リンゴ酒を作った後のリンゴでカレーの隠し味ジャムを作る
- リンゴ酒を作った。正しくは作りつつある。熟成?のためにリンゴを取り出して濾過してビンにつめた。後半年は我慢。
- さて、大量のアルコール臭いリンゴが残ったがどうしたものか。 ジャムにするしかないと聞く。
- このリンゴ、酸味はすっかり消えている。甘味もない。一方で大量のアルコールがしみこんでいる。とても口に出来る代物ではない。
- アルコールを抜いて、酸味と糖分を加えて、砕いてジャムの形にしようと考えるのが普通です。
- でも、手間がかかるだけで成果は得られません。美味しくない。シナモンを入れたりして誤魔化しても追いつきません。
- 普通の発想で無理がある。
コンセプト
- 普通のパンに塗って食べるようなジャムはゴールにしない。直接食べることは想定しない。
- 隠し味調味料としてのジャムを作ることにする。料理に加えて調理して利用する。
- この強烈な味を包み込むことが出来る料理はカレーくらいしか思い浮かばない。
プロセス
- リンゴ酒から取り出したリンゴは、皮と芯は食感を損なうから剥く。 タネも除去する。
- 暑さ2ミリくらいでスライスする。
- リンゴの重量を測る。
- 鍋に入れ砂糖を振り掛けて暫く置く。砂糖の量はリンゴの30%前後。種類はグラニュー糖が無難。好みの砂糖を使っても構わない。
- 水分が出てきたら中火で混ぜながら焦がさないように煮ていく。水分が不足する場合は水またはリンゴジュースを足して煮る。
- 好みでシナモン、レモン汁を入れる。
- リンゴの食感を残すため丁寧に混ぜること。
- リンゴの食感が不要な場合はリンゴはスライスしないでフードプロセッサーで砕いてから煮込む。この方が簡単ですが、面白くも何とも無い。
- 程よく軟らかく煮詰まったら、火を止めて、好みでハチミツを入れてテリを入れる。
- 好みで色々入れると味がぼやけるが、カレーの場合は問題ないでしょう。多分。
- 荒熱が取れたら殺菌された容器に入れて冷蔵庫に保存。1ヶ月以内の消費なら常温保管でも構わないでしょう。
- 長期常温保管も工夫すれば可能です。①冷暗所、②殺菌、③空気を入れない、④密閉、⑤糖分の濃度を少し濃くするなど。このような特別な素材は年1回しか出てきませんが量が多いので、常温保存も確実に出来るように準備したい。
りんご酒は焼酎が普通ですが、ラム酒、ブランデー酒などを使うこともあるようです。酒の種類が違う場合は取り出したリンゴも分けて調理したい。ミックスしいてもカレーに入れる分には影響はないだろうが気分的には分けておきたい。
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