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青梅市を地獄に落とすウメ(梅)の病気「プラムポックスウイルス(PPV)」

http://en.wikipedia.org/wiki/Plum_pox

青梅市を地獄に落とすウメ(梅)の病気「プラムポックスウイルス(PPV)」

まあ、梅の病気は、昔なら連想するのは梅毒だったかもしれないが、今は「プラムポックスウイルス(PPV)」の感染だ。プラム(梅)ぽっくりウイルスと呼べなくもないが、プラムポックスウイルス。

プラムポックスウイルス(PPV)

バラ科サクラ属のウメ、モモ、アンズなどに感染する。

ウメ農園で感染が確認されると伐採が国(厚労省?農水省?)によって実施される。若干の費用が給付されるが、再発予防のために3年間はウメを植えることが出来ない。ウメ農園の1割感染なら全部伐採。1割未満ならその周囲2回り分だけの伐採でよい。

公園のウメも農園のウメと同様の扱いとなるが、民家が個人的に植えているウメは伐採の対象にならない。これが片手落ち。民家のウメだって感染するのだから、その木が残っている限りはウメ農園に梅が戻る日は来ない。子供でも分かることだが、政府は分からない理屈で踏み切らない。

しかし、

伐採しか手がないというのがあまりにもお粗末だ。農業研究者は何をやっているんだろう。伐採なんて過渡期の政策で、青梅市みたいに20万本も切るような話になれば全く違った発想をすべきだ。

品種改良、殺菌剤、何でもいいが、発生・感染のルートをスマートにできないか、助成金を出してでも強力に研究開発を進めるべきだ。



http://www.maff.go.jp/pps/j/introduction/import/isyubyou/pests.html

http://www.maff.go.jp/pps/j/introduction/import/isyubyou/pests.html


青梅市は薬を使いすぎて菌が抗力を持つようになったしまったのかも知れない。

大変な事態になっているのに、技術化学が出てこないのはどうにも不思議だ。問題の大きさを理解できていないのだろう。