カシワバアジサイを植える
- アメリカ出身のアジサイなんだね。
カシワバアジサイの育て方
基本的にはアジサイのように丈夫。
夏の日焼け(葉焼け)に注意。日本の夏は厳しい。日当たりのいいところを真に受けて植えると失敗しそうだ。基本は半日陰。アジサイとはそういうものだ。
肥沃な土地を要求する。腐葉土を入れて置けということかな。肥料もそれなりに必要だろうか。
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カシワバアジサイの剪定
難しく考えると難しい。イージーに考えれば手間要らず。
(木立化)
一本立ちのままにしておくと木質化して高さ2~3メートルの木立になるらしい。そのようになったカシワバアジサイを散歩の途中に見かけることがある。樹木になって高い位置から花が下がってくる。これはこれで悪くない。好みに合えばこれで十分だろう。
(コンパクト樹形)
アジサイらしく足元からこんもりとした低木樹形を望む場合は、冬場に根元近くの脇芽の直ぐ上、概ね20センチぐらいの場所でカットする。翌春には足元で分岐して複数の茎が立ち上がる。但し、その年は花は付けない。コンパクト樹形を維持するためには、適宜、同様に冬場に足元の脇芽上でのカットを行う。花芽をカットしているので、当然、翌年は花は咲きません。
(切り戻し)
花が終わったら、花の直ぐ下の脇芽の上でカットする。
- (1)花を残すと株への負担が大きいからというのが1つ目の理由。
- (2)花の下に次の年の花芽を付ける分岐の元が出来ているのでその上でカットする。枝分かれして花が増えるのが2つ目の理由。
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増やし方:挿し木
花後、梅雨時に、樹形を整える目的で剪定を行ったら、是非、挿し木に挑戦してみましょう。
新しく伸びた茎を8センチ程度の長さにカットして、目的の場所に挿しておく。多分、半日陰になっている場所が好ましい。発根まで1か月かかる覚悟で、水やりを続ける。真夏の暑さと乾燥に耐えるように継続して世話が必要だろう。
秋の長雨を利用して挿し木するアイデアもある。この場合、新梢の元気がないことや、気温が下がって活動も低下するので、温暖地でなければ難しいかも知れない。
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冬場にコンパクト化のための剪定を行う場合は、冬場の剪定で出た枝は再利用ができないので、予め、梅雨時に挿し木のための剪定を行ってしまうのが良いでしょう。
言い換えれば、
樹形の悪い枝が出て来たら、梅雨時に剪定して挿し木に使い、残りは念のため冬まで待ってから根元から1節(脇芽1個)だけ残してカットする。
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