング・プラン)




雑草戦争は雑草の管理です。草花の管理、樹木の管理と基本的には同じです。

管理は植物の特性を見て行います。


  • 水を欲しがる。
  • 光を欲しがる。
  • ペーハーを欲しがる。
  • 栄養を欲しがる。


園芸品には欲しがるものを与え、雑草と認識したもには欲しがるものを与えない。

特性を何処まで理解するかで管理のレベルが変わる。

園芸品種と雑草の特性が同じなら、

  • 物理的対処(カット・引き抜き)
  • 化学的対処(除草剤)
となる。この2つは最初の手段であり、最後の手段である。



理想的には園芸品の管理の中で雑草を駆除していきます。ここで言うことは常識ですが雑草戦争では最大重要なことです。

園芸品の管理が不適切・不十分だと、雑草に付け込まれるということです。色々な園芸品種を好き勝手に植えていると園芸品の出来栄えは不満足なものになるだけでなく、多様な雑草が所構わず出現することになります。

<適切な園芸品種の特性管理>

基本に戻りますが、ガーデニング・プランってとても大事なことです。なんて今頃言われても後の祭り。木の植え替えなんて体力消耗するしね。まあ、それでも、ガーデニング・プランとは何か、改めて考察することにしましょう。

一番の基本は、土壌と日照。

土壌はある程度コントロール可能です。どのエリアを酸性にし、どのエリアをアルカリ性にするか。水はけも土を調合することで改良できます。

日照はコントロール出来る要素と出来ない要素が有ります。庭の周囲の建物や大きな樹木などの状況で基本的な制約が入ります。日照の最大値は制約の中にあります。一方、新たに植樹したり遮蔽物を置くことで光の量を減らすコントロールはできます。

(プランの前提)

(1)ガーデンレイアウト図

(2)既存の建物と大きな樹木の影響を考慮した日照時間区分を入れます。

此処まではギブンコンディション。プランの前提に相当するものです。土地の作りや水はけも極端な状況があれば、ギブンコンディションとして入れて置きます。

(3)土地の作り・水はけの状況

(プランの基本)=コンセプト

此処が一番大事な仕事です。どんな庭にするか。いろいろな切り口で考えてみる。

洋風、和風、和洋折衷。アダルト専用の寛ぎ空間。大人が運動も出来る。ストレッチ、エアロビ。子供が遊ぶ空間。遊戯施設をおく。ペットと遊ぶ空間。ガーデンパーティの空間。広場が主体。花壇が主体。蝶が集まる空間。果樹主体。鳥が集まる。収穫して楽しむ。菜園主体。机・椅子を置いて休む空間。東屋・パーゴラを置いて寛ぐ空間。夜間も照明をつけて利用する空間。

狭い庭ですからあれこれ考えても結局出来ること、着地は一つです。

目的を絞ること。例外ケースにばかり目が行くと何も決まりません。庭のお客様=利用する人。管理者(普通は自分)と利用者が一致することもありますが異なることも有ります。誰にとって気持ちいいことが喜びか。

<管理者=自分><利用者=誰?><用途=何?>。