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果樹と野菜の「袋掛け」 ~病害虫対策の決め手~




果樹と野菜の「袋掛け」 ~病害虫対策の決め手~
狭いに庭の果樹や野菜は超貴重品です。果実は宝物。大事にしたい。病害虫対策も怠り無くですが、手抜きしたい本音もある。そこで利用するのは傍目には見苦しいが袋掛けです。

鉢植え
  • 鉢植えは置き場で工夫する。日当たりと風通しが良い。雨が当たらないところ。此処は病害虫が苦手。
露地植え
  • 袋掛け。雨が入らないように蓋をしっかりする。鉢植えでも袋掛けは有効。
病害虫の日常点検
  • 変色、斑点、変形、虫食い跡、汚れ、虫などの有無を日頃からチェック。
  1. 大きい虫:手で捕捉。割り箸でもいい。所謂捕殺だ。
  2. 小さな虫:葉についた小さな虫(ハダニ、アブラムシなど)は水で洗い流すこと。ただし、洗い流す作業は直ぐに乾くように晴れの日に行なうこと。雨の日は関係ないから、結局、曇りの日は駄目、天気のいい日でも夕方は駄目、風は適度にあったほうが良い。
  3. テッポウムシ:果樹に限らないが被害は深刻なので幹の穴・木屑に注意する。
  4. ナメクジ:樹木は深刻になることは少ないが、数が多ければ駆除したい。野菜の場合は確実に駆除したい。
  5. 葉の斑点、変色、変形などは病気の証拠だが、この時は申告だ。果樹・野菜では基本的に無農薬を目指したいから。収穫後や花を咲かせるずっと前なら気に成らないが既に花を咲かせて果実形成に入っていたら薬は使いたくない。⇒風通しの確保、病気の部分の切り離し、などのために軽剪定を行なう。深刻な場合は樹木自体の保護のため収穫を諦めて農薬を使用する。

袋掛けを楽しむ

袋掛けの単位

  • 果実のサイズが大きいものは一つずつ1個単位に袋掛けする。
  • 小さいものは複数纏めて袋掛け
  • 房または一塊になっているものは纏めて袋掛け。
  • 中途半端なサイズの果実は面倒だけど、果実の状況を見て個別にするか纏めるか判断する。

袋掛けの対象となる果樹

  1. ×アメリカンチェリー(実生・苗木)
  2. アンズ
  3. イチジク(△困難)⇒冬越対策
  4. ●ウメ
  5. カキ(△有望)
  6. ×キウイ⇒緑のカーテン
  7. ×サクランボ
  8. ×セイヨウナシ(オーロラ)⇒有望
  9. ×セイヨウナシ(バーレット)
  10. ×セイヨウナシ(ラフランス)
  11. ×ナシ(日本)
  12. ビワ(△困難)
  13. ブドウ(木立)
  14. ブドウ⇒緑のカーテン
  15. プラム
  16. ブラックベリー
  17. ブルーベリー
  18. △マンゴー(アップルマンゴー)(△困難)⇒温室
  19. モモ(△困難)
  20. ユズ(△困難)
  21. リンゴ(アルプス乙女)
  22. ○リンゴ(紅玉)
袋掛けの対象となる野菜
  1. ×イチゴ⇒有望
  2. ×カボチャ⇒有望
  3. ×キュウリ⇒有望
  4. ×ゴーヤ
  5. ×スイカ
  6. ×ズッキーニ⇒有望
  7. ▲トマト
  8. ×ナス⇒有望
  9. ×パプリカ⇒有望
  10. ×メロン⇒有望
袋掛け用の袋「果実袋
  • 袋のサイズは果実は大きくなった時のサイズをイメージして選択する。
  • 中になどが入り込まないように蓋をする。自身は直接害を及ぼすことはないが雨の後に晴れて日差しが当たるなどすると袋の中が蒸れて高温になり果実にダメージを与えたり、病害虫が暴れやすくなる。
  • どのような果実袋が販売されているだろうか?
  1. キウイフルーツ用
  2. ナシ用(梨袋)
  3. ビワ用(枇杷袋)
  4. ブドウ用(葡萄袋)
  5. モモ用(桃袋)
  6. リンゴ用(林檎袋)
袋の掛け方

サイトに分かり安く説明しているものがある。いくつか眺めてイメージを掴みたい。果梗(かこう)と果軸の違いは分からないが、1個の果実と枝元を繋ぐのが果梗、葡萄のように複数の果実を束ねている房の中心にあるものが果軸なんだろうと思うが、厳密な使い方をしているようでもない。

普通の果実は果梗が出ているので果梗に果実袋の終端を巻きつけて固定する。葡萄の場合は房の果軸に果実袋の終端を巻き付けて固定する。説明の方が分かり難いが実物を見れば一目瞭然。

問題は桃のように果梗が出ていない(超短い)場合の固定の仕方です。果実と枝を果実袋に折り込むように包んで果実袋の終端の左右を絞って最後止め金(針金)で巻くなどして固定する。試行錯誤してコツを掴むしかない。


このサイトには袋掛けを行なう時期についての説明もあって分かりやすい。




シマトネリコを植える


シマトネリコを植える

  1. 広葉常緑樹として光沢ある葉も魅力的だ。花は白い色の房が垂れるようで品があるというより地味な印象が強い。基本的に、緒熱帯から温帯の植物なんだろう。暑さや乾燥には比較的強いようだが、夏の直射日光では葉焼けを起こすとの事。残念は耐寒性が今一弱いこと。零下3度なんて滅多になることはないが昨今の激しい気象変化の中ではシベリア寒波の洗礼をいつ受けるとも限らない。幹が細いことも懸念材料だ。寒さに耐えるようにするには幹を太くするように時間を掛けて成長させればいいのだが、この樹木ではその方法が有効かどうか懸念が残る。
  2. 大きい木をいきなり植えると寒い場所では先ず間違いなく失敗する。小さめの木を最初は鉢植えにして、厳寒期は屋内に取り込むか寒さ対策を施して越冬させる。1冬か2冬経験させてから露地植え・地植えにする。春先に降ろして根の張りを確保する。露地に下ろしても3シーズン程度は越冬対策(囲い・幹巻き・厚手のマルチング)を施し、徐々に寒さに慣らしていく。
  3. それでもこの樹木の場合は、細い枝や葉は越冬できない可能性が高い。枯葉をつけての越冬ならよしとする。春には新芽が出てくることを期待する。結果、落葉樹のような管理になるが止むを得ない。


樹木用の大型の植木鉢を探す




樹木用の大型の植木鉢を探す

樹木用の大型の植木鉢を探すがなかなか難しい。



  • アップルウェアー ツリーポット 540型
  1. これは開口部は広くしてあるが、足元は絞られている。土の量は少なくなる。根の深い植物より根の浅い植物向きかな。実際に植物を植えてしまえば一人で持ち運びは難しい。

植木鉢の定義

どのように定義されているか分からないが、植木鉢の長所/短所は地面と分離されていること。分離されているから移動が可能。でも、水やりは気を使う。



底抜け植木鉢

底が抜けていれば既に鉢とは言えないが、底抜けの植木鉢があってっも面白い。根は地中に伸びるので水やりは必要。ただ、樹木の場所を変える場合は、根も枝も大きくなっているので植木鉢を壊すしかない。組み立て式の底抜け植木鉢があれば壊さないで済むかな。であれば、盛り土をして石か木材かプラスティック材で周囲を囲んでも同じことだ。樹木を移す時は普通の移植と同じ。樹木の移植は専門家に頼むしかないが、普通は諦めるだろうか。

狭いにはでは穴を掘るのが大変。下手に掘ると既に根を伸ばしている樹木とぶつかる。うっかり切ってしまえば大変なことになる。だから2階建てになるような植え方は理にかなっているのだ。根っ子同士の干渉は少しは軽減できそうだ。

花壇枠

サイトを調べると花壇枠と言うものが実質的に底抜け植木鉢の概念に相当しそうだ。枠として作られたものが販売されている。価格は小さいものでお結構高い。本格的なものは工事業者の手に掛かる。

更に手を抜くならデザイン性のあるブロックやプレートを組んで枠にしつらえても良さそうだ。


  • 横幅:80センチ前後
  • 奥行:40センチ前後
  • 背高:40センチ前後。これは場合によっては20センチ前後でも構わない。組み立てが面倒な場合は半分を地中に埋め込む形も悪くない。
を念頭にホームセンターを歩いてみようかな。40センチ四方、厚さは2センチ程度のプレートを6枚か7枚買って来れば花壇枠は作れる理屈だ。重量は約20キロになるから、車がいる。軽トラを借りるか。


雑草の効用について




https://www.google.co.jp/search?q=%E9%9B%91%E8%8D%89&rlz=1C1AVSX_enJP400JP407&es_sm=93&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=_b6KVaChEcTRmAWl2YCYDw&ved=0CAcQ_AUoAQ&biw=1067&bih=480

雑草の効用について

雑草を目の敵にしている人がいますが、目の敵にすればするほど雑草の呪縛から逃れることはできません。雑草の効用、活用について考えましょう。

雑草フリーは新築時の特権

小さな庭で目的の植物だけをいきなり植えるには、土を30センチから1メートルの深さで攫って、新たに雑草の種子などの混入されていない殺菌された土を入れることから始めなければいけません。植え込む植物も雑草と無縁の環境で育てたもので無ければ行けません。これはこれで立派な方法論で新築で庭を作る時は採用することも多い。費用はそれなりですが新築なら全体予算に紛れて気になりません。



雑草が入り込む要因

月日を経て様々淘汰や変化を踏まえた後では、また雑草も生えないエリア、雑草だけが残るエリアなど、目的の植物はすっかり肩身を狭くしている。しかし、この変化の最大の要因・原因は「庭仕事」そのものにあることが多いのです。



旅行に出掛けたり、忙しくて手間を掛ける時間が取れなかったりで、猛暑や大雨と重なったりすれば、庭の植物も状態に寄っては枯れてしまいます。肥料のやり過ぎでも、肥料の不足でも枯れる要因になります。

不測の事態で育てている植物が例え枯れたとしても尽かさず状態のいい同じ植物を植えれば復活するかも知れませんが、多くの場合はなかなか気付きません。ハゲを発見するのは時間がたってからです。ハゲのサイズはダメージの大きさや放置した期間によって大小あります。

問題はここからです。

庭に生じたハゲ(無人地帯。正しくは無植物地帯)をどのように管理するか。



雑草の効用について

庭の無地エリア(ハゲ)を復活させるには雑草の役割が必要。

植物を奪われた地表は雨と太陽光に晒されて植物にとって劣悪な環境になります。特殊な雑草だけがこの地に着地して生存できるのです。
雑草が生えると地表には適度な影が生じ湿度も維持できるようになります。次の種類の雑草がやってきます。地表は賑やかになり、住環境はさらに改善されます。

結果、漸くにしてグランドカバーの進出が可能となります。逆言えば、雑草の頑張りが無ければグランドカバーは出ていけないのです。

ハゲ(無人地帯)を消すには雑草を使うこと。雑草を抜いてはいけません。



もっとも、本末転倒になって雑草にグランドカバーが駆逐されては話になりませんから、雑草には適度にダメージを与え続けます。特にグランドカバーと接するラインやポイントではグランドカバーに併せて雑草もカットします。

雑草は基本的にカットでダメージを与えます。抜くと土を掘り返すことになって地中に寝ていた雑草を起こしてしてしまいます。雑草はカットしてやがてグラカバの日陰になるようにすれば表舞台から消えます。

雑草を抜いていいのはグラカバのエリアに落下傘降下して発芽したばかりのもの。



最後にやってくる雑草がグランドカバーと思えばいいでしょう。



<次はシバの雑草化について考えましょう>


マメコガネ(豆黄金)を駆除する





マメコガネ(豆黄金)を駆除する


コガネムシの小さな奴と思っていいのだろうか。この頃、よく目にする。見つけても、殺生は基本的に嫌いだから、如何したものか困る。庭のギャングなら心を鬼にして殺処分なのだが、本当の処は如何なんだろう?。

  1. Japanese Beetle
  2. 世界中で(特に北米で)嫌われている農業上の重要害虫。とされている。
特に、ブドウやイモの害虫。成虫は葉を食べ、幼虫は根を食べる。

見つけたら、可愛いなら写真に撮ってあげて、後は殺処分。情を掛けると大量発生して後で後悔することになります。


ブドウの場合は果実を食用にするので農薬は避けたい。収穫が終わったら薬剤を利用しましょう。地中のマメコガネを一掃したい。

適切な時期は?。

多分、収穫後と、早春でしょう。成虫には薬は効かないから、地中の幼虫にダメージを与えるようオンするのが基本。



”マメ(豆)”と名前がついていても結局コガネムシなんだ。だから駆除のためにやることは普通のコガネムシと同じ。温情を掛けていると大量発生につながって植物は甚大な被害を受ける。

今日も、ブドウの葉を必死でかじりまくっている成虫を発見。とても可愛くて、仕草も愛嬌がある。籠に入れて飼育したくなる。でも、心を鬼にして捕殺。

ワスレナグサの夏越し

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ワスレナグサの夏越し

本来宿根草であるにもかかわらず日本の夏越しができずに一年草として扱うしかない植物がある。もっとも植物そのものは本来多年草で環境変化への対応上止む無く種を作って生き延びている要素もある。環境に工夫ができるなら観葉植物みたいにだらだらと?生き続ける。

ワスレナグサは春に可憐な花をさかせるが、花後の梅雨と真夏が乗り切れない。しかし、鉢植えなら、風通しのある西日の当たらない明るい日陰に置いて適度な水やりを維持できれば、もしかすると夏越えが出来るかも知れない。落葉樹の日陰になる場所に軽く盛り土して植木鉢を置いてみよう。
  1. 風通しが良い
  2. 直射日光が当たらない
  3. 西日は厳禁。
  4. 雨にあたる。
  5. ミニマム1週間に1回は水やり。
ワスレナグサは花期が短いので狭いに庭で地植えにしても詰まらない。グランドカバーになる資質もない。だから鉢植えで適当に場所を変えながら維持するのが良さそうだ。途中で失敗した同じ鉢に購入した苗木を植えてやる。種を買って撒くのも同じ鉢を使う。

葉はナメクジの餌食になる。忌避薬を入れても良い。こまめに鉢を動かして鉢底のナメクジを駆除することも大事。庭の何処かからナメクジはやってくる。梅雨時には鉢の中に入り込む。

駄目元でチャレンジしてみよう。



ビオラの夏越し

雑草になったスミレは割と平気で夏越ししているものがある。ビオラ・パンジーも最初から諦める必要はなさそうだ。

ビオラは花期も長いので落葉樹の足元に生物マルチングとして植えるのが一つのゴール。樹木の枝葉の張りが弱いと十分な日陰を作れないので夏越しは難しい。

樹木の足元の北側には日陰ができるが南側は直射日光にさらされるので適当なもので人工的にでも何か日陰を作る工夫が必要だ。

防鳥ネットの超簡単敷設を検討する


防鳥ネットの超簡単敷設を検討する

野鳥が庭に来るのは、害虫(ケムシ)を食べてくれたり、自然を感じさせる鳴き声を聞かせてくれたり、恐竜の子孫らしい仕草・振る舞いを見せてくれたりで、基本的には歓迎だが、困ることもある。

野鳥の迷惑行為
  1. 果樹の花を食べたり、突いて駄目にする。
  2. 果樹に成った果実を食べたり、突いて傷物にする。
  3. チョウの幼虫を捕食する。
防鳥ネット試行錯誤
  • 黒色または青色または緑色のネット。もっとも醜いのはカスミ網に似た細いナイロン糸で出来た黒色のネット。
  • 間違って野鳥を引っ掛けて捕捉することは違法になる。だから、普通のホームセンターなどで求めること。通販はいつ自分が犯罪者側に回されるか分からないので使いたくない。
  • 生産農家は一帯をネットで覆うが、普通の家の庭では無理な相談。保護する樹木を決めて防鳥を考える。ボックス上に囲って四方と上部を覆えば問題ないがやり過ぎの感もある。ある程度高さを確保できれば天辺を塞ぐ必要はない。四方も下は隙間を開けて良いだろう。20センチ~30センチ。加工範囲が広い場合は無理だが、小さな庭では囲いも狭いものになるので、歩いて鳥が入ってきても自由には飛べない。敵が近づいても直ぐに逃げれるようでないと鳥は入り込まない筈です。
  • 四辺としないで三辺で省略も可能な筈だ。
  • 野鳥は揺らぐ不可解は嫌うから、フリーの網を垂らす工夫も効果的だろう。
手抜きで作るやり方

(横方向に撒きつける)

  1. 野鳥から保護したい樹木の周りにイボ棒を3本~5本程度立てる。
  2. イボ棒の長さは、地中20センチ、下隙間20センチ、1メートル幅ネット、上部余裕10センチとみて、最低でも150センチのものを選ぶ。樹木が大きい場合は、240センチ程度でも構わない。それ以上長いと手に負えない。樹高の高い樹木はそもそも無理な話だ。
  3. ネットを取り付ける位置が直ぐにボロボロになりそうだから終端部は何か保護があるとベター。
  4. 樹木を囲むようにネットをイボ棒の間をネットでつないでいく。
  5. 場所が悪くて囲むのが難しい場合は一辺をオープンにしても構わない。野鳥は警戒して嫌がるものだ。最低、2地点間を往復させてネットを張っても効果は期待できる。
(上から被せる)
  1. 植物の上からネットをいい加減に被せておく。
  2. 風で飛ばないように数か所だけ固定する。
  3. 植物とネットが擦れて葉先が傷むデメリットがある。



挿し木・挿し穂・挿し芽を楽しむ






挿し木・挿し穂・挿し芽を楽しむ




挿し木が気に入った植物があると剪定とか切り戻しとかタイミングでゴミになりかけた枝葉や茎を捨ててしまうのも躊躇われて何の気なしに試みるが殆どのものが失敗する。気合が不十分、必至が掛かっていないから失敗しても無反省だからますます成功する確率が下がる。

挿し木をする理由:

  1. 気に入った植物の個体数を増やす。
  2. 同じ種類を揃えて庭のトーンに落ち着きを持たせる。
  3. 空いたスペースを手早く埋める。
  4. 貴重な植物のバックアップを作る。
  5. 大事にしていた植物のクローンを伝承する。
  6. 生命の再生能力の神秘を楽しむ。

株分け・分球、挿し木、種まき・実生

  • この3つが手軽に増やせる方法。量産向きだ。グランドカバーや生垣用の植物はこの方法が良さそうだ。生垣でも補充用なら取り木でも良さそうだ。販売目的の生産農家も挿し木を多用するのではないか。

接ぎ木、取り木

  • 面倒そうに見える。確実に1個体を確保するには良い方法なのかもしれない。大事な個体のバックアップや命の継承にはこの方法が優れているかも知れない。ユニークな個体を手に入れた時はクローンを作って別に植えておきたい。



挿し木の方法

挿し木に使う枝は、今年伸びた元気な穂先を使うケースと、穂先を使わないで1年経過した(一冬経験した)枝元を使うケースがある。

長さは5センチ~8センチ~10センチ。まあいい加減だが植物に寄らず一致している。

付ける葉は1枚か2枚。蒸散量を抑えるために多くしてはいけないが、成長点の手掛かりは残さなければいけない。その結果が1枚か2枚で落ち着いたのだろう。大きな葉っぱは鋏でカットして小さくしても良いだろう。

発根は、切り口と思いたいが地中に隠れた葉の付け根の部分が発根の場所になるかもしれない。地中に葉の付いていた部位が1つか2つ入るようにすること。

ルートンとかいう発根促進用の薬があるのでそれも使ってみたい。

土は水はけのよいものとある。が、よく分からない。特別問題のない土なら何でも構わないのではないか。

地面に直挿しが良いのだろうが、管理的にはポットに差す方が楽。水やりは欠かせない。

(手順として纏めると)

  1. 剪定で枝を切り出す。剪定は秋冬の樹形補正のための強剪定、春の花後の軽剪定、夏の果実収穫後の軽剪定が主です。
  2. 剪定で切り出した枝は、上から下まで須く8センチの長さにカットする。
  3. 1つの挿し木枝に葉を1.5枚残し、他はカットする。
  4. 水に差す。時間は30分以上1日以内。
  5. ポットに土を入れて挿し木床をを用意する。水捌けを良くすることというが、ポットは放って置いても水捌けは良いからあまり気にすることは無い。
  6. 挿し木する場所に適当なもの(枝、割りばし、鉛筆など)で穴を開ける。深さは4センチ程度。挿し木は失敗する確率が高いので穴の数は多い方が良い。穴は4センチ間隔。
  7. 挿し木枝の根っ子にする方を一度鋭く斜めにカットしてから、発根促進剤(ルートンなど)を塗る、振りかける、漬ける?。時間は薬剤措定の時間。
  8. ポットに開けた挿し木穴に挿す。軽く土を固める。ポットの底を軽くトントンする。
  9. 軽く水を掛ける。キリの噴霧が可能ならそれを使う。
  10. 日陰に置く。強い風に当てない。ポット自体もあまり動かさない。
  11. 朝夕2回の水やりを1週間続ける。
  12. 夕方1回の水やりを1週間続ける。夕方、葉に元気が無くても翌朝には回復していたらセーフ。朝になっても葉に元気が戻っていなければ多分失敗。
  13. 3週目からは、夕方、葉に元気が無ければ水やりをする。翌朝回復していたらセーフ。葉が全部落ちて、枝・茎の色から色味(普通は緑色)が抜けてしまったら多分失敗。
  14. 2か月経過したら日向に出す。日光に当てるが過剰にならないように注意する。季節により必要なら寒さを避ける工夫などをする。
  15. 新芽などが出て着床が確認できたら挿し木は成功。本植え(地植え)を検討する。場所と時期。


以上は木本性植物を念頭に置いたが、草本性植物も基本は同じ筈。素人の乱暴な思い込みです。でも確率はさらに低くなるでしょう。草花を切り戻した時にチャレンジしてみたいですね。

イチジクの花を咲かせたい





イチジクの花を咲かせたい


イチジクは花が咲かないんだった。芋か豆かぽつっと膨らんだのが花芽だろう。しかし、まだ見たことが無い。

秋果は春に伸び始めた枝の付け根に花芽がついて秋まで成長して収穫するもの。まあ、割と普通のサイクル。何せ収穫の秋ですから。

夏果は秋に枝の付け根に花芽を付けたものが、そのまま越冬するもの。もちろん葉は落ちるので花芽だけが単独で越冬。でも寒冷地と言うか寒さの厳しい場所では花芽は耐えきれず脱落するはずだ。

ということで寒さの厳しい地域では秋果のみとなる。秋果の欠点は成長の時間が短いので実も小さくなると言うことだろう。



しかし、

花芽の部分に冬越し用のカバー(幹巻き?)を施せばチャンスはある。もし、自宅の庭のイチジクが秋の落葉後に花芽を付けていたらやってみましょう。




オオキンケイギク/キンケイギクを植える


オオキンケイギク/キンケイギクを植える


キンケイギクはなかなかややこしい植物だ。カタカナ名はコレオプシスと言うらしいが、植物そのものと植物名を正確に対応付けることが難しいとネット上に記載がある。法律では外来種のオオキンケイギクの栽培は禁止されているが、流通業者が別の名前を付ける等いい加減なことをやれば、訳が分からなくなる。法的に禁止の処置が取られるまでは園芸業界では品種改良を続けてきた経緯もある。せっかく開発したのだから別の名前で流通させたいと考えるのは人情だろう。訳が分からないからカタカナで誤魔化したくもなる。

基本的な問題は園芸店で見つけたキンケイギクが果たしてそのままキンケイギクなのかどうかが業者も含めて分からなくなっていることらしい。交配種が流通しているので線引きが困難になっていることも要因の一つ。

などと勝手な理解をして、

散歩に出ればキンケイギクらしい黄色い花が雑草宜しくあちこちに花を咲かせている。農家の人が次々に毟り取っている。もらって帰る?、止めておきましょう。

ということで、

キンケイギクを植えるのは止めました。

「李下に冠を正さず」とも言いますね。

ケムシ・アオムシ・イモムシの取り扱い方



ケムシ・アオムシ・イモムシの取り扱い方

無益な殺生はできるだけ回避したいと考えると、この幼虫たちの扱いは少し難しい。

幼虫は基本的には葉とか実とかを食べる害虫だ。成虫になったものはガ(蛾)とかチョウ(蝶)とかになるだけで害虫とは言えない。むしろ受粉を助ける益虫の部分もある。

成虫の場合、コガネムシは幹や果実にダメージを与えるので害虫でよい。ハチの仲間には卵を果実に産み付けるのでこれも害虫とする。

ガ(蛾)の仲間は大量に繁殖・発生するものがありこれは要注意。害虫として始末するしかないだろう。数匹なら可愛いものでも数が集まれば恐怖です。

ケムシ(毛虫)|画像

細かい毛を身体全体に付けた幼虫。成虫は小型のガ(蛾)。葉を食べまくって樹勢を衰えさせる。果樹の場合は果実を傷つける。

ケムシ自体は何度も脱皮して徐々に大きくなるが、姿がユニークで写真素材として面白いと思う人ぎるかもしれない。

アメリカシロヒトリ、マイマイガは躊躇うことなく捕殺。見たこともない毛虫は一応画像を検索して素性を調べること。

基本的には:

⇒幼虫・成虫とも刹処分。

発生当初の幼齢の若い幼虫には殺虫剤も効果的だが、大きくなると捕殺しか方法は無い。見つけ次第捕殺を繰り返す。発生当初の対応が遅れると被害は甚大。
冬越しは卵で行うので、物陰に作られた卵の袋を見つけて処分することが重要。



イモムシ(芋虫)|画像

毒々しい文様などユニークな形をしていて写真素材になる。色は茶色系が多い。表面は固い。サイズも大きいものが多い(が、小さい時を見ていないだけなのかもしれない)。成虫は大型のガ(蛾)になる。活動していない時は地中に潜む。

大量発生する虫ではないから数が少なければ放置しても良い。一匹でも植物被害を嫌うなら地獄に落ちる覚悟で捕殺。

基本的には:

⇒幼虫・成虫とも放置。

公園とかが近くにあれば公園の適当な場所に逃がす。自然のパートナーの一人だから命は大事にする。



アオムシ(青虫)|画像

チョウ(蝶)の幼虫はアオムシ。毒々しい色、黒い地味な色などいろいろあります。幼齢でも変化するので思い込みで判断しないこと。全体的には緑色系が多いように思う。表面は柔らかい。見慣れないものは画像検索で調べること。

チョウの来る庭を目指すので、チョウの幼虫は殺生しない。これが基本。葉を食べるので大事な植物が危ない時は、鉄つまんで、それほど大事にしていない場所のものに移す。食性を確認すること。

基本的には:

⇒幼虫・成虫とも放置。



チョウではないが、スズメがの仲間も魅力的だ。特に、実物は見たことはスズメがの仲間のオオスカシバ(羽が透明のスズメガ?)などは歓迎したい。



アオムシはしかし厄介です。幼齢が小さいと何の幼虫か全く判断がつかないこと。数が多い場合は被害も大きいので、素性が確認できなければ、影響の少ないエリアに移すことにしましょう。犠牲も出るでしょうが止むをえません。

コニファーで生垣を作る



コニファーで生垣を作る

針葉樹の生垣は維持の手間が面倒そうでその気にならないが実際はどうだろう?。

コニファーの生垣


  1. キンメツゲ
  2. カマクラヒバ
  3. 黄金ヒバ
  4. カイズカイブキ

総合的な性能は「黄金ヒバ」が頭一つ抜き出ているような気がする。
  1. 難点は枝葉の密度不足。低木には使えるが目隠しを兼ねる生垣にはやや使いにくい。


  1. 結局、どうにもピンとこないものばかりだ。不精者の生垣にコニファーはベストと思ったが、小さな貧弱な家では、収まりが悪くなりそうだ。

  • カイズカイブキ
  • カマクラヒバ
  • キンメツゲ
  • スイリュウヒバ(垂柳檜葉)
  • ヒヨクヒバ(比翼檜葉)

実生の葡萄は魅力的か?|緑のカーテンに最適


実生の葡萄は魅力的か?|緑のカーテンに最適

最近では種無し葡萄が殆どだから果物コーナーから葡萄を買ってきても種を手に入れることはできない。しかし、まれに種無し処理のシテイない葡萄が出回っていたり、種無し処理の葡萄の中にも種を残すものがある。

運よく種を手に入れたら早速撒いてみよう。庭にいきなり植えても、適当なポットに入れてもいい。土は種まき用のものでも良いし、使いまわしでもいい。葡萄なんて痩せた土地で生きてきた植物だから、光りと水さえ普通なら問題なく発芽するはずだ。土壌が酸性に傾きすぎている懸念があれば苦土石灰を混ぜるか、乗せるかしておきたい。

発芽の若葉

発芽する様子を眺めるのは悪くない。小さな命の一生懸命な様は感動ものです。



実生の葡萄からは美味しい果実は期待できないと聞く。多分、そうだろう。突然変異で新しく美味しい葡萄なんて期待するだけ無駄だ。でも、偶然を捜すこと自体は楽しい行為に違いない。



緑のカーテン

実生の葡萄は緑のカーテンに使うのが良さそうだ。果実より、若々しい大きな葉を広げてくれれば十分だ。果実は小鳥に食べてもらえばいいでしょう。

因みに、緑のカーテンは窓を緑の葉で適度に遮蔽するのが涼やかでいいが、窓の直接ブドウの枝葉が来なくても十分なのだ。家の壁面に緑の葉が陰を造ってくれるだけでも熱負荷の低減に役立つ。



ブドウ(葡萄)ブラックビートを植える


ブドウ(葡萄)ブラックビートを植える

  1. 巨峰の方が原種?に近いから丈夫で育て方も簡単ではないかな。このブラックビートはあまりにも人工的な作りに感じて何と無く躊躇する。
  2. 実際、植えてみたら風で簡単に枝が折れてしまった。こうなるとこれからも世話が掛かりそうで嫌な感じだ。