庭のアリ(蟻)は益虫か害虫か?安易に駆除しないこと!
アリは?
- 人の身体に這い上がってきて咬むことがあります。人間が食べ物かどうか調べているんでしょう。黙ってみていれば良いし振り落とせばよい。直接触るとアリに怪我をさせるので避けましょう。
- 昆虫の死骸を片付けます。時には生きている昆虫を襲うこともあります。
- 食べ物のカスなどが落ちていたら片付けます。
- アブラムシ・アリマキをテントウムシなどから守ります。
⇒ここは難しい。害虫のアブラムシ・アリマキを駆除することが先決。テントウムシにダメージを与えないように注意するには、テントウムシが来ていないときに殺虫剤を撒く。 - 植物についた昆虫などを攻撃します。ガ(蛾)とかコガネムシなどの過剰繁殖に対して抑制する役割を期待しますが、幼虫がでかすぎて大発生時は殆ど無力。
- 家の木部をかじる最悪のシロアリを攻撃してくれます。
コニシキソウ対策
- コニシキソウの種を巣に持ち帰るので、コニシキソウの生え方が酷い場合は、特に花を咲かせてしまっている場合は、止む無くその付近のアリを駆除します。 コニシキソウが密集している辺りにアリノスコロリの類を撒きます。苦土石灰も撒いておきます。
- 間違えないように。コニシキソウの駆除が先決。コニシキソウは花を咲かす前に駆除します。実を付けたらアリが巣穴に持ち帰る。アリを駆除しなくても苦土石灰をまいておけば発芽抑制になります。コニシキソウを放置している人はアリを駆除してもコニシキソウは伸び放題でしょう。
- アリの集団の大きさは、庭の広さ、庭の餌の状態で決まりますが、バランスを欠くと普通の植物の葉とかをかじり始めるかもしれません。其の時は、クモとか蛙とかがアリを攻撃してくれるはずです。ということ、相当の異常発生を確認したときは薬剤を使ったアリの駆除も考えますが普通は放置です。
- 超人工的な庭を作った場合はケミカルを多用して、アリもクモもミミズも蛙もいないものにすればいいでしょう。そいう庭には人も寄り付かなくなるでしょうね。
ヒアリのはなし
- ヒアリ
この頃盛んにニュースを賑わせている ブラジル生まれのヒアリは毒素が強くて咬まれると炎症を起こすらしいが、自分の近くの公園とか自宅の庭とかに入り込む可能性は極めて低い。貨物船の港、物流センター、トラックターミナル、倉庫・工場とかが近くに無ければ気にしなくてよい。
間違っても、ヒアリ対策の目的で全ての蟻、昆虫、小動物の撲滅をやり始めたら愚かと言うしかない。
とは言え、将来的にはヒアリにだけ効く方法論が提供されないと困るね。
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