庭の害虫=薮蚊(やぶ蚊)を退治する
植木や草花に悪さをする害虫は多い。
デモその前に、庭仕事そのものの邪魔をするのが「蚊」の存在。家蚊(イエカ)と違って藪蚊(ヤブカ)は攻撃性が高い。素早く止まってあっという間に肌を刺す。齟齬は大変。瞬く間に腫れ上がる。何度も刺されると身体が過剰反応するようになるので、実は大変危険なことなんです。
また、最近は怪しげな蚊も日本に来ていますし、蚊を媒介にするやはり怪しげな病気も入り込んでいます。海外との人や荷物の往来が激しくなったこと、温暖化が進んだことがその原因でしょう。結果的に、蚊に刺されることで受けるリスクは非常に高くなっています。
「やぶ蚊」
私ども素人は家に居る蚊は家蚊、外に居る蚊はやぶ蚊で済ましてきましたが。蚊にも色々あるようです。種類と特性を理解することには特に意味も無さそうですので、ここは兎に角、庭仕事の邪魔をする蚊の対策を考えましょう。何とかならんかね。
- 庭の隅々まで明るく風通しをよくする。
- 湿潤より、どちらかといえば乾燥させる。水はけの良い土壌。
- 水溜りを作らない。雨降りの直後に見て回るといい。
- 落ち葉を溜めない。蚊が潜む場所、小さな水溜りが落ち葉の下に隠れている。
- 意図的にポリ容器に水を溜めて蚊の卵を産ませボウフラになったら庭に撒いてアリの餌にする。卵からボウフラに成らなくても構わない。要は無駄に卵が消費されればいいのです。
- アリが夏休みを取っている心配があるなら、ポリ容器の水に油(食用油)を張って酸欠にすればボウフラは死んでくれます。コンクリートかアスファルトの上に撒いても簡単です。但し、下水に流れると何処かで孵化してしまいます。
- 出来れば放射能を浴びせて奇形の蚊を放って彼らの生殖を妨害して子孫を絶滅する。これは筑波辺りの研究機関でやっているでしょう。その前に研究者が奇形になっていないか心配です。
- 蚊連草(ローズゼラニウム)を植える。虫(蚊も?)が寄ってこない。らしい。この花が嫌いでなければ駄目元で植えても良いでしょう。
- 隣接する土地から蚊が来る場合も、蚊の潜む場所を少なくしておけば被害は軽減できる。
- 隣が手入れのしていない野原だったり、手入れの悪い草ぼうぼうの庭だったり、困った状態の時は、黙って市役所にクレームする。注意してもらえたり、殺虫剤をもらえたりするケースがある。この辺も駄目元でのアクションとなります。
- 隣の雑草がこちらの庭まで侵略している場合は、浸透型の除草剤を塗って追い返します。つる性の厄介な侵入者には有効でしょう。クレームされたら除草していたら液体が掛かったといえば言い訳になるでしょう。
- 隣接地が公共か私有化に関わらず、殆ど管理されていないなら、クレームの心配もありませんから、1メートル程度まで手を伸ばして除草剤を撒きます。
- ドライアイスの利用。庭作業の前に風向きを見て隣接地に投げ込みます。蚊を向こうに集めておいて作業する段取りです。隣接地に人の気配がない時限定。また風向きが変わることもあることに留意します。
- 隣接地との間にラティスなどで仕切りのレベルを上げる。ラティスには蚊の嫌がる臭い(殺虫剤?忌避剤?)を吹き付けておく。
- 蚊取り線香を置く。
- 雑草を伸ばさない。芝生も伸ばさない。
- 皮膚を露出させない。夏は無理か。
※
<「蚊」対策の決定打>
- カエル(蛙)を庭に放つ。蛙も湿潤を好みますから、同じく湿潤を好む薮蚊がやってくるとパクッとやってくれます。
- 蜘蛛、特にハエトリグモを保護します。網は見苦しいので網を張る蜘蛛は隣の庭に投げ捨てます(笑)。兎に角、殺してはいけません。
- 殺虫剤は使いたくない。可愛い虫たちまで殺しかねません。