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ペットボトル温室(PB温室)利用時の問題


ペットボトル温室(PB温室)利用時の問題

PB温室自体の問題ではありません。温室で発芽させた植物の扱いの問題です。「温室育ち」とはよく言ったもので、温室で発芽させ育苗したものは極めて弱弱しいものだということを認識させられた。特にPB温室は究極の環境ですから、ここで育てたものは究極のひよわな存在ということです。

ある程度大きくしてから植え替えるのは当然としても、いきなり風に晒すのは避けること。例外もありますが、水分を急速に奪う風には弱い。直射日光は種類によって違うでしょうが出来ればある程度セーブしたい。

PB温室から、プランターや大きなポットに植え替える場合、あるいは花壇などに地植えする場合は、風除け(湿度安定)のためにカバーを被せる。これは、PB温室の上側のパーツをそのまま使っても良い。サイズ的に無理なら、特に高さが不足する場合は、ペットボトルを上下ともカットして筒状にしたもの(PB風除け)を被せても良い。



★PB温室から地植えまでの段階的アプローチ

  1. (ステージ1.0)究極のPB温室で発芽・育苗。
  2. (ステージ2.0)ミニポットを取り出し普通のポット皿にのせる。PB温室の上側パーツを被せておく。ポット皿には水を溜めない。徐徐に低い湿度での耐性を養う。
  3. (ステージ2.5)苗の成長が早くて上側パーツで窮屈な場合は、PBの両端をカットした筒状のもの(PB風除け)を被せる。
  4. (ステージ3.0)ミニポットから植物と土をそのまま取り出して目的の場所(ポット・プランター・花壇)に植える。基本的には根を触らないでそのままストンと入れる。ミニポットから複数の場所に分ける目的の場合でも根を傷めないように作業すること。それぞれPB温室の上側パーツを被せておく。飲み口の部分が窄まっているパーツ。
  5. (ステージ3.5)苗が大きくなって窮屈になったら、筒状にカットしたもの(PB風除け)を被せる。植物が筒より上に顔を出さないように注意する。必要な場合は支柱を立てる。
  6. (ステージ4.0)PB風除けを外す。既に植物が大きくなりすぎていた場合は1箇所を縦に切ってから広げて取り外す。
  7. PB風除けは最初に予め取り外しが出来るようにカットしておいた方がよい。作業中に植物を傷めてしまう懸念があるためです。使い回しができて単純な割には重宝します。


★改訂(注意):

PB温室の効果は想像以上。瞬く間に発芽してしまう。油断すると「もやし」を育てていることになる。双葉(ふたば)が見えたら直ぐに被せている上側のパーツを外して過加湿を回避すること

モヤシになると独り立ちは返って時間が掛かる。気づいた時点で上側を外して自立を待つ。乾燥させすぎても駄目。十分時間をかけてしっかりした苗にする。

ペットボトル温室の設計

2000ml

500ml

200ml

900ml

500ml

250ml



ペットボトル温室の設計

パワーポイントの画像?。パワーポイントをブラウザで表示させると図形部分はPNGファイルになっている。それを普通の画像ファイルのように取り出してブログに貼り付ければよい。

ペットボトル温室に使うペットボトルはデザイン性の少ないフラットなものの方が加工しやすくて良い。昔のコカコーラのような湾曲の多いデザインは加工しにくいので避けたい。

ボトルサイズはいろいろな種類があるので、適当に組み合わせて使えばよい。用済みや失敗したものをリサイクルに戻すときは汚れを洗ってから。

ミニポットはインテリアを兼ねるときはデザインを考えたものを入手しますが、ヨーグルトのプラ容器などを流用しても良い。

(注意)

ペットボトル温室の置き場所は明るい日陰

直射日光は朝方か夕方、短時間なら構わない。日中は炎熱地獄になりますから、土壌の殺菌殺虫処理になります。勿論植物類もお陀仏です。

この温室はベランダ園芸で土の消毒再生に使っていいです。上のキャップも閉めて炎天下、直射日光に晒しておきます。




ガーデニングでの応用できないか?植物の水蒸気栽培



ガーデニングでの応用できないか?植物の水蒸気栽培

日経に記事が出ていたね。水耕栽培を更に改善させたやり方。水の蒸散をコントロールするハニースチール社のエコ・マットを利用するやり方だ。水を一旦マットに吸わせ、マットから蒸気の形で用土に水分を補給する。従来の遂行では水が蒸散で失われて管理が大変だった。

原理は今一分かりにくいが、土中の水分を植物の根が吸って水分(湿度)が少なくなるとマットの蒸散が促され供給されるのだろう。マットは気泡で面積が大きくなっているから蒸散量も十分確保できるのだろう。


ハニースチール




ガーデニングでの応用:

ガーデニングでの応用となると、ポット(植木鉢)の底にスポンジを入れて 通気性の有る布などを敷いてスポンジの穴を土で塞がれないようにしてから土を入れる。深めのプレート(ポット皿)にポットを収め水を入れる。スポンジでな く軽石を底に入れても理屈上は同じ。ただこのままでは水の蒸散の問題は残ったままですからプレートとポットの間の隙間をカバーするものが必要になります。

ここまで書いて気付くのは例のペットボトル温室のことです。ペットボトル温室では水分が外に逃げる量を抑えて結果的に エコな方法を実現していました。エコというのは給水の手間が掛からないということです。



改良型のペットボトル温室:

(1)従来のミニポットをつかうものの改良-1

ミニポットの下にスポンジを敷きます。スポンジはポットの外側です。蒸散が促されて、ペットボトルの上部で冷やされて落ちてくるという循環も活発になります。高床になるので水の供給量も多く出来ます。

(2)従来のミニポットをつかうものを改良-2

こちらはスポンジをポットの底に入れます。ポットの中です。蒸散による水の供給も安定することは変わりません。丈を抑えられるのがメリット。蒸散供給がより安定的になります。土との取り回しが面倒かもしれない。

(3)大小2つのペットボトルを利用する

  1. 出ました!究極のエコ温室。 
  2. 小さい方(500ミリ)のペットボトルを2つに切って飲み口を逆さにして結合させます。
  3. 水を供給できるように底にスリットでも穴でも空けます。
  4. 中にスポンジを入れます。逆さになった飲み口がスポンジに当たる形です。
  5. 飲み口から土が落ちないようにネットか布きれでカバーします。
  6. 用土を入れて水をやり微塵を先に除去しておきます。
  7. 小さいほうのセッティングが終わったら大きいほうのペットボトルに収容します。
  8. 大きいほうの飲み口から給水します。少し傾けて水が直接用土に当たらないように注意します。
  9. 給水量は直接土に触れない範囲で入れます。直接触れると温室内が汚くなるだけで、過剰でなければ特に問題ありません。
  10. 発芽促進など必要に応じて上から霧吹きで湿度補給するのは従来と同じです。


余った苗ポット(ミニポット)を利用して種蒔き


余った苗ポット(ミニポット)を利用して種蒔き

庭に種を撒くって結構難しい。種が何処に行ったか分からなくなってしまう。同じところをまた掘り返したりしかねない。

そこで余った苗ポット(ミニポット)を使うことにしよう。全くイージーウエイです。


  1. 地植えですから地面に穴を開ける。場所は暫定でも構いませんが、少し深め・広めに掘ってから、腐葉土・培養土・掘り土などとミックスして調整して戻す。水を入れて水はけの具合を確認しておく。
  2. ミニポットに種まき用の土壌をセット。種を撒き、霧吹きで水分を与える。最初に土も湿らせておいても良い。
  3. ミニポットを穴に入れて据える。そのとき、ポットの縁が少し多めに頭を出すように気持ち高めに穴の深さ・硬さを調整する。高めにするのは発芽までの水はけを確実にするのが狙い。
  4. ミニポットが収まったら、上から底の部分をカットしたペットボトルを被せる。ペットボトルガーデニングで作った輪切りの上半分を使っても良い。風で簡単に飛ばないように5センチ程度は土に埋め込むようにする。
  5. 種蒔きする種類が複数の場合や忘れる心配があればラベル(品種・日付)を張りつけておく。
  6. 最後に霧吹きで湿度を与えたら、観察モードに入る。風で飛ばないか、乾燥しすぎていないか、または水浸しになっていないか、など。
  7. 発芽して一定の大きさになったら、ミニポットから出して同じ場所に植え込むか、別の場所に植えつける。

(超手抜き版)

超手抜きの場合はミニポットだけを用意して地面の上に置きペットボトルを黙って被せて済ませる。穴掘りは土壌改良などは考えないでポットと蓋が納まるだけで十分とする。


勿論、発芽・育苗用のセットを使っても構いません。

ペットボトルガーデニングの修正(ミニポットを併用する案)


ペットボトルガーデニングの修正(ミニポットを併用する案)

 (例)角型スリット育苗ポット



いきなり土を入れても取り扱いが不便。ペットボトルを上下にカットするのは良いが、土をどのように入れるかが難しい。植物を取り出すときもペットボトル直では土が崩れそうで難しい。そこで市販の小さなポットを収容して使う方法に修正します。

花の苗などを購入すると3号ポットくらいの容器に入れられていますが、そのポットを流用します。黒色の柔らかいビニールポットと強度のあるプラ容器とありますがどちらでもいいでしょう。

ペットボトルをしたから10センチ程度でカット(輪切り)して、上の半分にはスリットを入れます。ここまでは前回と同じ。

ミニポットに土をいれ種を撒きます。霧吹きで水を掛けます。種は種類によっては一晩水につけてから撒きます。


ミニポットをペットボトルの下半分の容器側に入れます。上半分を容器側にはめ込みます。はめ込み方法は、スリットを絞り込んで容器側の内部に入れる方法と、スリットを広げて容器側を包むようにする方法があります。包み込むほうが作業は簡単ですが、ペットボトル壁面の水分が外に洩れ出るため、トレーが必要になる、水分の損失が多いので補給を確実にするなどの工夫が必要です。

はめ込んで組み合わせが終わったら、霧吹きで水を掛け湿度を上げてやります。明るい場所に(種の種類によりますが)置いて観察します。

この方法は水位も把握しやすいので管理も楽です。温度と湿度の維持がしやすいのでハイドロカルチャーでもやれそうです。中のポットが見苦しい場合はミズゴケを入れて雰囲気を出すことが出来るかも。

清潔感があるということは当面は室内で面倒見るということが可能になります。庭に地植えするにも場所が決まらないことが多い。しかし季節によっては時間的余裕が無い。種の仕事だけでも始めなければいけない。そういう場合は手軽に始められるこの方法はグッドでしょう。

植物が生長したら所定の場所に移してやります。地植えでも大き目のポットでも。

樹木実生床の作り方


樹木実生床の作り方

*これに限らず当ブログの記事は見たり聞いたりしながらも基本は我流です。しかも実際にやる場合は適当にアレンジしますので、もし参考にされる場合はそのようなことも踏まえてください。」

ハイドロで実生はどうやら結構難しそうだ。駄目元でチャレンジしてみるが、早くもカビが生えてきて前途多難。パーライト、バーミュキライト(アスベスト問題が気になるので今後は室内用とでは使わない)、ハイドロコーンなど無菌物でやる場合は、木の実は果肉をきれいにとってきれいに洗ってから、埋め込むのが必要みたいだ。目印代わりに木の実も一緒に入れると底がカビの発生源になる。室内の温度が高いのも実生を狂わせることになるだろう。

実生ハイドロカルチャー


  1. ハイドロコーンは大中小の3サイズを用意してよく洗っておくこと。
  2. 広口グラス(ガラスキャニスター)もよく洗っておくこと。
  3. キャニスターの底に水の浄化剤・根ぐされ防止剤を入れる。その上にハイドロコーンを下から大サイズ、中サイズ、小サイズの順にそれぞれ2-3センチの高さまで入れる。
  4. 木の実の果肉をきれいにとって水洗いする。
  5. ハイドロコーンに乗せる。成功確率を考えて3-4個をできるだけ間を空けて入れる。
  6. ハイドロコーン小サイズまたはパーライトで上を覆う。覆う深さは5mm-1cm程度。
  7. 霧吹きなどを使って静かに水を入れる。下から2-3cmまで。
  8. そのまま放置するが、水が乾いたら(底から数ミリでも)水を継ぎ足す。
  9. 殺菌剤(または35度の焼酎)を時々噴霧する。カビの気配が無ければ不要。

実生を自然環境でやるばあい。

庭に実生床を作ってみよう。

  1. 先ずペットボトルを用意し、底の部分を切り離す。円柱《筒》に成るように、上の部分も途中で切り離す。
  2. 地面にペットボトルサイズの穴を開ける。少し深めに少し広めに掘って土壌改良もやっておくこと。
  3. 穴の底の方は腐葉土などを混ぜて戻し、上の方にバーミュキライトを5-10センチのせる。普通に腐葉土に埋めても構わない。挿し木で無いから屋外の場合は無菌にこだわる必要はない。
  4. 水をかけると地面レベルが下がるから少し高めにしておく。
  5. 果肉をきれいに取った木の実(種)を埋める。深さは5センチ程度。
  6. ペットボトルの筒をかぶせる。地中に5-10センチ程度埋まり、地上に15-20センチ程度残るようにする。
  7. 霧《ミスと)で静かに水かける
  8. 名札を貼る。
  9. ペットボトルの上の方はカットしないで保温性の高い床にしても良い。この場合は雨水による給水は期待できないので注意することです。一方で水分も温度も逃げにくいので
  10. 凍結が懸念される場合は、軽い土またはチップを上に乗せる。
  11. 場所は反控えが望ましいが直射日光が当たる場所ではテープを巻くなどして日差しをさえぎるようにする。
  12. ハイドロカルチャーへの植え替え次期が近づいたら時々噴霧殺菌してやる。

ペットボトル実生床の優位点

  1. 森林の中のような安定した静かな環境が得られる。
  2. 虫などが入りにくい。
  3. 雑草が入りにくい。
  4. 植え替えなしで一定の成長が望める。
  5. タネを埋めた場所が分かりやすい。
  6. ペットボトル上部をカットしないタイプは温度湿度とも高く維持できるので温暖地の実生にも可能性を残す。

ご注意

当サイトの記事は若干の経験とネット上の情報等を踏まえてある程度の独断と偏見に基づいて構成されています。記載の手順ノウハウなどについて参考とする是非の判断はご自身の責任によってお願い致します。

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