庭木のマルチングに自然の小石を使う



庭木のマルチングに自然の小石を使う

 マルチング(mulching)
もともとの狭義のマルチングとは根覆い(おおい)・根囲いのこと。植物(樹木類)の移植の時に根を保護するために布やビニールなどで覆うことであったが、今は移植の時に限らず植物(樹木類)の根の保護策全般をマルチングと言うようだ。

樹木の根元の表土に適当なカバーをすることで、
  1. 適当な湿度を維持する。乾燥に弱い植物では重要。
  2. 夏の直射日光で地中温度が上がるのを軽減する。
  3. 雑草が生えるのを防止する。根が地中深く入らないで横に這う特性の植物では重要。
  4. 霜など低温による根へのダメージを軽減する。寒さに弱い植物では重要。
  5. カバーする素材を工夫することで好みの美観を達成する。
などが主要な狙いである。



マルチングに利用する素材は、植物を植えている場所や量(本数)によって様々に工夫できるが、コストも油断できない。
  1. 落ち葉
    もっとも自然本来の形であり低コストで収めることができる。管理するエリアが広い時は一番に考える素材。とは言っても単に落葉を放置しているだけに見えなくもない。庭の掃除をした時に落ち葉を木の根元に寄せて済ますだけの事です。欠点は風に簡単に飛ばされてしまうこと。落ち葉を上から抑えるように少し重いチップなどを載せてもよい。狭いにはの場合は収まりが悪いので油断すると落ち葉の破片が散らばったりして美観を損ねることも。
  2. チップ
    樹皮チップ、木片チップ、など。チップサイズも大小あります。下に細かいサイズのチップを強いて上から大きなサイズのチップを載せれば収まりが良い。
  3. 小枝
    剪定などで出た小枝をサイズを揃えてカットしてチップのように利用する。
  4. ワラ(稲わら・麦わら)
    農作で余ったワラの再利用かな。わらも土に混ぜ込んで土壌改良に利用するもの。
  5. もみ殻
    脱穀で出たもみ殻の再利用。これお土壌改良に使う。もみ殻は風で飛び散ってもほとんど気にならない。時間がたてば土に溶け込んでしまう。
  6. ビニールシート
    保湿・保温をしっかりやるならこれしかない。通気性が無いので適当な間隔で小さな穴を開けて利用する。野菜などでの利用が多い。
  7. 貝殻
    貝の種類は統一したい。観葉など植木鉢に入れるものでは量も知れているので面白い。庭だと油断すると汚らしくなるので注意。
  8. コーヒー
    珈琲豆または利用後のコーヒー糟はカビが生えるので注意。これも植木鉢が良い。
  9. ビー玉(ガラス玉)
    植木鉢なら楽しめる。大きさもデザインも様々。
  10. ハイドロボール・素焼き破片
    表面が乾燥するので清潔感があって良い。簡単に洗えるのも良い。植木鉢、ハイドロカルチャーなど。
  11. コルク栓
    ワインのコルク栓などを使うのも面白い。並べ方でセンスがでる。
  12. 果物の種
    適当なサイズの種が同じ種類で入手できるなら試してみたい。使う前に一度乾燥させておきたい。
  13. 小石
    医師のサイズ、形状、デザインにはこだわること。砂利に見えたら最悪。実際砂利のような細かいものは終止が付かなくなる。最低でも1センチ以上。岩を置いても困るから最大でも10センチ以下にしたい。基本は植木鉢。

  •  庭木のマルチングに自然の小石を使う:
  1. 小石を使う場合、積み重ねてはいけない。出来るだけ隙間なく敷き詰める感覚。
  2. 周囲より根元が若干高くなるように石の下には腐葉土、落ち葉、チップなどを載せる。
  3. 小石の色は予め決めておいてできるだけ揃える。青色みのあるもの、緑色みのあるもの、白っぽいもの、黒っぽいもの、茶系統、など探せば様々だから、好きな色で集めやすいものを選ぶ。白っぽいものに着色する発想も面白い。簡単にマーブルストーンが出来上がる。また同系色の着色も有効だ。青色味のある石に青色を着色すると深みが出て楽しめる。
  4. 形・サイズを揃えるのが難しいが、大きいものを根元の中心近くに、細かいものを中心から話しておくことでバランスが取れる。
  5. 敷き詰めるエリアは枝葉の張り出しに対してその2分の1から4分の1 程度にするのが外観上も良さそうだ。
  6. 小石の場合、雑草が脇から顔を出したら石をずらして雑草の上に乗せるだけで退治できるので助かる。
  7. 自然の小石をマルチングに使う一番の楽しみは、お気に入りの色形の小石を探すこと。集めたい石の色を3種類ぐらい設定しておくとよい。極め付き限定だと楽しみの筈が逆にフラストになるので要注意。


<部分的なグランドカバーとして小石を使う>

  • 長所
  1. (低コスト)
    特に色や形状に拘らなければ近くの川原などで入手できるのでコストが掛からない。都会では無理だが、ドライブや小旅行で出かけた時に意識して収集しても良いでしょう。日頃から小石に興味を持っておくことが大事です。金魚鉢やアクアリウムの底に小石を入れる人は大丈夫ですね。
  2. (通路対策)
    通路部分で植物との共存を図るには踏み石を置くのが普通ですが、小石を利用することも出来ます。同様の目的で、木の枝をカットしたものを打ち込むアイデアもありますが、ここでは小石の動きを抑える役割で利用するのが面白そうです。
  3. (霜柱対策)
    冬場、霜が降りやすい粘土質の場所のカバーとして使う。スポット的な利用になります。場所が許せば鉢物を載せても良いでしょう。冬は霜柱、梅雨時はドロドロ、夏は砂埃となる場所は手軽に小石で対策します。その場合も、穴を掘って腐葉土などを入れておきます。いずれ落ち着いたら普通に周りのグランドカバーが進出してきますから小石を外してやります。
  • 注意
  1. 夏の照り返しがありますから、あまり面積が広くならないようにすること。通路幅で言えば20センチ~30センチ程度に抑える。終端は木片を打ち込んでガードを作る。
  2. 禿げ(ハゲ)対策の場合は、直径20センチ~30センチの円形にする。可能な限り真円を目指す。終端は木片を打ち込んで作る。
  • 小石の色
  1. 最もイージーな考え方は家の壁の色に合わせるやり方。空間の統一感が容易に確保できる。しかし、壁の色に近い色の小石を見つけられる可能性は運任せになる。
  2. 壁色を引き立てる色を選ぶ。補色の関係にある色。こちらの色も確保できる保証はない。
  3. 外構に使う石などの色に合わせる。これも統一感が得られて、また手に入れやすい色のことが多く実現性は高い。
  4. 白か黒かに決めて収集するのも品があって悪くない。
  5. 最後は、川原を見て歩いて、特徴があって収集しやすい石を探すのが良いでしょう。
  • 石の置き方
  1. 直接、石の上に置かない。腐葉土、チップ、剪定などで出た小枝や落ち葉を敷いてその上に石を並べるようにする。業者のセンスなら砂を敷いてその上に石を置くだろう。石を集めるときに川砂も持ち帰って、石と石の隙間を埋めるように利用しても良い。
  2. 石が日射で熱くなっても地表が暑くならない、大雨で泥が流れ出ないように、緩衝材料を間に入れること。