樹木実生床の作り方
*これに限らず当ブログの記事は見たり聞いたりしながらも基本は我流です。しかも実際にやる場合は適当にアレンジしますので、もし参考にされる場合はそのようなことも踏まえてください。」
ハイドロで実生はどうやら結構難しそうだ。駄目元でチャレンジしてみるが、早くもカビが生えてきて前途多難。パーライト、バーミュキライト(アスベスト問題が気になるので今後は室内用とでは使わない)、ハイドロコーンなど無菌物でやる場合は、木の実は果肉をきれいにとってきれいに洗ってから、埋め込むのが必要みたいだ。目印代わりに木の実も一緒に入れると底がカビの発生源になる。室内の温度が高いのも実生を狂わせることになるだろう。
実生ハイドロカルチャー
- ハイドロコーンは大中小の3サイズを用意してよく洗っておくこと。
- 広口グラス(ガラスキャニスター)もよく洗っておくこと。
- キャニスターの底に水の浄化剤・根ぐされ防止剤を入れる。その上にハイドロコーンを下から大サイズ、中サイズ、小サイズの順にそれぞれ2-3センチの高さまで入れる。
- 木の実の果肉をきれいにとって水洗いする。
- ハイドロコーンに乗せる。成功確率を考えて3-4個をできるだけ間を空けて入れる。
- ハイドロコーン小サイズまたはパーライトで上を覆う。覆う深さは5mm-1cm程度。
- 霧吹きなどを使って静かに水を入れる。下から2-3cmまで。
- そのまま放置するが、水が乾いたら(底から数ミリでも)水を継ぎ足す。
- 殺菌剤(または35度の焼酎)を時々噴霧する。カビの気配が無ければ不要。
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実生を自然環境でやるばあい。
庭に実生床を作ってみよう。
- 先ずペットボトルを用意し、底の部分を切り離す。円柱《筒》に成るように、上の部分も途中で切り離す。
- 地面にペットボトルサイズの穴を開ける。少し深めに少し広めに掘って土壌改良もやっておくこと。
- 穴の底の方は腐葉土などを混ぜて戻し、上の方にバーミュキライトを5-10センチのせる。普通に腐葉土に埋めても構わない。挿し木で無いから屋外の場合は無菌にこだわる必要はない。
- 水をかけると地面レベルが下がるから少し高めにしておく。
- 果肉をきれいに取った木の実(種)を埋める。深さは5センチ程度。
- ペットボトルの筒をかぶせる。地中に5-10センチ程度埋まり、地上に15-20センチ程度残るようにする。
- 霧《ミスと)で静かに水かける
- 名札を貼る。
- ペットボトルの上の方はカットしないで保温性の高い床にしても良い。この場合は雨水による給水は期待できないので注意することです。一方で水分も温度も逃げにくいので
- 凍結が懸念される場合は、軽い土またはチップを上に乗せる。
- 場所は反控えが望ましいが直射日光が当たる場所ではテープを巻くなどして日差しをさえぎるようにする。
- ハイドロカルチャーへの植え替え次期が近づいたら時々噴霧殺菌してやる。
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ペットボトル実生床の優位点
- 森林の中のような安定した静かな環境が得られる。
- 虫などが入りにくい。
- 雑草が入りにくい。
- 植え替えなしで一定の成長が望める。
- タネを埋めた場所が分かりやすい。
- ペットボトル上部をカットしないタイプは温度湿度とも高く維持できるので温暖地の実生にも可能性を残す。
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