落ち葉を売る

落ち葉を売る

唐突な話だ。小さな庭でも落ち葉は溜まる。街路樹や他所の家の落ち葉までやってくるから殆どゴミです。落ち葉は集めて捨てる。燃やす。気を利かして腐葉土を作るぐらいが関の山。どうしようもない落ち葉を売るなんてあまりに唐突だ。

可愛い姿かたちのモミジ、ナンテンなどは、実際に和食の飾り用に販売されている。四国辺りの山間の村の重要なビジネスになっている。既に確立したビジネスかもしれない。景気による変動はあろうが一定の需要と供給体制は維持されるだろう。

しかし

ここでは普通に落ち葉を売るのだ。紅葉も終われば色を失い、ただの茶色の葉っぱに過ぎないものを。特別な物語があるわけでもない。由緒も何もない。

何の特徴も無いが唯一言えることは、その気が庭主のお気に入りの木であること。面白いね。庭主のお気に入りの木なら何処にでもありますから。お気に入りの公園の木まで含めれば、無数といってくらい存在することになる。木の種類もさまざま。

何処にでもある樹木の何処にでもある落ち葉。

他人が見ればただの落ち葉だが、当人にとっては何かの理由でお気に入りなのだ。それこそが物語。特別なことなんだ。

ホームメードの卵焼きと同じなんだ。何処にでもある卵焼きでもその家ではそれで無ければいけない。客が来ればそれを振舞う。出かけるときも弁当に入れて持ち出す。

「我が家の味の卵焼き売ります」といったら売れるかな?落ち葉ではもっと可能性は低いかな?

お気に入りの落ち葉を新聞か雑誌にはさんで押し花ならぬ押し葉にします。

枝についている状態ではお気に入りの葉っぱは採取しません。それはまだ木のものだから。木から離れて初めて利用させてもらう。

<押し葉を作る>

落ち葉は丁寧に拾い押し葉にする。

3つの方法を考える。

(1)透明のセロファン(?)袋に入れる。密封して酸素反応させない。食品に入っている乾燥剤?を使うのも良い。極力光にも当てないようにする。

(2)新聞で押し葉。葉っぱそのものは茶色に落ち着くが、これは新聞のインクで汚すことも計算に入れる。こちらも光に当てるのは控える。

(3)雑誌その他で押し葉。葉っぱそのものは茶色に落ち着くが、これは雑誌などの模様で汚すことも計算に入れる。こちらも光に当てるのは控える。

時間は重石をすれば1~2時間で十分だろう。

<管理手順>

(1)小分けのセロファン袋に入れる。大きい葉っぱと小さい葉っぱとあるから、セロファン袋のサイズは2~3種類用意したほうが良い。

(2)識別のためにIDナンバーのシールを貼る。ナンバーは採取日(年月日)、サイズ区分、形状区分、色区分、連番あたりで構成する。

(3)写真撮影。セロファン紙が反射しないように間接光を使うなど工夫すること。

(4)現物保管。冷暗所保管。酸素交換(酸化)が進まないように密閉すること。

(5)WEB公開。値段はつけないが、ミニマム送料等実費は負担してもらう。100円では足りない。1000円では過分。だから手数料相当額は間を取って500円にしよう。葉っぱの値段はメールで連絡してもらう。一番高い値段が付いた人に売る。ただし、1000円がマックス。それ以上を退化とするのは所詮落ち葉ですからやりすぎ。

(6)取引。WEB公開後1年間は入札状態。1年後に1円以上なら販売。1年経過前でも1000円の場合は即決。1年を経過したものについては1円以上の応札で即決。プラス手数料500円。



(取らぬ狸)

特定の1本の木です。取れる葉っぱの枚数は、今は苗木ですから100枚未満。大きく育てば1000枚程度にはなるでしょう。もっとも全部回収できるわけではありません。せいぜい2,300ぐらいでしょうね。最大500枚として、全部1000円+500円として75万円です。これが最大ビジネス規模。いいお小遣いにはなりますね。



しかし、

馬鹿なことを考えていますね。落ち葉を売るなんて。どうしてそんな気になったのでしょう?。何と無く不思議なものを感じるからでしょうか。こういう気持ちになったのは木に宿る精霊が心を突き動かしたのかもしれない。



<落ち葉の使い方>

売ると勝手に言っていますが、一体全体、誰が買うのでしょうか?。可能性は有るんでしょうか・。ここもまた、信じるものは救われるの世界ですね。


  1. 落ち葉コレクター、押し葉コレクター、葉っぱコレクター。果たして世の中に何人存在することか。仮に存在したとして、何処にでもある葉っぱですから既にコレクションに収容済みでしょう。
  2. お守りに入れる。どういうご利益があるものか。ただの葉っぱではありがたみが出ない。
  3. 和紙に漉き込む。もうやっているでしょう。
<落ち葉のマーケティング>

無理矢理でも識別価値が必要だ。物語の創作。ユニークネスの主張。キャラクターデザイン。

その気は特別な木であること。その木の葉っぱも同様に特別なものだ。しかし葉っぱだけは人に譲ることができる。神の思し召しだ。感謝だね。

名前をつけなくちゃね。

名前をつけたら専用サイトを用意しよう。物語は其処から始まるのです。



<お気に入り樹木に名前をつける>

名前といってもキャラクター名みたいなものだ。