ケムシ・アオムシ・イモムシの取り扱い方
無益な殺生はできるだけ回避したいと考えると、この幼虫たちの扱いは少し難しい。
幼虫は基本的には葉とか実とかを食べる害虫だ。成虫になったものはガ(蛾)とかチョウ(蝶)とかになるだけで害虫とは言えない。むしろ受粉を助ける益虫の部分もある。
成虫の場合、コガネムシは幹や果実にダメージを与えるので害虫でよい。ハチの仲間には卵を果実に産み付けるのでこれも害虫とする。
ガ(蛾)の仲間は大量に繁殖・発生するものがありこれは要注意。害虫として始末するしかないだろう。数匹なら可愛いものでも数が集まれば恐怖です。
ケムシ(毛虫)|画像
細かい毛を身体全体に付けた幼虫。成虫は小型のガ(蛾)。葉を食べまくって樹勢を衰えさせる。果樹の場合は果実を傷つける。
ケムシ自体は何度も脱皮して徐々に大きくなるが、姿がユニークで写真素材として面白いと思う人ぎるかもしれない。
アメリカシロヒトリ、マイマイガは躊躇うことなく捕殺。見たこともない毛虫は一応画像を検索して素性を調べること。
基本的には:
⇒幼虫・成虫とも刹処分。
発生当初の幼齢の若い幼虫には殺虫剤も効果的だが、大きくなると捕殺しか方法は無い。見つけ次第捕殺を繰り返す。発生当初の対応が遅れると被害は甚大。
冬越しは卵で行うので、物陰に作られた卵の袋を見つけて処分することが重要。
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イモムシ(芋虫)|画像
毒々しい文様などユニークな形をしていて写真素材になる。色は茶色系が多い。表面は固い。サイズも大きいものが多い(が、小さい時を見ていないだけなのかもしれない)。成虫は大型のガ(蛾)になる。活動していない時は地中に潜む。
大量発生する虫ではないから数が少なければ放置しても良い。一匹でも植物被害を嫌うなら地獄に落ちる覚悟で捕殺。
基本的には:
⇒幼虫・成虫とも放置。
公園とかが近くにあれば公園の適当な場所に逃がす。自然のパートナーの一人だから命は大事にする。
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アオムシ(青虫)|画像
チョウ(蝶)の幼虫はアオムシ。毒々しい色、黒い地味な色などいろいろあります。幼齢でも変化するので思い込みで判断しないこと。全体的には緑色系が多いように思う。表面は柔らかい。見慣れないものは画像検索で調べること。
チョウの来る庭を目指すので、チョウの幼虫は殺生しない。これが基本。葉を食べるので大事な植物が危ない時は、鉄つまんで、それほど大事にしていない場所のものに移す。食性を確認すること。
基本的には:
⇒幼虫・成虫とも放置。
チョウではないが、スズメがの仲間も魅力的だ。特に、実物は見たことはスズメがの仲間のオオスカシバ(羽が透明のスズメガ?)などは歓迎したい。
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アオムシはしかし厄介です。幼齢が小さいと何の幼虫か全く判断がつかないこと。数が多い場合は被害も大きいので、素性が確認できなければ、影響の少ないエリアに移すことにしましょう。犠牲も出るでしょうが止むをえません。
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