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ヒマラヤユキノシタを植える


ヒマラヤユキノシタを植える

ヒマラヤユキノシタ

まあ此花は地味です。花自体はピンクの華やかな色をしているのですが、花弁も遠慮勝ちで寒い地方の花なんだろうと思わせます。葉は大きく地面を覆うように広がります。可愛いものでは有りません。性質は強く、特に面倒を見なくても勝手に育っています。かと言って周りに浸食する力は強くない。四方八方に延びたり飛び散ったりはしない。

日陰のグランドカバー

地面を覆う形で葉が出てくるので雑草の抑止になることは期待できるが、一枚一枚の葉が大きいのでそれなりに大きい庭でなければ見栄えがしない懸念がある。しかし見栄えなどこの花が好きな人には関係ありません。

工夫の一つとしては、漫然とグランドカバーにするのでなく、地面の終端が壁になっているような場所のカバーとして利用するのがお勧めです。庭が家屋の基礎にぶつかる所や、隣の敷地との境界に塀などを建てている所での利用です。庭の終端部(境界)は向きにも寄りますが日当たりが悪く、雑草も放置されがちになります。軒下になっている場所は乾燥した環境になります。ヒマラヤユキノシタにとっては好都合な環境になっている可能性があります。



因みにアジュガは乾燥に弱いので軒下には向きません。木の根元、庭の塀の立ち上がりなど。



ヒマラヤユキノシタの育て方

過剰な湿度はあまり良くない。水遣りは控えめに。

日本の夏の直射日光には耐えられない。あの大きな葉が一度に焼けてしまうのでしょう。木の根元など半日陰が良い。

根は浅く横に張る。岩場の悪環境で生き延びてきたからだろうか。土壌作りが出来ていない場所でも植えることができるかも知れない。

ヒマラヤユキノシタの増やし方

サイトを見ると、株分け、茎挿し、の言葉が並ぶ。何れも容易ということだ。茎に目が付いていても付いていなくても、地面に横たえておいて、上に数センチの土をかければ根が出て目が出るとのこと。イージーすぎる。本当かな。やってみて損は無いでしょう。