ワスレナグサ(忘れな草)を植える
- ワスレナグサ(勿忘草)
多年草で寒さに強い反面、日本の夏の湿度と暑さには耐えられないようで、結局、夏越しは種の状態で迎えることになる。
<種まき>
売っている種は、秋に撒けとある。春にまくと夏前に芽を出して直ぐに暑さでやられてしまい、花を楽しむことができないからだろう。自然に花から零れ落ちた種は、夏はじっと耐えるようにプログラムされているのかな。タイマー機能。市販の種はそのタイマーが既に切れているのだろう。
植え替えを嫌う。
鉢植えから地面に降ろす時は、その形のままそっと地面に埋め込む形が良さそうだ。
発芽は20度以上になること。暑すぎると駄目。寒さに強いので、秋まき・春まきどちらでも構わないが、零れダネでの自然発芽は多分秋になるのでしょう。
場所は日向でも半日陰でも構わないだろう。腐葉土?を敷いて、密度は高めに撒いてやる。
<ワスレナグサの育て方>
水は地表が乾いたらたっぷり。但し、最初は種が流れるからしっかり発芽するまでは霧(きり)状のノズルで散水。肥料は多分あまりいらない。気になるなら、秋の発芽時と、春の開花前と、2回。
心配は花がない時に雑草と間違えて切ったり除草剤の餌食になったり、夏の種状態の時に他の植物を植えられてしまうことかな。自己主張させて定位置を確保させるのが、零れ種で命を繋ぐ時の基本要件かな。
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耐暑性:弱い
耐寒性:強い
土壌:弱アルカリ(PH6.5-7.0)
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《ペットボトルで試行錯誤》
- 植える場所?これがなかなか決まらない。で取り敢えず鉢(ポット)植えにする。種も芽も小さい。露地に植えたらいきなり行方不明です。ポットに入れるしかありません。
- 11月ごろ、飲み口以外に穴の開いてないペットボトル(2L)に培養土を入れて上から貰った芥子粒よりも小さな種を撒く。何処に落ちたか分からない。霧吹きでみずやり。
- 1月ごろになると小さな芽が出てきた。かなり偏った落ち方になっているのが分かる。ペットボトルの内壁についた種まで発芽していたが、これは育ちようが無い。
- 思い出したように霧吹きをして3月になると葉の長さも3センチぐらいになった。半封じ込み状態なので水分補給はミニマムで良さそうだ。ただ、開花期が3月~5月と紹介されているのに、花が咲くような気配は何も無い。
- 結局、この試行錯誤は失敗。いい加減に撒いておいた種が育って無事に花を咲かせた。それも秋になった後の戻り真夏で駄目になってしまった。再チャレンジですね。
- 秋まき春咲きが基本。夏は本体は溶けるから、種で夏越え。秋に発芽。を繰り返す。
- 寒冷地なら、春まき夏咲きまたは秋咲き。花が終わったら種を落として本体はそのまま越年。寒冷地は真夏でも最低温度が25度以下になるところらしい。だから、寒冷地と思っていても真夏日・熱帯夜などに襲われるとたちまちアウトになる。零れダネが出ていたら、秋発芽春開花の普通のパターンになる筈だ。