最初のグランドカバー/最後のグランドカバー/雑草
ベランダガーデニングでも坪庭ガーデニングでも、兎に角、植物に関心を持ってあれこれ始めたら始まるのが雑草とのお付き合い。
むき出しの土への最初の訪問者は雑草。
何かを植えて楽しんで手を休めたらまたやってくるのが雑草。
どんなときでも雑草は土を見捨てない。なんとかカバーしようとやってくる。これを腹立たしく思い嫌うか、感謝の気持ちで迎えるか。
雑草は一つではありません。時間とか高さとかを変えながら複層的にカバーしていきません。これを単一の品種(グランドカバーを目論む品種、例えば芝など)で対抗するのは鼻から無理な話です。人が手を掛けている間だけ一時的に其の場所は芝生であるに過ぎません。
草たちの戦いと協調の結果が調和の取れた安定感のあるグランドカバーになるのでしょう。
誰かがどこかで一面が芝生の状態を見て感動したとしても其のプロセスまでは理解できなかったに違いありません。
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<雑草戦争の心得>
- 適材適所。受け入れる気持ちが大事です。
- いろいろな可能性を試すことを楽しみましょう。
- 出来るだけ自分の手で切ったり引き抜いたりしない。乱暴な手段は本質を見る目を失うことになる。
- どの雑草がどの場所に生えてどの場所に生えていないか違いに注目する。
- 違いの要因を探る。仮説を立てて検証するやり方。試行錯誤。
- 土・水・光。これを決めて植相?をコントロールする。
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