モンクロシャチホコ(蛾)を駆除する
気が付いたら庭の木が食い荒らされている。庭の草むしりをしていたら得たいの知れない動物の糞のようなものを見つけた。鳥が止まる場所でもあるかと上を見ると何ということか、プラムの木があちこち枝毎丸裸。で底には毛虫が集っている。しまった。やられた。手が届く場所でないし殺虫剤を撒くのも手間だから放水して毛虫を下に落とす。毛虫を画像検索で調べるとモンクロシャチホコの幼虫と判明。バラ科の樹木が被害に遭いやすいようだ。9月に入っているので幼虫は既に大きくそろそろサナギになる準備に入る頃だろう。
モンクロシャチホコ(蛾)
モンクロシャチホコの幼虫=毛虫は普通の害虫だ。うじゃうじゃと葉を食べるのだ。成虫もかわいくも何とも無い。とはいえ自然物だから
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駆除方法
- 葉の裏に卵を産みつけられた時に葉を取り除くのが一番。でも実際は無理だ。
- 他の毛虫も同じ。コロニーが形で見えるようになって、葉っぱが食い散らかされて初めて分かることだ。
- 枝先でまだ一箇所に固まっているなら枝毎切り離すのが手っ取り早い。
- 大事な枝で切りたくない場合や、既にあちこちに広がっている場合は薬剤散布。枝先に固まっていると思える場合も薬剤散布は必要。卵は他の枝にも産みつけられている可能性が高いからだ。
- 薬剤はオルトラン水和剤(1000~2000倍)、ディプテレックス乳剤(1000倍)、カルホス乳剤(1000倍)など。
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- 樹木の場合は高い位置に薬剤を散布する必要が出てくる。
- 十分な量を高い位置に噴霧するのは容易でない。業者のように足場を組んだり、しっかりした噴霧器があればいいが一般家庭では厳しいだろう。
- 撒いた薬は当然他の場所にも掛かってしまう。場所や時期によっては薬剤を利用したくないこともある。
- 特に秋口は他の果樹も実をつけている可能性が高い。
- こういう時期に有効な方法はジェットノズルの放水。ピンポイントで毛虫を狙って打ち落とす爽快感もある。
- 春先は毛虫の存在を気にするが、夏場を過ぎようという頃の毛虫は想定外だ。油断大敵でした。
- 下に落ちた幼虫(毛虫)は動いていますが、他の動物(野鳥、アリ、クモなど)が始末してくれるので、他の適当な植物に辿りつく可能性は低い。でも気になるなら踏んづけて成仏していただく。
- 幼虫の落ちる先に別の大事な植物がある場合は、割り箸などを使って拾って捉まえます。樹木の上でも手が届く時は同じ要領です。直接手を下しても良いですし、どこかに入れておいても良いです。育てる環境でなければどの道、死滅します。残酷かな?。