ガーデニングでの応用できないか?植物の水蒸気栽培
日経に記事が出ていたね。水耕栽培を更に改善させたやり方。水の蒸散をコントロールするハニースチール社のエコ・マットを利用するやり方だ。水を一旦マットに吸わせ、マットから蒸気の形で用土に水分を補給する。従来の遂行では水が蒸散で失われて管理が大変だった。
原理は今一分かりにくいが、土中の水分を植物の根が吸って水分(湿度)が少なくなるとマットの蒸散が促され供給されるのだろう。マットは気泡で面積が大きくなっているから蒸散量も十分確保できるのだろう。
ハニースチール
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ガーデニングでの応用:
ガーデニングでの応用となると、ポット(植木鉢)の底にスポンジを入れて 通気性の有る布などを敷いてスポンジの穴を土で塞がれないようにしてから土を入れる。深めのプレート(ポット皿)にポットを収め水を入れる。スポンジでな く軽石を底に入れても理屈上は同じ。ただこのままでは水の蒸散の問題は残ったままですからプレートとポットの間の隙間をカバーするものが必要になります。
ここまで書いて気付くのは例のペットボトル温室のことです。ペットボトル温室では水分が外に逃げる量を抑えて結果的に エコな方法を実現していました。エコというのは給水の手間が掛からないということです。
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改良型のペットボトル温室:
(1)従来のミニポットをつかうものの改良-1
ミニポットの下にスポンジを敷きます。スポンジはポットの外側です。蒸散が促されて、ペットボトルの上部で冷やされて落ちてくるという循環も活発になります。高床になるので水の供給量も多く出来ます。
(2)従来のミニポットをつかうものを改良-2
こちらはスポンジをポットの底に入れます。ポットの中です。蒸散による水の供給も安定することは変わりません。丈を抑えられるのがメリット。蒸散供給がより安定的になります。土との取り回しが面倒かもしれない。
(3)大小2つのペットボトルを利用する
- 出ました!究極のエコ温室。
- 小さい方(500ミリ)のペットボトルを2つに切って飲み口を逆さにして結合させます。
- 水を供給できるように底にスリットでも穴でも空けます。
- 中にスポンジを入れます。逆さになった飲み口がスポンジに当たる形です。
- 飲み口から土が落ちないようにネットか布きれでカバーします。
- 用土を入れて水をやり微塵を先に除去しておきます。
- 小さいほうのセッティングが終わったら大きいほうのペットボトルに収容します。
- 大きいほうの飲み口から給水します。少し傾けて水が直接用土に当たらないように注意します。
- 給水量は直接土に触れない範囲で入れます。直接触れると温室内が汚くなるだけで、過剰でなければ特に問題ありません。
- 発芽促進など必要に応じて上から霧吹きで湿度補給するのは従来と同じです。