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ブルーベリー(ラビットアイ)受粉失敗

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ブルーベリー(ラビットアイ)受粉失敗

  1. 名前の分からないラビットアイが2本。恐らく、ホームベルとウッダートと推定しているが、これまでは近く(3メートルくらい離して)に植えていたので受粉も出来て実を付けてくれたが、間を少し伸ばして5メートルくらい離して置くようにしたら、うまく受粉できなくなってしまった。距離の問題もあるが間に別の樹木を挟む形になったのがいけなかったのか。
  2. 受粉に失敗した花は花びらが黙って縮むだけの姿になるのでよく分かる。因みに上手く受粉できると花弁はすとんと落ちる。 
  • 対策
  1. ブルーベリーの紅葉は見栄えがするからラビットアイを2,3本新たに植えても良いかな。花を咲かす程度に小さなもので十分。ブルーベリーは花の時期が様々で受粉を確実にするには時期を合わせる必要が有る。
  2. もっと確実で簡単な対策は移動は面倒だが、隣り合わせにレイアウトすること。 鉢植えだからできない相談ではない。

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ブルーベリーの受粉

ブルーベリーは虫媒花。ハナアブ、ミツビチ、マルハナバチ、などらしいが、なかなか姿を見ない。殺虫剤を撒けばますます虫がいなくなってしまう。近所が農家なら駆除されているかも知れない。なかなか難しいね。

人工授粉を真面目に考える必要が有りそうだ。「ブルーベリーの人工授粉」はしかし効率は悪いらしい。花を傷めないように柔らかい筆先とか使って適当なところに落として次に別のブルーベリーの花にくっ付けるようにする。同時に花が咲いていないと難しい。冷蔵庫などで保管して花が咲いてから使ってもいいかも。

しかし

無精者、面倒くさがりには人工授粉なんて絶対に似合わない。やはり、あと何種類かラビットアイを植えて、受粉しやすい環境を作ること。そのためには、虫たちが日常的に訪問しやすいように花を咲かせる花木類を整備することも大事だろう。 コニファー類や常緑樹をあまり中心に考えて庭木を揃えるのは好ましくないことになりそうだ。

ブルーベリーの開花期:
4月から5月。ラビットアイは少し遅い。また寒冷地も少し遅くなる。

ナガミヒナゲシの種を採取する



ナガミヒナゲシの種を採取する
  1. オレンジ色の薄い花びら。 素敵な雑草だ。これを庭に植えようとしてもなかなか上手く行かない。たまに勝手に道路わきに生えてくることもあるが落ち着くこともない。
  2. 久しぶりに庭植えにチャレンジすることにした。先ずは種の採取。街中を散歩すると6月になれば花は終わって種の入った穂/鞘の形になっている。鞘の中には小さな粒みたいな種が入っている。
  3. 種は冷暗所に保管しておいて、冷暗所と言っても冷蔵庫ではない。直射日光を避けて暗い部屋に入れて置けば十分だろう。ポリ袋に入れるよりは紙の袋に入れて置いた方が良さそうだ。
  4. 夏が過ぎてやや涼しくなって台風とか秋雨とかの時期になったら種をまけばいいでしょう。 
  5. 一番の問題は狭い庭だから適当な撒く場所が見つからないこと。

雑草雑学が面白い-3

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  • 雑草とは何か

再び考えてみると、なかなか難しい。植物とは何かとか、命とは何かとか、

雑草とは環境を克服して命をつなぐことに優れた植物。だから全ての植物は雑草とも言える。命とはそういうものだ。

対する栽培植物は、環境は人が提供する。人の手が離れると生き残れない。栽培植物の戦いは、より大きく、より形よく、より甘く、より特徴的であることも要素に入って来る。人の価値観に沿う資質の競争。

自然界で生き残る資質とは別物だ。栽培化植物には自然界での生き残り競争にも強い資質のものも生まれてくる。交配、突然変異、遺伝子組み換え。



環境は変わる。植物が環境を変える。人もまた環境を変える。相互作用が作り出す環境。 プレイヤーは次々と変わる。人の現世と同じだな。人もまた雑草。環境に適応できなければ弾き出される。植物は資質を変えるのに長時間何世代も必要だろうが人は一代で変えることも出来る。変わろうと思えばの話だが。

雑草を雑草のまま楽しむのも共感が持てて良いかも知れない。



誰が未開の土壌に先着し、誰が先陣を駆逐して、誰が空間を支配するか。栽培植物(園芸品種)を雑草の中に放置するとどうなるか。興味が尽きない。小さな庭でも宇宙のような時間が流れる。

雑草雑学が面白い-2

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雑草の競争シナリオ

植物の競争戦略。

(雑草学者ベーカー纏め)


植物(その起源に於いては全て雑草)は人と出会い、人の評価を受けて識別されドメスティケーション(栽培化)を経て雑草と分離された。偶然あるいは意図的な交配を経て雑草と栽培植物の交流は継続した。今なお続いている。全く人間の身勝手の結果だが。

雑草の生き残り戦略~Baker(1974)の12項目

ネットで探すが見つからない。引用は多くされているが、多分常識的な内容なのだろう。若しくは、今の科学的センスからすると意味不明が含まれるのか。



もう一つの雑草の定義。

それは「逆境を克服する力を持った植物」ということだろう。スーパーパワーの持ち主。




  1. 「種子の発芽に必要な条件が複雑」 一体どういう意味だろう。色々な条件が整って初めて発芽。うっかり発芽するようなポカはしない。環境の整備を見極める力があるということか。
  2. 「発芽がバラバラで種子の寿命が長い」 う~ん意味がまとまらないね。前項の内容の一つにならないのかな。種子自体がタフというのは必須か。
  3. 「成長が早く速やかに花を咲かせる」 分かる気がする。スピードは環境変化リスクを軽減できる。
  4. 「生育可能な限り長期に渡って種子生産する」 数は力なり!かな。長期と言うと環境変化の中でということになりそうだ。何処かでジャストピントの種子の放出になるだろう。
  5. 「自分だけで種子を残す方法を持っている」 そうだろうと思うものの具体的にはどういう内容なのか分からない。
  6. 「特定の昆虫に頼らず花粉を運ぶ」 
  7. 「条件が良い時に種子を多産する」
  8. 「条件が悪い時にもいくらかの種子を生産することが出来る」
  9. 「種子を遠くへ運ぶ仕組みを持つ」
  10. 「切断されても強制な繁殖力と再生力で増えることが出来る」
  11. 「人間が耕すところより深いところから芽を出すことが出来る」
  12. 「競争を有利にするための工夫がある」
成る程ね。あまり学術的ではないね。文科系の頭の言葉遣いに見える。植物学者の中にはこの程度で十分な人もいるかもしれない。事実確認は不明でも気持ちは伝わってくる。

別の人(日本人)がまとめた記事(PDF)の方が話はまとまっていて分かり易いが、箇条書きにする知恵が無かったのは残念だ。植物学者の限界か。

雑草雑学が面白い-1

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雑草は勝者か敗者か?

定義すらままならないが、好きな花を植えて楽しんでいるとその周りに雑草が芽を出して茎をのばして纏わりついてくる。放っておけば雑草に埋もれてしまう。
土がむき出しになった場所に最初にやってくるのも雑草。水も肥料もやらないのに。

人の「お気に入り」になれなかったということで雑草は敗者。

地表面あるいは空間を支配する競争では勝者に違いない。

但し、土壌や日射の変化は勝者を変えていくから、何か一つが勝者のままで居座ることは難しい。変化する環境に適応しながら多様な生き方を実現したのが雑草。

人が環境変化の要因になることもある。人が作り出した新しい環境は、恐らく新しい雑草を生み出しているだろう。



雑草が存在するのは、ある人たちの怠慢だ。

どんな植物にもそれぞれの役割や物語があるのに、それが適切に紹介されていない。

土建屋や机上デザイナーの詰まらない知恵は迷惑物・邪魔者で一括りして駆除する頭しかなかった。人工的な公園や道路を良しとする愚かな人たちが雑草を作り出している。不十分な知恵を隠すために雑草として片付けている連中だ。

ヒガンバナ(彼岸花)を駆除する



ヒガンバナ(彼岸花)を駆除する




  1. 埼玉県の何処かにヒガンバナを大量に咲かせて有名な公園があるらしい。(巾着田?)群生は見ごたえがあるだろう。しかし駐車場のトラブルが多く出かける気にはならない。
  2. ヒガンバナの赤い色が美しいから路傍で摘み取って家に持って帰ると親に叱られた。家が火事に合うからというものだ。確かに不吉な雰囲気も漂う花だ。
  3. とは言えわざわざ駆除するような花でもあるまいが、全草有毒。特に鱗茎にアルカロイド(リコリン、ガランタミン、セキサニン、ホモリコリン等)を多く含む有毒植物とあるから不用意は禁物か。

ススキを駆除する


ススキを駆除する




  1. 風流物の代名詞みたいなススキは実際に狭い庭兄など植えたら大変なことになる。先ずはそのサイズ。足元根元は地下茎なのかぐいぐい広がるし、葉は下手に触ると指を切りそうな鋭いエッジを持ってこれもぐいぐい伸びて来る。
  2. 風で葉が揺れるたびに周りの植物を切り裂いてしまう。恐ろしいほどの競争戦略を持っていた。黄色い花をつけるだけのセイタカアワダチソウが健気に見えて来る。
  3. 特別な目的でもない限り、庭にススキを入れるのは止めましょう。
  4. 何処かで見たやり方だが、大きめの植木鉢に入れてなら広がりも限定できるので楽しむ範囲で育てることが出来そうだ。


セイタカアワダチソウを駆除する


セイタカアワダチソウを駆除する

  1. 遂に出ました悪名高き「背高泡立草」です。日本の景色を変えた外来雑草の代表種です。
  2. 狭い庭ならそれと分かる前に引っこ抜かれて終わり。



  • 自滅のシナリオ
  1. セイタカアワダチソウは根から毒素を出すらしい。葉にも毒素があるようだ。回りの動植物を駆逐する。成長抑制成分。小動物にも悪影響。
  2. セイタカアワダチソウが欲しがる栄養素を独占的に取り込むから地中から栄養素は無くなる。すると最早生存できなくなる。自滅。
  3. 自滅後は毒素が微生物によって分解され普通の植物が戻って来る。
  4. セイタカアワダチソウの肥料が継続的に供給されるには周りの植物も適当に存続している必要が有る。共存の関係。今の日本景色はぼんやりとした共存関係が成立しているように見える。
  1. 因みに。セイタカアワダチソウが自滅するとススキが入り込むチャンスが生まれるようで、外国に渡ったススキはセイタカアワダチソウを駆逐する外来雑草になっているらしい。線路の脇の争いは地球規模の争いになっているのかな?。

クズ(葛)


クズ(葛)

つる性で繁殖力が強い。低木は成長を妨げられる。植樹した若木も犠牲になる。

地下茎で繁殖するため駆除が難しい。

一方で、葛の根はくず粉として食用される。

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大柄な植物だから小さな庭に入り込む心配は皆無。気にする必要はない。花を楽しむためにむしろ移植したいと思う人もいるだろう。花には独特の香りがあるらしい。

嫌になったら根こそぎ引っこ抜けば済みそうだ。ケミカルを使った駆除方法もある。




アキノノゲシを駆除する


アキノノゲシを駆除する

  1. 何となくよく見かける花の様だ。多分、春のノゲシも存在するのだろう。花を見ると黄色の花びらでタンポポに見えてしまう。厄介だな。春も秋も。
  1. ノゲシはケシの仲間と思うが見た目はだいぶ違っていないか。

メルケンカルカヤを駆除する


メルケンカルカヤを駆除する

  1. どの写真を見ても識別できない。雑草らしい雑草だ。兎に角、ちょん切りするしかない。狭い庭で繁殖する心配はないだろう。
  2. 名前の通り外来種。西日本で広く分布。関東に広がって来ているとか。

今年のコニシキソウは?2017年


今年のコニシキソウは?

梅雨に入る頃になったが今年のコニシキソウはどんなものでしょう。庭の雑草を払ってみたが敵の姿が見えない。

今年はコニシキソウの出足が悪いのか。継続的な対策が功を奏したか。敵の姿が全く見えてこないと寂しいもんだ。夏の日照りでグランドカバーや他の雑草の勢いが衰えた時に顔を出してくるだろうが、今のところは大成功。少なくとも今まで試行錯誤した結果は正しかったと言えそうだ。

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今や狭い庭の最大の課題はシバの雑草化だろう。花壇エリアまでシバが頑張ってくれて駆除方法が見つからない。背を伸ばしたらハサミでチョッキンとやるしかない。まあ、芝生は光がないと弱いので背丈の有る花を植えてやれば多分簡単に問題解決するだろう。



今年は例年ほど芝刈り機を掛けたり雑草駆除をやっていない。だから庭は程よくシバとクローバーと雑草が伸びて地表がむき出しになっていない。コニシキソウの出番が作れていないのかも知れない。 言い方は妙になるが、嫌いでない雑草(シバ、クローバーなど)で嫌いな雑草(コニシキソウ)を抑制していることになる。



(追記)

今年は庭の手入れをサボっていた。その為、9月になると、グランドカバーにもあちこち剥げ(ハゲー!違うだろう!の剥げ)が 目立ってきた。雑草も背丈を伸ばすようになった。ハゲ(土がむき出し)の周辺を見るとコニシキソウが頑張っている。知らずに踏んづけたのだろうあの独特の臭いにおいが漂う。

早速、根こそぎ引き抜く。丁寧に力を入れて途中で切れてしまわないように注意しなければいけない。

引き抜いたコニシキソウは他の植物と分けて簡単に土に戻さないように注意すること。

コニシキソウは土が剥き出しになった地表を真っ先に塞いで土壌の湿度を保持してくれるので本当はあまり嫌うべき雑草でもない。土壌環境が良くなると他のもっと強い雑草が勝手にコニシキソウを駆除してしまう。だから、匂いや姿形が特に気にならなければ放置すべき雑草かも知れない。

ヒロハホウキギクを駆除する



ヒロハホウキギクを駆除する

  1. これも見てすぐ雑草。嫌いな雰囲気。問答無用で引き抜く。
  2. よく見ると花はそれなりに可愛いものだ。マクロで写真に収めてから引っこ抜くのが作法と言うものだろう。

ヒメムカシヨモギを駆除する


ヒメムカシヨモギを駆除する

  1. 見た目も悪い。見つけたら問答無用で引っこ抜かれるだろう。庭の主が目を光らせている限り繁殖のチャンスはないだろう。

ヒルガオを駆除する


ヒルガオを駆除する


散歩していても割とよく見かける。雑草と言うには花はサイズもあるし色合いも品もある。雑草と言うより普通に植えても良さそうだ。

地下茎で増える多年草。朝顔は種で頑張る一年草。



ドラマの昼顔のタイトルはここから?。

ヨウシュヤマゴボウを駆除する



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ヨウシュヤマゴボウを駆除する
  1. 味噌漬けなどにする山菜のヤマゴボウとは別物。
  2. 毒性があってワインの着色料としての使用は禁止された。

  1. この毒性植物が何ということか狭い庭に堂々と植えられている。人の好みはまさに好き好きなのだ。駆除するどころの話ではない。
  2. 自家製染色に使えるのが理由。草木染めの一つになるだろうか。地味な趣味だな。
  3. 花は小さく地味なものだ。観賞用というより実用品。
  4. 結構大柄の植物だから狭い庭なら勝手に生えて来ても途中でカットされたり引き抜かれたりして消えていくだろう。 
  5. 油断大敵。いつの間にか知らん顔して庭の隅に収まっている。