サツマイモ(薩摩芋)を植える
- 勿論、収穫して焼き芋などにして賞味するためです。
- ネットを調べてみたら結構面倒だ。特定の根に集中的に栄養が回るように管理するので自然樹形とはいかない。世話好きでなければ美味しい芋は無理。お店で買って食べているイモはしっかりお世話をした芋に違いないから自分でやればどうしても貧弱なものになりそうだ。
- 徹底的に管理して贅沢イモを作るのは趣味の要素が加わらないと無理だが、それでもベランダに置ける小ぶりなプランターがせいぜいだから残念賞・努力賞どまりに違いない。
- それでもやりますか?やります!!
(完全順不同)
- 肥料は難しい。不適切に多いと茎・葉に回って根に回らない所謂「蔓(弦?つる)ボケ」ということになるらしいが、全く栄養がないと根も駄目になるのは自明。チッソ・リン・カリの中で比較的根に回りやすい養分を考慮すべきらしいが面倒ですね。チッソ分を与えすぎないことらしい。
- やや酸性度を好むので、土壌の中和に使う苦土石灰は入れなくて良いようだ。ホームセンターで売っている野菜用の培養土と使い回しの古い土のミックスでもいいかな。この辺の加減は経験を積んでから出ないとうまく判断は難しいが多分結構アバウトでいける筈だ。
- 病気の心配がある場合は土の使い回しは避けること。と言ってはみたが純粋培養などあり得ない。使い回しの土は日光消毒する。根菜類の薬剤利用は避けたい。
- 葉と土は接触させない。そこから新しい根が伸び始めるからだろう。植え付け時も成長時も。気根というかどうか知らないが時々観察して見つけたらカット。不定根というらしい。定期的に葉っぱをひっくり返してその気にならないようにするものだとか。「つるかえし」というらしい。
- 寒さに弱いので霜が降りる前に収穫。霜が降りないところは永久土中?、な訳はないでしょう。地中に6か月間が目途かな。植え付けは5月から6月まで。6月1日に植えたら12月1日が収穫限界(我慢の限界?)。11月中に収穫した方が良さそうだ。5か月経過したら天気の良い日を探して彫り上げる。雨の降らない日が数日続いてある程度乾燥気味になるタイミング。農業の人と違うので試し掘りは難しいだろう。
- 地中に長く置いてサイズを大きくすると味が落ちるという話もありますが根拠は不明。大きく立派な方が痩せているよりはいいでしょう。 何となく言えそうな理屈は、イモが翌年の発芽に備えて準備を始める前に食用するということ。発芽の準備は春と決まっているなら収穫時期の心配はない。微妙な変化が内部で起きているという前提を置くと場合は、葉が黄色くなり始めて栄養貯蔵を止める時がベストということだ。
- ホームセンターに行くと苗が束で売ってますが、あれば大量に楽しみたい人か農業従事者にむけたものか。其れを買って必要分だけ楽しんでもいいが、既に根を出させたと思われる苗も売られている。単価は高いが無駄は無いし、ベランダ菜園なら十分でしょう。
- 発根苗を購入すれば最初からある程度深植えできるので「まし土」などの手間もありません。それでもマルチも兼ねて数センチのまし土は有効でしょう。
- 伸びてきた葉・弦は支柱やネットに誘導するのか、庭を這いずりまわさせるのか。ベランダなら吊り下ろしてもいいですが、階下の迷惑や風で動き回る時の問題を考慮する必要があります。
- 利用するプランターは根菜類なら当然ですが深いものが適している。30センチ程度。
- 害虫は捕殺が基本。
- 病気は日当たりを良くして乾燥気味に育てれば回避できると期待するが、可能な場所なら切り離す。程度がひどい時は比較的健康に問題のない薬品を選んで使用する。薬品を使用した場合は種類や回数は記録しておくこと。薬漬けの立派なイモは食べても美味しいものではない。
- 収穫したら、土を払い落とし、決して雨にあてないで、数日乾燥させる。風干し。風味が増すという記事もあるが、梅干しと同じで只の気のせいかも知れない。日陰で風星した後は、きれいに洗ってから再び乾燥させてから、保存する。保存時の温度は15度前の中庸なところ。10度以上20度未満。光は当てない。新聞紙などに1つ1つ包んで人の出入りの少ない部屋に置く。そういう部屋があれば。
- 収穫時は、決してイモを傷つけないこと。丁寧に彫り上げる。傷ついたら日持ちしないので優先的に食用する。
- 薬を許容以上に使ってしまったら、そのまま食べる焼き芋は遠慮したい。茹でるなどして残留分が溶けて出るようにレシピも考慮する。来年の種イモにするか。農薬は絶対使わないと決めた人は収穫量を落としても、たとえ全滅でも、農薬には手を出さないことだ。味は無農薬という満足度も重要な要素だから。
大失敗!
サツマイモは5月から6月に植え付けるとあちこちの説明にあるから中間日の5月末に苗を買いにホームセンターへ行ったら、先日までは五万と並んでいたサツマイモ苗の姿が全くない。あちこち手を尽くせば入手できたかもしれないが、あっさりギブアップ。
この地域はネットのノウハウ記事より少し季節が早かったと考えるより、この手のもの、ライフの短い苗の類は、お店に並んだ時が買い時。後になればなるほど元気のない売れ残りになる。特に野菜類は近所で農家をやるプロ~セミプロも買いに来るので良い苗が真っ先になくなると考えた方が良い。
デパートの客寄せフルーツと同じ。大量入荷のその時が買い時。デパートは時間が経つと値段を下げたりしてキッチリ売り切るが、ホームセンターの苗の場合は余程みすぼらしく成るまで値下げは無い。
野菜などの苗は大量入荷時に購入すること!。新しく入ったのを見つけたら今年予定するならその場で買ってしまう。計画の全量買うか、三分の一程度にするかは受け入れ準備状況の判断が必要。
買った苗は半日陰で1日1回の水やりを忘れないようにすれば1週間程度は自宅待機も可能でしょう。 脇芽の管理が必要なものはポット苗のまま手を入れればよいだけだ。
- 農業はベランダ菜園でも先手必勝と覚えるべし!
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