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芝生を植えるときの土壌の作り方


芝生を植えるときの土壌の作り方

芝生の土

劣悪な業者の盛り土だから、中は粘土質の赤土と石がごろごろ。整地もしていなくて傾斜もばらばら。酷いものだ。土壌は年数がたてば自然と改善されるものではないから、意識して改善に取り組まなければいけない。


庭にショベルカーを入れて掘り起こして根こそぎ土を入れ替えるのがベストだろう。しかし、予算もあるし、既にそれなりに植物も育っている。

(1)粘土質の改善

これは簡単?。ひたすら砂を入れていけば良さそうだ。 砂をどのように入れるか?。

一番下の土壌をしっかり耕して、その上に砂の層を数センチ作るのが本来です。しかし、一番下が粘土層なら、粘土層に砂を混ぜて粘土層そのものを改善する必要があります。しかし、この方法は際限が有りません。ですから、粘土層の上部を簡単に耕して均して、後は黙って砂の層を作ります。気持ち厚めの砂の層に作ります。

砂の層の上に腐葉土を数センチ入れる。可能なら10センチぐらいまで。

腐葉土の上に芝マットを敷いていきます。 腐葉土に直接種を巻いて良いですが、仕上がりには時間も手間も掛かります。

芝マットを敷いたら目土を施して、散水します。

エアレーションは意識して深くやります。密度も高くします。

(2)石の除去

これも簡単?。ひたすら耕して、ごろ石は直接手で除去し、砂利石はフルイに掛けて除去します。

しかし、これも際限が無いので、他やガスの葉せいぜい10センチぐらいの深さにとどめます。

大きなごろ石があるところは、芝(他の植物でも同じ。雑草も含めて)が育ってきませんから、後で狙い撃ちして除去します。

(3)既存の芝の密度が充分な場合

芝の根が充分な密度で伸びて元気なら、A4サイズぐらいの大きさになるように4辺をカットして引き離します。手製の芝マットです。芝を引き剥がした下の土壌の改良を行います。

(4)既存の芝の密度が不充分な場合


芝の密度が不十分なら、目土とオーバーシードにより密度アップを図ります。この場合は砂を使います。芝を上方に誘導して粘土層・砂利石層から離す。砂が粘土層に混じって少しは改善される期待がある。


(5)芝の密度アップが期待できない場合

苗床(マット床)を作って個々に移植します。苗床はダンボールの箱に腐葉土をしいたもので充分。通気通水のために小さな穴を開けておきます。





<必要な道具>


  1. 熊手:
    先ず、熊手(クマデ)。大き目の頑丈な熊手。小さな庭でも土を耕す(穿り返す)のは容易でない。取っ手の部分も大きいほうが力が入る。
  2. フルイ:
    熊手とセットで使う。荒さの違う3種類の網がセットになったものが売られている。
  3. レーキ:
  4. パンチ:
  5. カッター:
    スクエアに切り出すための道具。
  6. 芝刈り機:
    狭い庭でも電動芝刈り機。狭い庭だと手押しは返ってやり難い。と思う。
<必要な材料>
  1. 目土:
    砂。焼き砂となると結構良いお値段になる。
  2. 腐葉土: