ページ

恐怖のメイフラワー|ワシントンソーン2

/

恐怖のメイフラワー|ワシントンソーン2

ワシントンソーンの名前の由来であるソーン:棘を一度見たら誰でも恐怖する。長さ5センチにも達する鋭い棘はどんな動物とも妥協しないだろう。しかもその方向が全方位。成長前のトゲでも十分強力だ。剪定した枝にうっかり触っても痛い目に合う。

ワシントンソーンの回りに実生の小さな赤ちゃんが顔を出して今は数本が顔を出している。場所を移そうと思って根元をシャベルで探り始めて驚いた。この赤ちゃんは地下茎?(親木の根)から伸びているのだ。

そうなんだ。まだ花も咲かせない。実も付けない時に、どうして実生かなと思ったのだが、その時は気付かないうちに僅かに花がさいて実を付けたのだろうと勝手解釈をしていた。しかし、実際は花は一斉に華やかに少々癖のある匂いを発散させながら先、実は鮮やかな赤色。知らないうちにと言うのは無理だったのだ。正体は地下茎と言うべきなんだろうか、横に伸びた根から枝(幹)を伸ばし始めていたのだ。土壌が悪いとこういう非常手段を使うのだろうか。

此の樹木は一度根づいてしまうと簡単には駆除できないものかもしれない。根を手繰って全部掘り上げるくらいにしないと根絶はできない。

赤い実を食べた鳥などによって遠地へ子孫(種)を送り、近場は地下茎?(Rhizome)で他の植物を圧倒する。まさに恐怖のワシントンソーンというわけだ。

Washington Thorn (Rhizome)