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シマトネリコを植える


シマトネリコを植える

  1. 広葉常緑樹として光沢ある葉も魅力的だ。花は白い色の房が垂れるようで品があるというより地味な印象が強い。基本的に、緒熱帯から温帯の植物なんだろう。暑さや乾燥には比較的強いようだが、夏の直射日光では葉焼けを起こすとの事。残念は耐寒性が今一弱いこと。零下3度なんて滅多になることはないが昨今の激しい気象変化の中ではシベリア寒波の洗礼をいつ受けるとも限らない。幹が細いことも懸念材料だ。寒さに耐えるようにするには幹を太くするように時間を掛けて成長させればいいのだが、この樹木ではその方法が有効かどうか懸念が残る。
  2. 大きい木をいきなり植えると寒い場所では先ず間違いなく失敗する。小さめの木を最初は鉢植えにして、厳寒期は屋内に取り込むか寒さ対策を施して越冬させる。1冬か2冬経験させてから露地植え・地植えにする。春先に降ろして根の張りを確保する。露地に下ろしても3シーズン程度は越冬対策(囲い・幹巻き・厚手のマルチング)を施し、徐々に寒さに慣らしていく。
  3. それでもこの樹木の場合は、細い枝や葉は越冬できない可能性が高い。枯葉をつけての越冬ならよしとする。春には新芽が出てくることを期待する。結果、落葉樹のような管理になるが止むを得ない。