落葉の効果
庭の様子を見ていると、グランドカバーが苦手とするエリアがある。
1つは、粘土層が露出して太陽の熱でカチカチに固まったエリア。所謂ぺんぺん草も生えないエリア。
人通りが多いと雑草が根を張る時間もなくてハゲが出来てしまう。土は踏み固められ、粉々にされて粘土質化してしまう。こうなると増々雑草も進出できなくなる。
対策は土壌改良より、適度な空間を簡単い造ることが出来るチップを撒いておくこと。短くカットした枝を活用しても良い。枝を地中に打ち込んでやれば土壌改良も同時にできるだろう。
2つは、日陰。葉の密度の高い低木の足元は時として真空地帯になる。目立たないので特に気にならない。
3つは、落ち葉の存在。芝生の上に落ちた落葉を除去しないでそのままにしておくとその部分だけシバが痩せていく。光を遮られるから当然と思って済ます人は考えが甘いかも。樹木の下の落ち葉も雑草類の繁殖を抑えているように見える。落ち葉は恐らく何かケミカルを発生させているのではないか。
<落葉を利用したマルチング>
- 雑草対策
- 冬の霜対策
※
落葉を放置しておくとグランドカバーがダメージを受ける。庭は定期的に掃除することだ。
グランドカバーが弱いエリアは意図的に落ち葉を利用すれば雑草が出て来るのを抑制できる。これも割と知られたことだ。
結局、落ち葉はその場所を管理すれば庭の雑草を管理できると言うこと。なんて言ってみたところで、この落葉って奴は始末が悪い。燃えるゴミにしても嵩張って大変。樹木の足元に置いても風で飛ばされる。
今時は落ち葉を庭で燃やせばクレームが来る。消防署までやってくるかもしれない。
(1)「粉砕」。こなごなにしたい。手間がかかる。粉砕機でもあれば面白い。
(2)「腐食」。コンポストのようなもの。大きな植木鉢が余っていたらそこに落ち葉を放り込む。落ち葉だけでは腐食は始まらないから雑草をカットしたものと若干の生ごみと土をサンドイッチにする。ミミズの住んでいる土も入れてやる。
(3)「土に埋める」。庭の隅に小さな穴を掘ってそこに埋める。 隅でなくても良い。土壌に問題があって剥げているところを掘って落ち葉を埋めても良い。
(4)「土掛け」。穴を掘るのが面倒なら落ち葉をどこかに集めて上から土を掛けて置く。
(5)「流す」。近所の川に流す。用水路でもいい。但し、一度に流す量は控えるべきだ。 少しずつしかし毎日。これなら水の管理の中で始末される。水路に落ち葉が入るのは普通のことだから問題になる訳がない。普通のゴミではない。
※
- 枝も落葉と同様に処理できる。但し、チップの替わりになるのでもっと使いやすい部分もあるが、結局は荷物になるので、捨てる仕事が出て来る。流しても良い。燃えるゴミでも良い。市町村によってはゴミ捨てが有料だから、そういうところでは川に流すしかない。道端や畦道に放置するとか。少量なら並木道の枝葉と同じことだから問題にならない。