ラベル w.分球 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル w.分球 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

ムスカリの種を採取する



-

ムスカリの種を採取する

ムスカリは確か3月から4月頃に花が咲いて、花が終わると、花の後に種が収まる緑色の三角形の鞘(さや)が出来てきます。放って置けば三角の鞘は風などで落ちたりして数は少なくなりますが、そのまま見ていると鞘は乾いて茶色に変色してきます。時期的には6月から7月ごろ。茶色の鞘の中に種が褐色の数個の種が収まっています。放って置くと、風に飛ばされたり弾けたりしてすっかりなくなります。それでもしつこく若干ですが茎にぶら下がっているものもあります。

ムスカリの葉は種を育て、球根を大きくするために、花後も頑張りますが、夏が近づくと黄色くなって元気もなくなります。多分、夏眠に入るのでしょう。秋になるとまた新たに芽を出して活動を再開します。春の花に備えて養分を球根に蓄えはじめます。

種の採取は、確実にするには緑色の鞘全体を覆うように袋を掛けてやります。時期は5月頃。袋の中の様子は袋を掛けなかった種の様子を見て判断できます。

ムスカリの種は水分が無いと駄目ですから、梅雨時に零れ落ちて地表下に隠れることが肝心です。採取した袋掛けの種も、放置すると過乾燥で多分駄目になります。採取するにしても弾けてしまって放置されては駄目です。弾ける準備が出来た段階で採取すること。

採取した種は直ぐに目的の場所に撒きます。地表から数ミリの深さ。噴霧器で適度に湿度を与えます。何でも同じですが、過乾燥も過剰な湿度も駄目です。夏の直射日光も冬の霜も駄目です。その割には庭には零れダネが勝手に成長して生き残っていますね。シバだと思っていたらムスカリだったとムスカリが成長して初めて分かります。

採取した種は地撒きとせず適当なポットを使う方が1年目2年目は安全です。

発芽は秋。

翌年の春には花が咲きますと言いたいですが、まだ球根が小さいですから普通は無理。その次の年の春に漸く花が期待できます。

目的の場所に植えるには球根が成長してからが無難。球根になると丈夫で元気なのがムスカリ。

/

ムスカリは増やすなら分球。掘り上げれば球根が幾つもついている。これを適当にばらして目的の場所に植えればいい。時期は休眠中の夏?。夏のピークに向かう時は避けた方が無難。動き始める秋の前。初秋。9月か10月が適当だろう。

ただ、9月10月は地上部が無いので、場所がはっきりしない場合は事前に目印を立てておくなどの工夫は必要。



と言うことで、ムスカリの種の発芽を観察する目的でもなければ、種の採取は考えないようにしましょう。

勝手に飛び散って場所が適当な場合は勝手に発芽しています。ムスカリを一度植えると記憶のない場所に花を咲かせています。場所に印をつけておいて、秋に掘り返して場所を整理してやるのも良いですね。

ムスカリは球根で管理するものです。多分。



(蛇足)色々な品種を交配させて新種を作り出す楽しみは種じゃないと無理です。



++

チューリップを植える


チューリップを植える

チューリップ(花)

チューリップは球根ですね。秋になるとあちこちのフラワーショップ、ホームセンターなどで球根が売り出されます。ネットに入って何個でいくらというものから、ばら売りしているものまで。しかし、チューリップの種が売られているのはあまり見ないですね。個人が種から育てることは先ず無理でしょう。球根を大きくすることも品種を維持することも出来ません。

チューリップは秋に球根を埋めて、放っておけば春には芽を出しやがて花を咲かせます。

お利口さんは花が終わり、葉も元気を失くしたら球根を彫り上げて秋まで保管します。梅雨のときの多湿、真夏の高熱で球根がダメージを受けるのを回避するためです。取り出したからと言って球根が太ることはありません。

無精者は何もしません。地上部が枯れたら枯れた葉を取り除くので地上部には何も残りません。

問題は、次の年、春になるとまた芽が出るのかどうかです。どんどん増えるのか衰弱して絶えるのかです。普通に考えれば、良い環境ならどんどん増えるべきですが、チューリップは改良に改良を加えていて自力では既に増殖する能力を失っている可能性が高いのです。交配が起きることも無いでしょう。

彫り上げた球根を再度植えるときには球根のベッドを新しくします。それで翌年の春までに球根が成長できるチャンスがあります。植えたままではベッドは古いので球根が大きくなるチャンスは少なくなります。これが堀上の2つ目の利点です。(因みに、ダリアとかヒヤシンスとかも同じ発想で良い筈です)



チューリップの増やし方

自然分球?

元の球根(親球)に小さな球根(子球)ができて、それが成長し2つの球根(親と子)になる。それぞれに次の芽先を持っています。彫り上げてペシッと2つに分けることができる。放っておいても増えるかも知れないがスペースを取り合うので能率は悪い。地上から黙って見ている分にはまた同じものが咲いているとしか見えないだろう。

  • チューリップ
  • スイセン
  • アイリス
チューリップを増やせるかどうかは、親球が子球を幾つ作れるか、また何年間作れるかに掛かっています。さらに、子球が親球のように大きく育つかどうかに掛かっています。 親球はせいぜい2年、3年目には自身が花咲く力も無いでしょう。子球は更に弱く自身で花を咲かせる力は初年度ぐらい。多分小さな貧弱なもの。2年目は自身の花を咲かせるのも難しいでしょう。結局、普通環境では3年目には命が尽きます。(球根業者などが作る超理想的な環境でのみ維持できるんでしょうね)

小さな子球が何年も掛かって大きくなる可能性を考慮すれば、毎年同じエリアに球根を追加していけば 、安定してチューリップを楽しむことが出来るエリアにできるかも知れない。
切断分球?

イモみたいな根っ子。彫り上げてスパッと切って分けるもの。目先が1つ残るようにカットすること。こちらも放置すればゆっくりした進行だ。

  • ダリア

ムカゴ分球?

ムカゴができるものはムカゴを種のように撒いて増やします。放置すればムカゴが勝手に地上に落ちて子孫を増やすかも知れない。

  • ユリ
  • ウラジオラス


チューリップの土壌

どうすればいいかよく分からないがチューリップの土が販売されているね。何と何をミックスして作っているか調べれば大よそは掴めるのではないかな。球根を育てるにはチューリップに適した土壌作りが必要みたい。

  1. 水はけの良い砂質系が良い。
  2. 腐葉土、砂、黒土あたりミックス。
  3. 石灰もミックスして中和。
  4. 粘土質は駄目。霜柱が立つようでは打めです。
  5. 地上部が終わる頃に球根を掘り上げて、土もついでに改良してしまう。球根は改良土壌に戻す。



その他?

鱗(うろこ)のように剥がしたり、カットしたり、いろいろ手法があるようだが、何れも面倒だから省略。何れも人が手を加えるので放置しては何も起きない。



★★★原種系チューリップ



多分、品種改良が進む前の原種系なら、自然分球で自然に増えていくでしょう。チャレンジして悪くない。種子の発芽による増殖も進むかも知れない。

ガーデンプランとしてはチューリップエリアのセンターまたは後方に原種系を置き、周囲または前方に品種改良型の流行の球根を植えればいいでしょう。

  • アクミナータ ▲=ユニークな形状
  • アルボコエルレア・オクラータ=ブルーイシュホワイトでなかなか良い。
  • イリエンシス 
  • ウルミエンシス
  • ウィッタリー
  • ウイルソニアナ=鮮やかなレッド。
  • ウルミエンシス=イエロー
  • ヴヴェデンスキー=朱色。今一かな?
  • オルファニデア
  • クルシアナ・レティジェーン★★=ホワイト主体なら品があって良い。
  • クルシアナ・シンシア=イエロー+ピンク
  • クルシアナ・クリサンサ =イエロー+ピンク
  • クルシアナ
  • サクサテリス=パープル+イエローが可愛い
  • タルダ=イエロー+ホワイトでまあまあ良い。
  • ダンシングフェアリー=イエロー+レッド。やや品が無い。
  • トルケスタニカ★★=ホワイト基調なら品があって良い。イエロー系は今一。
  • ハゲリ( ハーゲリー)★★=ダークレッドがなかなか良い。
  • バッケリー=今一
  • バタリニー=イエロー。品がある。
  • ビオラセア★★=ブルーピンク。品があるが、やや小振り
  • フミリス(プルケラ・フミリス)ピンク・紫系はなかなか良い。
  • フミリス(フリミス・リトルビューティ) ★★=ピンクが可愛くなかなか良い。
  • ブライトゼム=イエロー系。今一の感じ。
  • プラエスタンス=朱色。なんか普通過ぎる感じ。
  • プルケラ=中には素敵なものもある。現物見て判断ですな。
  • ペパーミントスティック★★★=ホワイト+ピンクでなかなか良い。
  • ペルシャンジュエル(ペルシャンパール)=これってニゲラ?チューリップ?
  • ポリクロマ=これも色々あるので現物判断。
  • マキシモビッチ=レッド。今一。
  • ライラックワンダー=ピンク+イエロー。可愛い系。
  • リニフォリア =鮮やかなレッドがなかなか良い。
 ※

水やり・病気

知らなかった。チューリップはお水大好き植物だったなんて。かと言って土壌は水はけが必要。新鮮な水が必要なんだね。梅雨の長雨も駄目だろう。 

病害菌にも注意。殺菌剤を定期的に散布したい。球根の状態でも影響を受けるようだ。球根に塗布する、地中に注入する。pH管理も必要。

路地植えは土壌管理の手間が掛かりすぎるから大きなポットを使うのが現実的だろう。

ご注意

当サイトの記事は若干の経験とネット上の情報等を踏まえてある程度の独断と偏見に基づいて構成されています。記載の手順ノウハウなどについて参考とする是非の判断はご自身の責任によってお願い致します。

庭仕事/work

w.ほしがき.干柿 w.アルカリ性 w.イルミネーション w.インテリア w.ウドンコ病 w.オベリスク w.オルトラン w.オーバーシード w.カラーリング w.ガーデニングカレンダー w.ガーデンプラン w.キノコ w.グランドカバー w.ゴマ色斑点病 w.シュレッダー w.シュート w.シルエット w.シンボルツリー w.ジャム w.スパルタ農法 w.ダイアリー w.ネオニコチノイド w.ネット w.ハイドロカルチャー w.ハイドロコーン w.バーミキュライト w.パーゴラ w.フェンス w.フラワーボックス w.フルーツバーベキュー w.プラムポックスウイルス(PPV) w.ペットボトル w.ペーハー(PH) w.ペーハーpH w.ボンサイ.盆栽 w.マルチング w.モクサクエキ.木酢液 w.ヤニ対策 w.ライティング.照明 w.ラティス w.リンゴ酒 w.レンガ w.一年生植物 w.不明植物 w.乾燥に強い w.共生 w.冬仕事 w.冬越 w.分球 w.剪定 w.動物飼育 w.受粉 w.合掌式支柱 w.品種の見分け方 w.唐辛子焼酎 w.園芸ポット w.土壌 w.培養土 w.堆肥 w.夏越 w.多年生植物 w.実生 w.害虫 w.害虫の種類 w.害虫駆除 w.寿命 w.常緑多年草 w.常緑広葉樹 w.常緑樹 w.庭木の感覚 w.弱アルカリ性 w.挿し木 w.支柱 w.日向 w.日陰 w.有機農法 w.木酢液 w.果実酒 w.果梗(かこう) w.果軸 w.枝枯れ対策 w.根腐れ防止剤 w.植え替え w.植木鉢 w.植樹 w.植物の心を探る w.樹木の幹を太くする w.樹木用植木鉢 w.樹皮 w.殺虫 w.母の日 w.水蒸気栽培 w.浸透型除草剤 w.温室 w.牧草 w.球根 w.球根植物 w.生垣 w.生物農薬 w.生理落果 w.盆栽 w.目隠し w.窓フラワーボックス w.立ち枯れ w.粘土質 w.給餌台.野鳥 w.緑のカーテン w.耐寒性常緑広葉樹 w.肥料 w.腐葉土 w.自然樹形 w.芝マット w.芝刈 w.芯カビ病 w.花が咲かない理由 w.花壇枠 w.花柄摘み w.苗 w.落ち葉 w.葉が先 w.薬草飴 w.薮蚊対策 w.蝶の来る庭 w.蝶の来る花 w.袋掛け w.褐斑病 w.見切り品 w.観葉植物 w.識別タグ w.購入方法 w.越冬 w.越年生植物 w.踏み石 w.軒下 w.酸性 w.野菜 w.野菜苗 w.野鳥対策 w.鉢植え w.開花時期 w.開花条件 w.防寒 w.防虫 w.防鳥ネット w.除草剤 w.隣接地 w.雑草 w.雑草の効用 w.雑草化 w.雑草対策 w.雑草戦争の基本プラン(2013 Autumn) w.雑草書籍 w.雑草駆除 w.雪の始末 w.霜柱対策 w.駆除

人気の投稿:月間

人気の投稿:年間

人気の投稿