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油断すると勝手に増えて雑草化する繁殖力の強い花


油断すると勝手に増えて雑草化する繁殖力の強い花

代表は「ノギク」(野菊)だろうか。

  • 他の植物と一緒に花壇に植えては駄目。どんどんエリアを広げて周りの植物を飲み込む。覆いかぶさって光も水も与えず消滅させる。
  • だからノギクはブロックを置くなどして適当な境界線を明確に分けて植える。
  • 鉢植えにして埋める形でもよいだろう。ボリューム感を楽しむ場合は小振りのポット(6号前後?)を複数個埋める形になるが、支柱が必要になる場合もあるだろう。この方法だと花が終わったら他の場所へ簡単に移せるのも助かる。

コレオプシス」とかその仲間たちも危険だ。

ただ雑草と違って根っ子ごと引き抜いて処分すれば除去できる。いつまでのしつこく勝手に生えてくるものではない。

例:
  1. ノギク:葬式会場でもないのに一面が白い花。
  2. コレオプシス
  3. ミント
  4. 赤シソ
  5. アジュガ
  6. スミレ
  7. ドクダミ
  8. コスモス:風で直ぐに倒れる割には毎年姿を現す。


注意:

オオキンケイギク(大金鶏菊)もコレオプシスの仲間だけど日本では有害外来種として栽培禁止。勝手に植えて写真をアップしている人がいるが、いくらお気に入りでもその人は犯罪者?です。研究者なのかな?。

ダリアの種を採取する


ダリアの種を採取する

買ったダリアを植えたら花が咲いて(花は買った時から咲いていたかな)、花びらが散った後は黒茶色の固まりになっている。多分、その中に種があるんだろう。

この種は植えればダリアが咲くのだろうか?

ウエブをチェックすると普通に咲くそうだ。とは言え、採取方法、保管方法、撒き方・育て方がある。冬前に採取とあるが、内のダリアは春から花が咲いているんだけど、この種は冬までは持たないのではないか。

面白いのは、積極的に種の採取・意図的なあるいは偶発的な交配を繰り返してダリアの新種を狙う人が多いことです。まかり間違えば脅威の新種で一儲けできるかも。



ダリアの花が春に咲くなら種は初夏には出来る。暑い夏は種の状態でやり過ごすダリアの戦略だ。秋には芽を出して冬はひたすら耐える。温暖地用のダリアか寒さに強いダリア。もしくは小さな地下茎(球根芋の赤ちゃん?)を張って地上部は失っても地下茎で冬越しする。春は地下茎から芽を出して花を咲かせる。

春に花を咲かせても夏が厳しければ、真夏は繁殖活動を停止。秋になってまた花を咲かせ始める。秋の花は種で冬越し。春になって種から発芽。

ダリアの戦略は冬と夏を種と地下茎で越えていく通年型全方位型の戦略。土壌が適当なら球根を大きくして分球もやって大繁殖。種を方々へ飛ばす手段は何だろう。形状から判断すると割りと近くにぽろぽろ落ちるだけのようだが。そうなると群生の図だな。



ダリアの花なんて春から秋まで何時でも咲いている。のべつ幕なし種が出来ているんだろうね。と言うことは、花が終わったらそのままにしておいてしっかり種を成熟させ、茎が茶色になって生理的に切り離されたら、その枝を切り離して、数日は陰干しにして乾燥させ、撒く直前に1時間ほど水に浸けてから目的の場所に撒く。初春と初秋が本来なんだろうが種を付けたら次々に撒いていっていろいろ様子を見るのも面白いだろう。


ダリアは自家受粉が難しいらしい。だから一株植えて花を咲かせても必ずタネが採取できるものではない。ホームセンターで購入したダリアは既に他のダリアと交配しているだろうから種を付ける。しかし、持ち帰って新たに咲かせた花は種をつけない。実際に花が終わった後の様子を調べると古い花柄には種がついていて新しい花柄はスカスカだ。
複数のダリアを植える。答えは簡単だ。同じ時期に花を咲かせること。
花柄を採取して適当に撒けば、種は夏または冬を越えた時点で発芽する。筈です。しかし、問題はダリアの側でなく人の側。雑草の一部と思って発芽しても刈り取ってしまう。だから地面を予め囲っておくか、ポットに植えて名札を張っておくのが良さそうだ。ポットから地植えに移す場合は根・土を崩さないようにすれば何時でも可能だろう。

ブルーベリーの実が落ち始めた!もしかして生理落果?



ブルーベリーの実が落ち始めた!もしかして生理落果?

ブルーベリーの実がなかなかのサイズになって、少しピンクに色づいてきたかなと思ったら、雨の影響かどうか分からないが、数は少ないものの勝手に落果している。どういうこと?

ブルーベリーの生理落果

ウエブを探すとブルーベリーにも整理落果はあるようだが、他の果実に比べると少ないらしい。生理落果は果樹の力と果実の量のバランスを樹木自らが図るもの。しっかり食べてもらって遠くの適当な場所まで運んでもらうのが狙い。貧弱な不味い果実を付けると動物が来なくなって樹木の繁栄に好ましくない。

生理落果とは別に、栄養(肥料)や給水や日照や受粉量の不足・不適切によっても自然落果するようだ。別とは言ったが広く概念を捉えれば同じことになる。



後少しで収穫という時期の落果は生理落果もあるだろうが、虫とかの存在を疑った方が正しいかもしれない。ちょっと見てこよう。

庭に毛虫(ケムシ)が出た!


庭に毛虫(ケムシ)が出た!

でかい毛虫が出た。この毛虫は2回目だな。どういう奴なんだろう。薬を撒く必要があるのか、放っておいて良いのだろうか。兎に角。調べてみないことには。


画像検索で調べたらどうやらマイマイガの幼虫。数年に1回ぐらい大発生して問題になるようだ。

庭でも大発生?。この幼虫の食欲は凄くてあらゆる葉っぱが食べられてしまう。駆除したほうが良いね。



薬剤散布が基本でしょうが、これだけ大きくなると薬は利かないそうだ。葉の裏とかを探して見つけて手で捕殺するのがよいらしいが、庭木の一つ一つの葉の裏側を観るなんてうんざりだね。

(1)小さいときなら薬剤を散布
(2)大きくなったら捕殺



日本の2大ケムシ

  • マイマイガ
  • アメリカシロヒトリ(アメシロとかアメヒトとかなどと略して言う人もいます)

(駆除作戦)

  1. 先手必勝。
  2. 卵の袋を見つける。卵の段階で駆除するのが一番賢い。
  3. 孵化したらまだネットの中にいる段階で駆除。
  4. 袋~ネットから外に出ても特定枝にいるなら枝ごと駆除。
  5. 既に袋/ネットから逃げて散らばっていたら、薬剤散布。幼齢が小さいうちなら薬が効く。
  6. その後は手で捕殺するしかない。これお手抜きをすると次の世代に繋がれて被害は甚大になる。
  7. 成虫も無視してはいけない。小さなガ(蛾)が飛び回っていたら追いかけまわしてでも仕留めることです。

梅雨時の藪蚊の駆除


梅雨時の藪蚊の駆除

藪蚊の殺虫剤

フマキラーアースジェットの名前が出てくるだけ。水溶性のガスを噴霧して、直撃でもやっつけるし、植物に付着した液体はガスを蒸散させて最大8時間も蚊を忌避する。殺虫効果は多分弱いだろう。450ミリリットル。




手っ取り早く、藪蚊の一時的な撃退なら殺虫剤の噴霧。庭仕事なら、藪蚊の温床である隣家の雑草エリアに噴霧するんだろうか。納得できないけどしようが無いね。後で請求書を送ってあげたい。実際に送ったらどうなるかな。



面白いものを見つけた。



蚊とりん

誰かのアイデア特許。新潟県在住みたいだ。ちまちました特許だから、発明王かもしれない。球球のアイデアかな。内容は誰でも知っていることだけど、一つの形にしたのが偉い。

この特許と同じ理屈をペットボトルでやってくれればもっと偉い。多分、この人も最初はペットボトルでモデルを作って試行錯誤したように思う。?



どなたかのアイデア提案はもっと優れている。結構の多くの人が採用している。

蚊の出そうなあたりにバケツなどで意図的に水溜りを作る。ペットボトルを2つに切ったものでも十分だろう。

水溜りを見つけた蚊は卵を産んでボウフラをかえしやがて蚊になって飛び出てくる。この間が概ね1週間。この水溜りを放っておくと蚊の増幅装置になる。卵が成虫(蚊)になる前にこの水を捨てる。

捨てる場所は乾いた砂地、コンクリート、などが良い。水はけがよければ植物でも良いだろうが、油断すると羽化する直前のものは羽化してしまうかもしれない。



<馬鹿な隣人がいるときの手順>

薬を撒くこともできず、ヤブを刈り取って掃除することも出来ず、結局は藪蚊をおびき寄せて繁殖プロセスを断ち切る方法しかないのです。馬鹿馬鹿しいけど地味にやりましょう。お~ぃ、お隣さん、何とかしてくれよ。ペットボトルが並んでいるのが見えたら、高級菓子折りもってお詫びに来るのだぞ。


  1. 1日目:バケツ・ペットボトルに水を入れセットする。
    置く場所は隣家の藪近くに。日当たりが悪く雨を受ける場所を藪蚊は好む。
  2. 2日目:観察。
  3. 3日目:観察。
  4. 4日目:観察。
  5. 5日目:水を捨てる。植物の給水用に撒いても構わない。
    新しい水を入れてセットする。
    以下、5日目(=1日目)毎に繰り返す。


ポイント:
  • バケツ・ペットボトルの数が多いほど効果的。
  • 水を無駄に思うときは布などをフィルターにして再利用する。


芝生の間にキノコが生えてきた


芝生の間にキノコが生えてきた

キノコは雑草とは違うが少し気味悪いね。芝生の間としたが、単に「庭にキノコが生えてきた」とも言えるね。シバは関係ないかもしれない。マルチング用のチップに映えてきているのか樹木の根に生えているのか、普通に土の中に生えているのか不明。数が多いと気持ち悪い。数日の雨と温度で一斉に出てきた感じだ。放置していいのか何か処置が必要なのか。ちょっと調べてみましょう。

キノコ発生の書き込みは結構有ります。でも対処方法の書き込みは内容が180度違うので戸惑います。

放置したらシバがダメージ受けるという対策派のコメントと一過性のもので放置して構わないという放置派のコメントと両極端。対策派は殺菌剤を撒きましょうが主です。 でも殺菌剤なんか庭に撒きだしたらキリがありません。特定の植物の特定の病気を想定して撒いておいて十分でしょう。

キノコの生えている様が嫌ならシバをカットするようにキノコをカットしておきましょう。消えるのは早い筈です。キノコの胞子なんか気にしていたら外は歩けません。密閉空間じゃないのですから胞子の類は何処からでも飛んできます。

問題の本質

適当な水分、温度、養分に満たされた環境があれば何時でも何処でも、土中に埋もれていた、あるいは飛来した胞子が活動を始めるものです。環境が壊れるとキノコは死んだ振りするか胞子をばら撒くか何かしらの対処をして本体は土に戻ります。

キノコが芝生を傷めるかというとそれは間違いでしょう。キノコが生えて元気でいられる「環境」こそが問題。湿気過多はシバにとって不適当。それが長く続けばシバは元気をなくします。多くの場合は湿度が高すぎる。水はけが悪い。腐葉土やマルチングを過剰に施して結果的に水はけ・風通しが悪くなった。シバを守るには環境を改善することです。キノコをやっつけても意味がありません。

毎年同じ場所に、割と長くキノコが生えているようでしたら土壌改良をやります。天気の具合で一過性のものなら、また場所も特定するもので無ければ殆ど無視して良いでしょう。

とは言え、

菌が取り付いて病気になるのは普通のことですから、育てている植物の状態を見て適宜殺菌剤をまくのは当然です。《キノコを見て殺菌剤を使うのではなく育てている植物を見て殺菌剤を使う》

ガーデニングで使う芝刈機を選ぶ(2)


ガーデニングで使う芝刈機を選ぶ(2)

  • 小さい狭い庭ですから剪定鋏を使っても直ぐに終わります。長尺の剪定鋏なら余りでこぼこになりませんし、手作業ですから雑草は深く芝は普通にクローバーは浅めにカットするなどが自在です。芝刈り機は狭いところ、樹木や草花を育てているところでは実際には使えません。ガーデニング用途では芝刈り機の出番は少ないのです。
  • ただし、初夏の雑草の勢いに対抗するには一時期ですが小まめにカットしてやる必要があります。しかし、この頃の炎天下の手作業では時間も掛かるし熱中症・脱水などで危険も伴うと思えば何らかの道具(芝刈り機)が必要でしょう。

芝刈機OR芝刈り機ORシバ刈り機OR草刈り機
  1. 実に色々なものがある。駆動もエンジンを積むもの、電動、バッテリー駆動、人力(手押し式)など。出動機会が少ないから人力手押し式で十分。
  2. 刈り取り面の高低をきめ細かく設定できるもの。ゴルフ場じゃないからラフで良い。あまり低くカットできなくて構わない。
  3. 刈り取り幅。広いところは幅広が有利で狭いところは幅の小さいものが有利。狭い庭のガーデニングは30センチ~40センチ幅で十分でしょう。
  4. タイヤ(車輪)のサイズもスムーズな移動には重要だろう。極端でなければ問題にならないだろう。滑りが悪ければ地面を均す方が先決だろう。
  5. 刈り取った草を回収する機能付き。あるいは横に飛ばす。あるいは何もしない。狭い庭なら無くても良い。
  6. 刈り取るカッターの仕様。プラスティックのリーフでカットするもの。歯車でカットするもの。手押しは回転歯車でカット。
  7. 耐久性。価格にリンクするだろう。安いものなら2,3年に1回買い換えても負担は無いが、高いものはコスト負担になる。
  8. リモコンつき。ハンドル操作が楽。危険な場所(斜面など)は離れて運転。
  9. 人が乗れる。郊外の大きな公園。スタジアム。
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(手動式芝刈機)主要メーカーと主要商品

  • 金星ゴールデンスター:刃物に定評。
  • ボッシュBOSCH:英国王室ご用達。バラを植えたらお洒落も大事。ドイツ製。金星が目の仇にするのはBOSCHなのかも知れない。これの38センチ幅のもの「BOSCH AHM 38C」が結論的には最初の選択になりそうだ。
  • バロネス:高い。プロ用。ゴルフ場
  • 山善:安い。一般お試し向き。
  • リョービとかは入ってこない。電動専門か?。
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  •  BOSCH AHM 38Cの価格はアマゾンが一番安いかも知れない。
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観葉植物の害虫駆除<キノコバエ>


観葉植物の害虫駆除<キノコバエ>

小さな羽虫が鬱陶しい(うっとうしい)。植木鉢に給水すると湧くように出てくる。嫌だね。ここは薬品・農薬で手っ取り早く駆除したいところだ。


  1. 液体石鹸(香料などを混ぜていないプレーンなもの)を薄めてスプレィ。葉の裏側も忘れず。アブラムシに効果的。粘着性のある液体で呼吸できないようにして殺虫する。黒羽虫への効果は不明。飛んでいる成虫には有効だろう。
  2. 接触材:
    直接虫に触れると死ぬ。
  3. 食毒剤:
    クスリを葉などに付けて其れを食べると死ぬ。
  4. 浸透性:
    一旦植物全体に浸透させ、植物を食べると死ぬ。
  5. 誘引捕殺:
    特殊な誘引物でおびき寄せて捕殺する。狙いとする害虫によって使うケミカルが違うので用途をしっかり確認すること。

<キノコバエ駆除>

観葉植物の植木鉢の一箇所にでもキノコバエに進入されたら全体に住処を広げて収拾が付かなくなる。

(1)乾燥

簡単に引っ越して来れないようにするには土壌を乾燥させておくこと。十分乾燥させてからたっぷり水や利する。小出しに給水はしない。

複数の植木鉢の給水は一斉にやること。順次給水していると常に何処かの植木鉢が湿潤になっているため、キノコバエが次々移り住んで命拾いする。

(2)清潔

植木鉢の表面や周囲を清潔にすること。ゴミとか置き肥を放置しない。産卵や幼虫の住処になりそうなところを作らない。

マルチングは素材に注意しよう。虫の入る隙間や陰になる部分の少ない細かい素材を利用したい。パーライトとかカルセラあたりか。

(3)誘引捕殺

成虫は誘引捕殺剤で確実に駆除。成虫の跳ぶ姿が見えなくなっても、常時置いておきたい。外からの進入もある。目立たないようにすればいいだろう。虫の方で勝手に探してくれるはずだ。

アースガーデン(園芸用) > ハエとり棒 園芸用


カルセラをガーデニングに使ってみる


カルセラをガーデニングに使ってみる

カルセラとは

セラミック応用材の一つ。多分商品名だろう。高温(1250度)処理してタイル状にしたセラミックってセラミックはどれも高温処理。細かい気泡が残る。建築の壁材としての利用もあるようだが気泡がそのままでは凍結時に破損はまぬかれないから表面処理は行うのだろう。

軽いことが特徴。軽いために下地が何でも張ることが出来る。サイディングでもOKらしい。工法は接着剤による貼り付け。

強度自身はない。弱い。貼り付ける下地に安定性が無いとこのセラミックタイルは割れてしまうのだ。バラバラ落ちる映画のワンシーンってとこだね。加工のしやすさはどうだろう。張替えも容易にできるのだろうか。接着剤って間違えれば始末が悪い。

後の問題は価格。高い。接着剤も特殊ならさらに高くつく。



ガーデニングへの利用

カルセラの応用としてガーデニング用の栽培用土への転用も図ったようだ。適度な通気性、保水性をベランダガーデンに供するもの。清潔感があるので少々高くても小さなスペースのベランダとか室内とかなら木にならない。ハイドロカルチャーの領域での利用。粒サイズが小さいことを考慮すれば、扱いは殆ど同じでよいだろう。



土壌改良にも使うことは出来るだろうがコストが掛かりすぎる。カルセラだけで再利用したほうが良さそうだ。

バジルを植える


バジルを植える

バジル

バジルはバジルコらしい。シソ科メボウキ属の多年草。日本では越冬できないので一年草扱い。いろいろな種類がありそうだ。イタリア料理に多く使われる。
  • スイートバジル(Sweet basil)。単にバジル、バジルコといえばこれ。
  • ジェノベーゼバジル(Genovese basil)。
  • レモンバジル(Lemon basil)。
  • ホーリーバジル(Holy basil)。
  • シナモンバジル(Sinnnamon basil)。
  • タイバジル(Thai basil)。
  • マンモスバジル(Mammoth basil)。
  • タイレモンバジル(Thai Lemon basil。
  • ライムバジル(Lime basil)。
  • リコリスバジル(Licorice basil)
  • アフリカンブルーバジル(African Blue basil)
  • など。


バジルの育て方

<観葉植物vs.ハーブ野菜>

観葉植物:バジルの木

バジルの冬越しは外は無理。10℃が低温限界らしい。観葉のように室内に置けば、本来多年草だから、冬越し可能。多年草として育てるとバジルは木化するようだ。木化しても低温限界が広がる訳でも無さそうだ。観葉は観葉として育てるしかない。木化したバジルの葉が硬くなるので食用は別に一年草として管理する必要がある。

ハーブ野菜:バジル

湿度を要求する。地植えは野菜のような育て方になりそうだ。グランドカバーの肩代わりには向かない。畑にはしたく無いからプランターを用意しよう。野菜はプランターで育てることにしよう。地植えにすると勢い余って暴れだすから収拾が付かなくなる。野菜は肥料とクスリなどが半端じゃない。無農薬野菜にすれば虫と菌の巣になってしまう。いずれにしても厄介だ。



バジルソースの作り方

普通にレシピを検索すると、フードプロセッサーとかミキサーが必要なようだが、大昔のイタリアにそんなものがあるわけ無い。原始的に作るレシピを探さなくちゃ。

バジルソース・レシピ



寒冷地に柑橘類を植える


寒冷地に柑橘類を植える

柑橘類の一つ、柚子は栽培の北限が福島県あたり。福島は東北では暖かいのだろう。宮城にまで行かないのは(実績の報告が少ないのは)、柑橘系は本当に寒さに弱いということだ。北陸・甲信越は福島より緯度は低いが雪も降れば標高も有る。庭の有る場所でぎりぎりセーフとぎりぎりアウトが並ぶのだろう。

果実を余裕で楽しむことは地植えでは無理っぽい。加えて柚子の大馬鹿18年とかいうから結果を見るのは絶望的だ。

もっとも果実を楽しむならプロ農家が生産したものを普通に買えばよいでしょう。

ユズ

寒冷地で柑橘類を楽しむなら、鉢植え以外に選択肢は無い。結果実績の有る鉢ものを購入するのがベスト。春・夏・秋は外に出し、冬は室内にしまう。暖かいところにしまうと手間を掛けなければいけなくなるから、室内だけど寒い場所に置く。暖房を入れない場所。光は欲しいから空き室を利用。背丈は制限がかかる。1.5メートル程度に収まるように剪定する。あまり大きくすると移動が大変だ。年中室内では植物が可哀相だ。

室内に取り込めば、寒さ対策も深刻になる必要は無い。一方で暑さと水やりは地植えのように気楽ではないだろう。

⇒柚子を植える



柑橘系にはチョウの幼虫が来てくれる。鳥から守ってあげなくちゃね。



柚子・鉢植え・通販

粘土質の土壌を改良する方法について(1)


粘土質の土壌を改良する方法について(1)

粘土

粘土質とは粘土のように土の粒子が仲良しで良くくっ付く性質を持っている。適度に水分を入れると力を加えればぐにゃぐにゃさせて色々な形に変形できますが、乾くとカチカチになって其の形を維持する。粘土の人形もあれば器も有る。

適度に水分を含んだ粘土は、しかし、水も空気も遮断する物体でしかありません。圧力を受けるとゆっくり変形する一種の液体性を持っているとも言えます。地面下の粘土は丁度この状態でしょう。

一方表面の粘土は乾くとカチカチになって土ぼこりの原因になります。雨が降ると水溜りとどろどろの泥濘(ぬかるみ)に変わります。

良い土・求める土は水と空気が適度なスピードで移動できる空間(隙間)を持った土ですが、粘土は集まるとその隙間を消して移動をブロックしてしまいます。

どうすればよいか?

(1)造園業者に頼む

造園業者に頼んで一気に全部入れ替えてしまう。樹木類は植えなおすことになる。一番ストレスなく出来るのでベター。ゴロ石や赤土や下手な造成地の家を買ってしまったら借金してでもやってしまいましょう。

(2)土壌改良自体を楽しむ

日曜大工を楽しむように土壌改良自体を楽しみたい場合はお金を払ってまで楽しみを外に出すことはありません。



粘土質土壌改良を楽しむ手順

  1. 雑草も生えず土がむき出しのところ。ここは泥と土ぼこりの原因で一番始末が悪いので、最初に手を打つ。チップで表面をカバーします。腐葉土またはバーミュキライトを浅くかぶせてからチップでカバーしてもいいです。
  2. 縦穴を掘る。ペットボトルが一本立てて納まるくらいの狭い面積で構わないが深め(30センチ~50センチ)の穴を掘る。適当な道具と根性と体力があれば1メートルの深さでもいい。
  3. 開けた縦穴に腐葉土(手作りの腐葉土もどきでも良い)、バーミュキライト、籾殻(もみがら)、黒土、石灰(少量)、砂(少量)などを入れる。落ち葉や生ゴミまで放り込む人が居ますが、ミニマムの処理をして腐葉土もどきにしてから入れてください。
  4. 土壌改良剤・ぼかし(?)・木酢液とかも入れていいでしょうが、一気に混ぜ込むのか特別な手順があるのかは分かりません。其の他、牛糞肥料などもミックスしていいですが、発酵乾燥が完了した無臭のさらさらしたようなもの少量入れるにとどめたい。変なものを入れると土壌改良に逆行することになりかねません。
  5. 縦穴を埋めるときのレベル(高さ)は周りより5センチ~10センチ程度高くなるようにします。改良済みの目印になる、チップを乗せなくて良い、ふかふかなので直ぐに凹んでいくなどを考慮したものです。
  6. 縦穴を開けるときに出た土(粘土質)を利用する場合は、篩いに掛けて石や根っ子やゴミを除去し、腐葉土などに混ぜ込んで使います。其の割合は30%以下を目安にします。縦穴に戻しても構いませんが、土壌改良を主眼とする場合はなるべく戻さないでプランターなどに使います。
  7. 縦穴の数は粘土質の強弱で判断しますが、実際には普通の民間人には分かりっこありません。取り合えず縦横1メートル置き(1辺1メートルの正方形の4隅)に穴を空けるイメージで。
  8. 馬鹿みたいに縦穴を黙々作るのも嫌ですから、花とかを植えるついでにやればいいですね。季節ごとに植える花の場所を変えていくうちに庭全体の改良が進む。
  9. 縦穴式改良法は、地表に土がむき出しになっているところから優先して取り組みます。
  10. 次に目的のグランドカバー(シバなど)がなかなか定着しないところを優先する。
  11. 縦穴を掘るときに樹木の根を切らないように注意すること。大事な木を枯らしては本末転倒です。
  12. パワーがある人あるいは時間が無い人はペットボトルサイズではなく、1メートル×1メートルのサイズで掘り起こして改良を進めても良い。この場合は掘り起こした土はミックスして戻すしかない。掘り起こし作業・天地返し作業(耕すという)は厳寒の真冬に行うこと。理屈は無い。昔からの慣わしだ。同じ場所を毎年耕しても良い。春になったらシバを張れ、花を咲かせ!。

ワサビを植える


ワサビを植える

ワサビ(山葵)は自宅では無理でしょう。そもそもホームセンターに出ていない。食料品売り場オンリーだ。

ワサビ(山葵)

姿かたちも良いので観賞用に置きたい。観葉植物なみに手間が掛からなければいいのですが。

山葵の育て方

難しいそうだ。面倒くさがりには水のケアで行き詰るだろう。

食用が目的なら買ったほうが良さそうだ。手作りを楽しむ環境も作れそうに無い。台所の北側に簡単に置いておけるキットみたいなものは無いかな?。

他に、西洋山葵というのもあるが、ホースラディッシュとも呼ばれるものですが、これはステーキ肉にあう香辛料で美味しいです。これは野菜の領域ですね。

コニファーを植える


コニファーを植える

コニファー

(Wikiから)

コニファー (Conifer) は針葉樹の総称。裸子植物が丸みを帯びた実を付けることからコニファーと呼ばれるが日本では外来種を中心とした園芸用の品種をさすことが多い。



コニファーの品種
  • ★イエローリボン
    見たことない。
  • ウエストモント
    見たことなし。
  • エメラルドグリーン
    ホームセンターなどによくおいてある。名前の印象がよい。ただの緑色ですが、やや鮮やかな印象を持つ。落ち着いた雰囲気を演出できそうだ。
  • ★エレガンテシマ
    これも割りとよく見る。葉が平たく伸びているのかな。
  • ★オウゴンクジャクヒバ
    見たことない。
  • ★オウゴンコノテ
    見たことない。
  • ★キャッスルウエランゴールド
    見たことない。
    -
  • クプレッサス・マクロカルパ・オーレア
    Cupressus Macrocarpa Aurea
    イトスギの仲間。人気が無い。巨大にならないと見栄えがしないから普通の家では無理。当然ながら鉢植えでは様にならない。
    -
  • クリプシー
    見たことない。気になる形状だ。ネーミングにもオリジナリティを感じる。
    -
  • ★ゴールドクレスト
    Cupressus Macrocarpa Goldcrest
    これは有名だね。最初に買うコニファー。しかし不思議と一つも残っていない。案外育てるのは難しいのだろうか。小さいときは形もよくてお気に入りでも大きくなると形も崩れて最初のイメージから遠ざかる。世話を焼かなくなって最後は粗末な扱いになっているのだろうか。名前にゴールドが入るが苗木の時は黄緑色が印象的だ。
    -
  • ★ゴールドライダー
    ホームセンターで見ることがある。ゴールドが付くものはこれまた全部同じ印象。
    -
  • サルフレア
    葉の形状が特徴的。でも意識して見なければ分からない。どの店にも無いだろう。求めるなら通販か。
    -
  • スカイロケット
    すっと伸びた形状は印象的だ。
    -
  • ドイツトウヒ
    名前は有名。
    -
  • ★ブルーアイス
    時々ホームセンターにおいてある。印象は薄い。
    -
  • ★ブルーエンジェル
    時々ホームセンターにおいてある。印象は薄い。ブルーと名前をつけたものは全て同じような感じで返って特徴がつかめない。薄い灰色がかったコニファーを一緒くたにブルーとやるのだから困ったものだ。
    -
  • ★ブルーヘブン
    名前が良い。見栄えは今一。値段が高い。
    -
  • ★ヨーロッパゴールド
    これはよく見るね。洒落た家とか店とか施設にもよく植えられている。大きいサイズになると見栄えもよい。
    -



(コニファーと付き合う)


  • コニファーは難しいと思えば難しいが放っておいても育つときは育つものです。そんな気がする。ライフサイクルが長い(成長が遅い)ので余り研究が進んでいないかもしれない。そのくせ馬鹿でかくなる。直ぐに臍(へそ)を曲げるのもコニファーです。植え替えもできない訳ではないが確実でもない。人間の意図を見透かすように接してきます。精神論じゃないですが、自然流で行くのが良さそうだ。この一列にこの高さでこの品種をなんて考えないことだ。人間の側が結果を追わない。コニファーに任せておけばコニファー自身が結果を見せてくれる。



  • 人間がやるのは小さな庭というステージを提供するだけ。ゲームを作り結果をもたらすのは森の主コニファー。



  • ホームセンターなどを何回か訪問し、「気」の通じる(心に訴えてくる)コニファーに出会ったら、品種などは関係なく購入する。売れ残り。ホームセンターに売られてきたのに誰も買う人が居なくてホームセンターで窮屈に大きくなったやせたコニファーは見るに忍びない。新しい品種を入れるときに入れ替えにみすぼらしい姿のコニファーが投売りされる。



  • 根が弱いので風に弱い。1~2年は支柱をしっかりさせる。コニファーが大きくなったときの姿を想像しても其の姿を見ることが出来るかどうか。10年、20年、30年と掛かりますから。季節の変化も地味です。そのくせ、駄目になるときだけは変化が早い。面白いですね。


《ペットとの付き合いと似たようなプロセスになる》






樹木を冬越しさせる


樹木を冬越しさせる

温暖な地域で育つ樹木は当然ながら寒さに弱いものだ。冬越しは大きなテーマになる。南から北へ樹木を運ぶ場合はいくつかの中継地で冬越しを何回か経験させながら移すという』話も聞いたことがある。余程気に入った樹木なら10年掛けて移すのも理解できる。

金沢兼六園の冬支度のニュースを見ると雪の重さで枝が折れないように縄でつったり、寒さで枝や幹を凍害から守るために藁(むしろ?)のようなもので撒いたりしている。名所だから其れくらいのコストを掛けても勘定が合う。また冬支度の姿も売り物になる。

個人の庭で出来ることは何だろう。


  • (樹木の足元)
    冬が来るたびに地上部は枯れてしまうが春になると根元から新しい芽が出てくる。地面の下は地熱もあって暖かいのだ。だから足元の対策は意味がありそうだ。チップなどでマルチング。腐葉土を置いてもいいだろう。風で飛ばない工夫が出来れば普通の落ち葉でもかまわない。
  • (幹・主要な枝)
    植物性の布を巻きつける。多分、麻か何かで出来たテープ上のものが販売されているはずだ。しかし、植物自体が恒温性を持っている訳ではないから有効性はやや疑問。急速な温度変化を受けにくくする効果はある程度期待できる。気休めかな。
  • (枝先(成長点)・花芽)
    ここが一番の問題。温暖地の植物は時としてさっさと花を咲かせる準備を始めるものがあるようだ。大事なところが真っ先に冬将軍の餌食になってしまう。ここの対策はどうするのだろう。朝方の冷え込みに対処するため、全体を覆うことは苗木なら可能だが、おのずと限界がある。⇒冬芽(ふゆめ?)の越冬



<イチジク・ケース>


  1. 足元はマルチング。これは地熱の放出を妨げるので否定的な見解が多い。しかし根っ子だけでも護るにはマルチングは放棄できない。
  2. 主要な枝は藁(わら)を巻きつける。運よく農家があればもらえる。この頃はホームセンターで販売されることも有る。撒きつけるとき、風で飛ばないように縄でしっかり固定するが、冬芽が出ていたら傷めないように注意する。
  3. 藁を外すのは霜の心配がなくなる磁器を選ぶ。
  4. 藁を外して先端の冬芽の痛み具合を確認し、凍害を受けていたら、枝の緑色が茶色に変色する辺りで剪定する。新しい芽の発生は直下の節目から出てくることが期待される。
  5. 樹高が低いと凍害を受けやすいので初期は高さを稼ぐように剪定あるいは誘導する。防寒対策(藁巻き)は縦方向の枝を優先する。横方向に伸ばすのは地上1.5~2.0メートルを確保してから。



樹木の足元

  • 植えるときはやや高床になるように土を盛ってから植える。水はけの確保とゴミなどが溜まるのを防ぐためだ。
  • 足元には大き目のチップでマルチングをほどこす。
  • 雑草は抜いて除去する。
  • グランドカバー(シバなど)を足元まで広げる場合は草丈は出来るだけ短めにする。
  • 樹木の下には出来るだけ他の樹木を植えたり花壇を作ったりしない。
  • 雨水が葉を伝って地表に落ちる位置に根が伸びているので雨水の流れを妨げないように注意する。勿論、程度問題ですから留意事項として。

腐葉土を手作りする


腐葉土を手作りする

腐葉土とは?

森林で落葉が何年も降り積もり徐々に菌やミミズなどの力で朽ちて有機質に富んだ堆肥あるいは土壌。自然の腐葉土が出来るには長時間放置されることが必要。

手作り腐葉土とは?

人間の荒業で短時間で作る腐葉土もどき。庭仕事で出てくる植物性のゴミ、台所から出てくる植物性の(生)ゴミ。卵の殻や魚の骨も許容する。貝殻・肉類および油性のものは不可。混入させない。

ところが、手作りの腐葉土はリスクが高い。病気の葉が混入する。雑草の種が紛れ込む。中途半端な環境、道具で作るのだから止むを得ない。

腐葉土を手作りする目的?

腐葉土なんて小さな庭で使う量は知れたものですし、市販品を買ったところで安いものです。わざわざ手作りする必然性はありません。

腐葉土もどきを作る目的はただのゴミ処理です。腐葉土もどきを決して腐葉土として扱ってはいけません。腐葉土もどきは黙って地中深く埋めて終わらせます。但し、土に埋める前に、殺菌剤を撒く、天日干しするなどやっておく。もっともこの手順は腐葉土もどきを作る前にやってもいい。


  1. 落葉ゴミ(秋冬)
  2. 剪定ゴミ:枝葉(各季節)
  3. 木根・草根ゴミ(土壌改良時・植え替え時)
  4. 草刈ゴミ(除草時・芝刈り時)
  5. 台所生ゴミ:野菜・果物・卵殻・魚骨(随時)
ただのゴミ処理ではない。『命を失った植物たちを命有る植物たちの元へ返してあげるのです』。

でも、腐葉土もどきは大事な樹木の足元や草花の土として埋めてはいけません。病気のリスクがあります。雑草並みに頑丈なグランドカバーの下の土の其のまた下に埋めます。30センチも掘れば十分でしょう。


超手抜きの腐葉土もどき作り

  1. 大き目の植木鉢を用意する。プランターでもダンボール箱でもゴミ箱でも何でもいいです。
  2. 植物性のゴミが出たら植木鉢に放り込みます。
  3. 植物ゴミの上に重石を置きます。容積を小さくする効果があります。
  4. 時間が有れば、植物ゴミを剪定ばさみなどで細かくカットします。ストレス解消のつもりで思い出したらカッティング作業。細かく刻むと容積は更に小さくなります。
  5. 植木鉢が乾いたら水をやります。
  6. 米ぬかとかぼかし材とか入れても構いません。
  7. 苦土石灰を入れたり木酢液を入れたりしても構いません。
  8. 土は入れません。少なくともカット作業を続ける間は。土を入れると汚くなるのも避ける理由です。
  9. 蓋をします。雨などで水分が過剰にならないように。適度に熱がこもるように。ゴミ袋で全体を覆ってしまっても構いません。
  10. 時々、天地を返してやります。同じサイズの植木鉢をあてがって逆さにすれば簡単に出来ます。面倒ならショベルなどで全体を掻き混ぜてもいいでしょう。
  11. 最後はゴミ袋に入れて天日干し。温度上昇が十分出来るように数日続けたい。其の後、ゴミ袋を外して全体を乾燥させたら完成です。
  12. 直ぐに使わないで保管する場合はビニル袋などに入れて濡らさないようにします。


心得:

正しいかどうかは別としてどのように管理されていたか分からない他所から植物は扱わないこと。




いつまで続けるか?

基本的には嫌になったらいつでも止めればいい。

ワークとしては、庭の土壌改良が一段落したら止めればいい。土壌改良にはふかふかベッド作りが先ず第一だが、関連して、庭を平坦にしたり、あるいは適当な凹凸を作ることも含みます。水はけの悪い場所の地下構造の改良も行います。

グランドカバーの乱れの原因は多くの場合地下構造の乱れが原因です。



(関連記事)

腐葉土の作り方

シャクヤク(芍薬)の花が咲かない


シャクヤク(芍薬)の花が咲かない
  1. シャクヤクを何株か植えているが残念ながらどれにも一つの花も咲かない。近所では道を歩けばあちこちに無造作に植えられたシャクヤクの大きな花が口をあけて笑っている。馬鹿にするな?。
  2. でもどうして我が家のシャクヤクは花が咲かないんだろう?。蕾(つぼみ)みたいなのを付けるまでは確認できるんだけど、それが大きくならないで消えてしまう。
  3. 同様の思案の方も少なくないでしょうね。少し調べてみましょう。
シャクヤクの育て方
  • あちこちにノウハウが記載されているので幾つか眺めてみる。
  • どうも土壌に対してもデリケートなようだ。病気に弱い。土壌の殺菌も必要だ。殺菌済みのきれいな土を使えという。
  • 手作りの腐葉土は病原菌が入る可能性があるから実際には使えない。困ったね。
  • 病気対策を考えると、定期的に掘り上げて土壌作りや株分けをするのは欠かせない。


<花を咲かせるには?>
  1. 株を充実させる。これが最大。
  2. 株をふかふかベッドに寝かす。
  3. 定期的に(毎年)植え替える。定位置植え替えでも構わない。別の花とローテーションさせてもいいだろう。
  4. 十分な日光。
  5. 水のやりすぎに注意。特に梅雨時。


(2014年追記)

今年漸くにして花が咲いた。ささやかに地味な花が一つ二つの状況だが、それでも初めての快挙ですから、頑張ったシャクヤクを褒めてやりたい。

花が終わったら、種子を大きくするように頑張るので、種が欲しければそのままにします。株はやせて次の年の花は小さいものになるリスクあり。種からシャクヤクを育てるのは園芸品種では多分無理筋でしょうが観察を楽しむならそれも面白い。

株を大きくするには種に栄養が取られないように花柄を摘み取ります。このとき、雑菌が入ると株まで被害を受けて長年の苦労が水の泡になりかねません。きれいな手で軽くねじり取るのが良いかな?。刃物でカットするときも清潔なもので。

切り戻しと思って根に近い位置でカットするのは素人考えでは多分駄目でしょう。株に近い位置で切ればそれだけ株にダメージ(雑菌)がいくリスクが高い。

この考え方は株ものに共通する手順のようです。

ダリアの場合は花茎葉の形~見た目優先で深い切り戻しを行いますが、雑菌対策の重要性は同じです。茎が太い分だけ水が入ることもあり一層注意が必要。



(2015追記)

今年は別の品種のシャクヤク(フェスティバマキシマ)が漸く花を咲かせた。足かけ3年か4年。今年駄目だったら植替えは必至だったけど、流石に気持ちが通じたか白い花を咲かせた。

植え替えたシャクヤク(これも白色だが)はあっさり花を咲かせた。

球根・株の基本的な取り扱い


球根・株の基本的な取り扱い

球根を持つ植物

球根

植物の根は栄養エネルギーの貯蔵庫。分球することもある。分球のパターンもいくつかあるかもしれない。親球が死んで子球が引き継いでいく。親も生きたままとか。花の球根もの・株ものと言えば有名どころがいくつかある。蓄えたエネルギーを春に爆発的に放出するので特徴ある立派な花を咲かせることが出来る。園芸品の対象になりやすいからだ。

  1. チューリップ
  2. ヒヤシンス
  3. シャクヤク
  4. アリウム
  5. アイリス
  6. ジャーマンアイリス
  7. アヤメ
  8. ショウブ
  9. アガパンサス
  10. ダリア
  11. ムスカリ
  12. ・・・まだまだあります。


取り扱いABC
  • 植え付けは球根を埋める。秋植えと春植えとあります。
  • 花が咲いたら花柄摘みを行う。球根のエネルギーが消耗されないため。次の花を咲かせるため。種採取が目的のときは当然ですが花柄は残します。
  • 花が終わっても葉の面倒を見る。残った葉が再び球根にエネルギーをチャージしているから。
  • 葉も黄色くなって終わったら、球根は掘り上げる。
  • 彫り上げた状態で冬越し、または夏越しを行う場合は温度管理が必要。バーミキュライトなどに埋めて乾燥した状態で保管。
  • 埋め戻す時は、深く耕して周りの植物の根は外す。但し樹木の根はうっかり切らないこと。腐葉土、バーミキュライトなどを混ぜてふかふかベッドを作る。肥料を置く。浅植えにする。但し、冬越しが迫っているならマルチングで霜対策をやっておくこと。マルチングは春になったら除去する。


(注意)

肥沃な”ふかふかベッド”を嫌う植物も有ります。

  • ジャーマンアイリス
  • アガパンサス

チューリップ植えるなら自己完結の原種系?


チューリップ植えるなら自己完結の原種系?

チューリップの球根を毎年秋に植えて春に花を咲かせてくれて2年目も運がよければ花を咲かせてくれる。花が大きなチューリップは2年目はかろうじて蕾をつけるが花は元気なくだらしなく苦しそうだ。コンパクトな花のものは割りと2年目もまともな花を咲かせてくれる。必ずしもコンパクトタイプ⇒原種系ではないが、そういうことも無いわけではない。

原種系チューリップ

花が小さくて地味なものが多い。逆に清楚な品を感じさせる。とりわけ、クルシアナ レディ・ジェーンはデザイン的に魅力的だ。是非植えてみたい。

クルシアナ レディ・ジェーン

この品種はまさに天賦の賜物。素晴らしい。エレガント。知的な印象もある。庭一面に密度の高い植え方が出来たら至福かも。



勝手な想像ながら、原種系は分球して子株が親株くらいに成長してくれるものなんだろう。もしくは親株自身が体力を維持し続ける。種の存続のための必要条件かな。若しかすると種(タネ)も採取できるかもしれない。

園芸改良種は花が大きいが、それに見合うように球根も大きい。特別な環境で育てたのだろう。個人の庭は特別な環境で無いから大きな株が維持できない。やせた株が翌年かろうじて植え場所を教えてくれるだけだ。



原種系チューリップの特徴

  1. 人が改良していない。(そうとも限らないけどね)
  2. 野生の品種。(諂わない)
  3. 背が低い。草丈10センチ~20センチ。
  4. 一回り小さな花を咲かせる。
  5. 花弁の先が細く尖っている。(生物学的に有利なのかな)
  6. 球根の成長が遅く増えることも無い。本当?(球根は小さいまま。大きいのは園芸品種でケミカルの成果)
  7. 割と乾燥気味の土壌が良い。パーライトとかバーミキュライトとか混ぜる。
  8. あまり深植えしないが、土はある程度深めに耕しておく。
  9. 花が終わって葉も枯れてきたら球根を掘り上げる。土壌を直して(ふかふかベッドにして肥料も手当てしてから)そのまま埋め戻しても良い。秋まで涼しいところで保管しても良い。
  10. 種を採取できるが花を咲かすまで数年掛かる。果樹と思えば何てこと無いです。


チューリップの種

原種系は尚更のこと簡単に種を付けてくれる。この種は何時撒くのか。自然落下の様子を見ていればわかることだが、多分、夏の間もこのまま我慢して落ちないでいるだろう。仮に落ちても、次に温度が上がるまではスイッチが入らないで夏の暑さ、冬の寒さを耐える。歩歌旅暖かくなってくると発芽するんだろう。ということは採取して直ぐに埋めても、夏が過ぎて涼しくなってから埋めても大差ないだろう。形的には袋が壊れる前に袋状のまま採取して日陰に保管しておいて、秋に植えてやるのが良さそうだ。

問題は種からだと数年掛かる。桃栗3年では不足で柿8年くらいの覚悟が必要。だから種は成長観察自体が目的でなければ諦めて、花後は直ぐに摘み取り、株の充実に栄養をまわしたほうがよい。後は、毎年少量ずつ継ぎ足しておけば安定して楽しむことが出来る。

毎年1株程度に限定して種を残して成長させ種まきに回せばいつかは新品種のチューリップを楽しむことが出来るかもしれない。