コニシキソウ対策「天王山の夏」


コニシキソウ対策「天王山の夏」

発芽したコニシキソウは一つ残らず引っこ抜け~ッ!

コニシキソウ

コニシキソウは2トーンカラーの小さな葉をつける匍匐性(ほふくせい?地面を這うように伸びる?)の植物。茎を切ると白い液体が出てくる。嫌なにおいが特徴的です。好む人は希だろう。酸性土に強く、乾燥にも強い。梅雨が明けて温度が上がり始めると地中の種が発芽して次々と地表に顔を出す。芝生の間でも、土がむき出しの痩せた乾燥した環境でもお構い無しだ。

いっそのことコニシキソウをグランドカバーにすれば手間が掛からないかもしれないが、一歩踏み出すたびに臭い(くさい)においと白いねばねばした液が飛び散る悲惨な庭になるだろう。でも、この白い液体も中国人に掛かると薬になるらしいから驚きだ。

嫌われ者のコニシキソウに対処するアイデアは幾つも紹介されているが、夏の陣こそが天下分け目だ。

今まで地中に隠れていたコニシキソウの種が芽生え顔を出す時期。花を咲かせ種を撒き散らすまでの約2~3ヶ月。

庭に出ることが出来る日は、コニシキソウを見つけ次第引っこ抜く。臭いのは我慢して、茎をそっと持って根元をたどり、ゆっくり優しく力強く引っこ抜く。多くの場合はすうっと抜けるように取れる。茎の途中で切れることもある。気にしないで地上に見えるものは出来るだけ深く引っこ抜くが、最低限ちょん切る状態でも構わない。同じ種は2度発芽することはないから。

グランドカバーと苦土石灰で武装した部分には流石にコニシキソウは少ない。1年間の成果だ。グランドカバーがしっかりしていると匍匐できなくて顔を目立つように出すので発見しやすく即駆除が出来る。

グランドカバー(シバなど)のハゲの部分や、周辺の部分はコニシキソウがふんぞり返っている。ここの種が飛んできても困るので少々作業が雑になってもかまわないが引っこ抜きでもカットでも構わないがしっかりダメージを与えておくことだ。

発芽は次々に行われるから、毎回庭全体を見て、新たに顔をだした葉を取り払うこと。根競べだ。



庭に出る頻度が少ない場合は、次々と出る小さな葉・芽に対応できないから、浸透除草剤を塗りつけておく。展着剤(ダイン?)を混ぜると塗りやすい。
⇒訂正。浸透タイプの除草剤は危険。実行上の効果もない。手間がかかるだけ。其れよりも何よりも、この手の薬品は危険すぎて使ってはいけない。子供やペットはもちろん、使用すること自体リスクを伴う。家の中にも保管したくない。

庭に出るのが2週間に1回程度では全然追いつかない。週1回でも安心は出来ないから、引っこ抜きと除草剤の併用だろう。週2,3回なら引っこ抜きだけを続けていても間に合うだろう。8月のコニシキソウ戦争はそんな感じ。



コニシキソウはどうしてぺんぺん草も生えない痩せた乾燥地でも平気なんだろう。ポイントはあの白い汁だ。あの中に蒸発し難い水分を蓄えているんだろう。



アリとコニシキソウ

コニシキソウの受粉をアリが手伝う。コニシキソウの花には蜜腺がついていてそれでアリを呼び寄せ花粉をつける。また、コニシキソウの種は熟すとはじけて飛び散るが、アリはそれを拾って地中に運ぶ。結果、確実な発芽が可能になる。ありは受粉を手伝い種まきを手伝う。困ったものだ。

確かにアリが多いところにはコニシキソウも多い。アリ自身は害虫でないが、このような役割だと厄介だ。アリの駆除は心苦しいが、コニシキソウ撲滅年度はだけは我慢してもらおうかな。特に、軒下の乾燥地にはコニシキソウもアリも多いのだ。







コニシキソウが嫌われる理由と<纏め>

誰からも嫌われるコニシキソウ。嫌われ者世にはびこるを文字通り。
  • 茎が切れると白い液が出る。手につくとネチネチする。独特の臭いにおいがする。
    ⇒そっとしっかり根っ子から引き抜く。
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  • 地表一面にびしっと広がる小さな葉の様子は見るからに気持ち悪い。
    ⇒茎を辿って根を探せば容易に全体を除去できる。
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  • アリと共生していてアリの巣に種が埋め込まれ駆除し難い。
    ⇒目立つ場所はアリ駆除剤(アリノスコロリなど)をありの通り道や巣穴付近、コニシキソウが密集していた場所に撒く。但し全滅は自然界のバランスを崩すから厳禁。出来るだけ花を咲かせず、種を作らせないように早めに駆除する。
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  • 刈り取った葉を地表に置いておくと根がついて成長を始めるので駆除し難い。
    ⇒刈り取った葉は放置しない。必ず根・茎・葉とも何かの容器に回収すること。他の枯れ草・落葉などと一緒にしないこと。手作り腐葉土に間違えて混入させないこと。土を露出させないようにグランドカバーを充実させても再生を邪魔できる。
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  • 茎の中に水分を蓄えていて乾燥にも強い。グランドカバーが進出できない場所に堂々と根を張る。
    ⇒乾燥砂漠を作らない。粘土質の場所は夏は乾燥砂漠になりやすいので数センチの深さでも腐葉土と混ぜ合わせておく。腐葉土以外に、川砂、バーミキュライト、パーライトなどを加えてもよい。⇒乾燥砂漠になるもう一つの要因は地面直下に石などが埋まっていて保水性を確保できないケース。熊手でも鎌でも上から当てれば直ぐに分かります。⇒土壌を改良してグランドカバーを充実させれば雑草の進出は抑えられる。-
  • 匍匐(ほふく)性で草丈が低く芝刈機では掛からない。
    ⇒浸透除草剤(取り扱い要注意)と引っこ抜き。除草剤は近くに大事な植物が無い場所に大量に発生してしまった場合などに限定したい。駐車場とか家の周りの道路あたりにびっしり生えてしまった場合など。基本は手で引っこ抜くことです。
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  • ランナーを伸ばし繁殖力が強い。
    ⇒グランドカバーの充実。地面に隙間を作らない。シバは問題ないがクローバーをグランドカバーにしている場合は、クローバーの葉が立ち上がって下に隙間が出来ることがありますが、その間隙にコニシキソウが根・茎・葉を伸ばすことがあります。
    ⇒クローバーの背丈を伸ばし過ぎないように注意すること。芝刈り機を掛ける前に、延ばし放題になっているコニシキソウが潜んでいないかチェックすること。
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  • 日本の土壌は放っておくと酸性土に傾くが、酸性に強いので回り以上に旺盛に繁殖する。
    苦土石灰で土壌改良。コニシキソウの密集地はアルカリ性よりにする。土を掘り返すと地中で休眠中の種が表土近くに来て発芽できるようになるので留意。高い酸性度は乾燥砂漠になる理由にもなる。日本の土壌は酸性に傾きやすいらしいから特別な理由が無くても酸性に寄っていることがあります。苦土石灰を撒くか土壌改良時に混ぜ込み、アルカリ性側に改善させます。-
  • 生命力が強く、土いじりをすると地中の種が発芽して繁殖を始める。
    ⇒土いじり、土壌改良を行った場合は苦土石灰のほかに発芽抑制剤を混ぜ込む。深く掘った場所は無用。浅い場所で十分でしょう。
  • 夏の暑さに強いので暑さに弱い西洋シバが枯れると入れ替わりで顔を出してくる。
    ⇒日本の暑さに強い日本シバ(コウライシバ)を入れる。日本芝だけにすると冬に枯れてしまうのでミックスして撒くようにする。シバが間に合わないときはクローバーを利用する。但し、後でクローバーを除去する場合は苦労することになる。
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  • 地中に潜み梅雨明けに一斉に発芽して戦争を仕掛けてくる。
    ⇒怯まず全ての葉を除去し種を作らせない。7月8月9月はコニシキソウ撲滅月間。根負けしないこと。今年の頑張りは来年の成果。
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    2013年の状況:

    • 2012年は庭中に広がる夥しい数のコニシキソウに呆然とするだけで駆除する気にもならなかった。アリさんも密と種とお持ち帰り自由の状態。
    • 2013年は諸作戦の成果が出てコニシキソウの発生そのものがかなり抑制されている。数が少ないので引き抜き作業に取り掛かることが出来た。次々と顔を出してくるので一進一退であるが、秋風が吹けば収まるだろう。
    • 実際10月を迎えるとコニシキソウの季節は終わったのだろう。全く姿が無い。花が咲き種をアリに回収されていなければ作戦成功。庭の剥げている部分に苦土石灰を撒く。冬に強い西洋シバまたはクローバーの種を撒いて来年コニシキソウの種が発芽し難い環境にすれば良さそうだ。本来は夏に強いコウライシバのマットを張るべきだろう。。
    • 2014年は今年の作業の成果が出るはずだから楽しみ?だ。