ガーデニングカレンダーの作り方
どの時期に何を成すべきかというプラン視点のカレンダーとどの時期に何をやったかという実績視点のカレンダーがある。その前に、植物の様子を記載しなければ始まらないだろう。
ガーデニングは土地柄や時節柄で結果が異なる結果が生まれるので理屈半分、結果半分で見ないと正しい理解には至らない。
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「行い」と「結果」は基本。やるべきこと=「プラン」。これはもっと重要。来年はいつ何をすべきかを記載する。プランは順送りで良いだろう。一番新しい、見直したプランだけ保持すれば良い。
「行い」と「結果」は記録だから、20年分保管する。勿論永久保存でもいいし、2年でも良い。昨年、一昨年、今年。普通はこれが基本。
ここで難しいのは行いと結果は日付が違うこと。
植物名・愛称名などで検索できないと使いにくいものになるから、電子環境を使うのは必然だろう。
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「植物編」
- 植物の開花時期、発芽時期、紅葉時期など特徴的な振る舞いを時系列に記載する。
- 世間一般の植物で作るのは避けること。何をやっているのか収拾が付かなくなる。 特定の公園、特定の山とか川とか草原とかでもよい。特定の街道でも良い。特定の地域でも良い。
- ガーデニングが趣味なら、自分の庭の植物で作ってほしい。これには雑草も入れるとリアリティがでて面白い。枯らしてしまった植物や撤去してしまった植物でも名残りがあるなら記載しておいていいだろう。過去数年の実績が記載できれば尚面白い。
「計画編」
- これは独立させて作る。時期、植物、作業、アイテム(道具、消耗品など)。購入手配なども記載。方法論に拘りがある場合は要点を記載する。手順・方法論・能書きなど詳細は別途記事を起す。
- 気持ちとしては365日で作りたいが、現実は無理。それだけの分解能は発揮できない。週毎に作るのは生活行動・社会活動などと符合させやすいのでベターだが、今日が今年の第何週などとは把握していないから季節の時計との一体性が弱く途中でとん挫する懸念がある。
- 月ごとに作るのは楽だが、内容が多くなりすぎるだろう。
- 結局、妥協の産物として、各月度の上旬、中旬、下旬の10日刻みが現実的になる。年間で36枚のカレンダー。旬めくりカレンダー。
- 植 物別、アイテム別に年間の手入れ作業サマリーも用意した方が分かりやすい。旬めくりカレンダーとは縦横の関係になる。植物が20種類あれば20枚の記事を 作る。一度作っておけば後は楽なはず。時間御刻みは旬としないで月とした方が簡便だろうが、時期によってメリハリをつける工夫はしても良い。
「日誌編」
- これも独立させて作る。こちらの結果を踏まえて計画編の加筆修正を行う。
- 「観察」。これが一番大事。面倒な時は写真を数枚写しておくだけでも良い。
- 「作業」。実施したこと。 アイテムの購入。掃除。
- 「天気」。日照の度合い、風の強さ・向き、温度。一日の変化。体感。
- 「体調」。一見無関係ですが、作業をサボった理由であったり、植物の体調とも関係する。「天」の項目に含めて記載でも良い。
- こ れは毎日記載しても良い。事実ベースで記載。写真を使えば観察もより具体的になって重宝するだろう。工夫は昨年の今頃とか、一昨年の今頃とかに素早くアク セスできる方法。ラベル付が大事。日付(365日)、月数(12か月)、旬数(36旬)。計画編との対応も取りやすいだろう。
(注意事項)
- 非公開で作る場合は何も問題ないが、共有したり、一般公開する場合は、個人とか場所とかの特定を回避できるように、地域名、施設名、個人名など固有名詞を記載しないようにする。また写真では風景とか隣家の様子などが写り込まないようにする。