りんごジャムの作り方
作り方のサイトを見るだけでも面白い。
<コンセプト>
先ずりんごジャムを作る理由を確認しておきましょう。あなたは本当に保存食品を作りたいのか?。冷蔵庫にストックしておいて何時でも食用できるものが欲しいのか?。それとも友人や来客に手作りを自慢したいから作るのか?。単に林檎の美味しい食べ方の一つとしてジャムを楽しむために作るのか?。それともジャムを作る行為そのものを楽しみたいのか?。りんごが余ったから一時保存の方法としてジャムにしておくのか?。複数の理由が重なることもあるでしょう。自分のスタンス(態度)をはっきりしておけばりんごジャムの奴隷になることはありません。
ここでは:
今の時代ですから、保存食の意味合いは不要でしょう。せいぜい1ヶ月程度で消費することにしましょう。冷蔵庫保管とし、保存性のために砂糖を多く入れる必要はありません。糖分の取り過ぎは不健康かな。
食べるジャムを目指します。 ドロドロよりは食感を少し残す仕上がり。トーストには塗るよりは乗せる感じになるかもしれません。ヨーグルトをかけてデザートみたいに食べても良い。
りんご酒を作るときに出てくるりんごも活用したい。←これは駄目!手間暇掛けて不味い(変わった味の)ジャムを作るだけです。後悔必至。
りんごの品種はミックスさせない。一品処理を原則にします。作り足すようなこともしない。瓶の使いまわしは一旦きれいに洗ってから。
何年何月何日・りんご(品種・素性)・砂糖(種類・%)・酸味(素性)・シナモン(有無)をラベルに書いて瓶に貼り付ける。
<材料>
- りんご:紅玉が基本ですが、何でも構わない。それなりの味を楽します。
- 砂糖:グラニュー糖が基本です。慣れてきたら失敗覚悟で他のもの(沖縄黒糖など)を利用しても面白いかも。量はりんごの10%~30%。りんごの糖分も考慮して加減する。10%程度に抑えておいて、食べる時に不足を感じたら蜂蜜などをかけても良い。甘すぎると食べ方に制約が入ります。
- 酸味:レモン汁。雑味を気にするならクエン酸。量はりんごの酸味を考慮して好みに合わせる。 ポッカレモンで代用しても構わない。
- シナモン。利用するかどうかは好みで。
<手順>
- りんごをきれいに洗い水を切っておく。
- 8等分して皮と芯を除く。
- いちょう切りにする(スライス)。厚さ4ミリ±2ミリ。経験を踏まえて好みで調整。
- 皮は茶パックに入れておきます。皮の成分がジャムの風味に食感に好作用するという話もあるようです。不確かですが。
- 鍋にりんごスライスを敷き詰め。
- グラニュー糖を満遍なく振りかける。半分または3分の1を利用。残りは煮込みの間に様子を見ながら足しいれていく。
- レモン汁を振り掛ける。
- 皮入りティーバッグを入れる。←好みです。入れなくても構わない。
- 好みでシナモンを入れる。
- 鍋に蓋をして水分が出てくるのを待つ。1~2時間かな?。
- 水分が出てきたら弱火で煮る。水分が少ない場合は少量の水を足す。 時間がない時も水を足して煮込みを始める。
- 煮ながら残りの砂糖を入れる。灰汁が出たら取り除く。ずっと弱火。焦がさないように動かす。
- 皮入りティーバッグを適当なタイミングで取り出す。まあ、汚い色になって暫くしたら取り出していいでしょうね。
- りんごが透明になったら出来上がり。
- ボトルに移しかえる。ボトルは予め熱湯消毒をやっておく。更に好みでブランデー消毒も面白い。
- 1ヶ月めどに消費する。長くても3ヶ月。長期間は邪魔だしトラブルの元。