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木の実の発芽(実生のポイント)


木の実の発芽(実生のポイント)

木の実

犬も歩けば木の実を見つける。公園。並木道。散歩道。山野の歩行路。木の実は赤い実が多いのは何故だろう。木の実の中には種(種子)が収まっている。木の実と樹木の関係がはっきりしているときも有るが、何処から来たのなんてこともあるかな。

果物や野菜を食べるときも多くの種に出会う。食べ物は知っているが、どのような木にこの食べ物は成ったのか分からない時もある。とは言え、昨今はネットで調べればどんな木かぐらいは簡単に分かります。

結局、実や種はどこにでもあります。

しかし、特徴ある、あるいは由緒ある種を手に入れるには努力が必要でしょうね。

<花の種>

木の実と違って、花の種は丈夫で長持ち。乾燥にも強い。小さく軽く、近くも遠くもカバーする。近くで芽生えれば群生によるコロニーの強化。動物、風、水で運ばれ遠くで芽生えれば新天地を開拓する。種はダメージを受けない。

<木の種>

木の種は直ぐ傍では困る。実が落ちただけでは発芽させたくない。果肉は発芽抑制剤が入っている。多分。動物や水で運ばれる。種(果肉)はダメージを受ける。



発芽させる工夫

  1. 果肉を除去する。種を丸裸にする。
  2. 乾燥させてはいけない。ドライフルーツ状態は最初から駄目。潤った果肉に包まれたもの。
  3. 果肉を取ったら直ぐに土に入れる。
  4. 土は保湿性の高い腐葉土を使う。まあ、サルが木の実を食べて種が朽ちた落ち葉の中に落ちていったとイメージします。
  5. 冬を越す。木の実は秋。冬をまたいで張るに芽生え。1回寒い思いをさせなければいけない。言ってみれば気温5℃以下の日が連続10日間とかを経験させる。
  6. 春には、光はしっかり当てる。芽生えたら光を当てるでもいいし、ひかりをたっぷり与えると芽生えると理解してもいい。温度と光ですね。
  7. 敵は、まず実として充実していないと駄目です。中がすかすかとか。虫に食われていると駄目です。森で拾った実には既に虫が潜んでいることも。カビに犯されていても駄目です。落ち葉の中は落ちてくる種を襲う虫や菌が待ち構えていて瞬く間に餌食にします。
  8. 全て万全のつもりでも発芽率は控えめに。十に三つでいかがでしょうか。三割打者ですよ。