雑草の競争シナリオ
植物の競争戦略。
(雑草学者ベーカー纏め)
植物(その起源に於いては全て雑草)は人と出会い、人の評価を受けて識別されドメスティケーション(栽培化)を経て雑草と分離された。偶然あるいは意図的な交配を経て雑草と栽培植物の交流は継続した。今なお続いている。全く人間の身勝手の結果だが。
雑草の生き残り戦略~Baker(1974)の12項目
ネットで探すが見つからない。引用は多くされているが、多分常識的な内容なのだろう。若しくは、今の科学的センスからすると意味不明が含まれるのか。
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もう一つの雑草の定義。
それは「逆境を克服する力を持った植物」ということだろう。スーパーパワーの持ち主。
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- 「種子の発芽に必要な条件が複雑」 一体どういう意味だろう。色々な条件が整って初めて発芽。うっかり発芽するようなポカはしない。環境の整備を見極める力があるということか。
- 「発芽がバラバラで種子の寿命が長い」 う~ん意味がまとまらないね。前項の内容の一つにならないのかな。種子自体がタフというのは必須か。
- 「成長が早く速やかに花を咲かせる」 分かる気がする。スピードは環境変化リスクを軽減できる。
- 「生育可能な限り長期に渡って種子生産する」 数は力なり!かな。長期と言うと環境変化の中でということになりそうだ。何処かでジャストピントの種子の放出になるだろう。
- 「自分だけで種子を残す方法を持っている」 そうだろうと思うものの具体的にはどういう内容なのか分からない。
- 「特定の昆虫に頼らず花粉を運ぶ」
- 「条件が良い時に種子を多産する」
- 「条件が悪い時にもいくらかの種子を生産することが出来る」
- 「種子を遠くへ運ぶ仕組みを持つ」
- 「切断されても強制な繁殖力と再生力で増えることが出来る」
- 「人間が耕すところより深いところから芽を出すことが出来る」
- 「競争を有利にするための工夫がある」
成る程ね。あまり学術的ではないね。文科系の頭の言葉遣いに見える。植物学者の中にはこの程度で十分な人もいるかもしれない。事実確認は不明でも気持ちは伝わってくる。
別の人(日本人)がまとめた記事(PDF)の方が話はまとまっていて分かり易いが、箇条書きにする知恵が無かったのは残念だ。植物学者の限界か。
別の人(日本人)がまとめた記事(PDF)の方が話はまとまっていて分かり易いが、箇条書きにする知恵が無かったのは残念だ。植物学者の限界か。
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