腐葉土を手作りする
腐葉土とは?
森林で落葉が何年も降り積もり徐々に菌やミミズなどの力で朽ちて有機質に富んだ堆肥あるいは土壌。自然の腐葉土が出来るには長時間放置されることが必要。
手作り腐葉土とは?
人間の荒業で短時間で作る腐葉土もどき。庭仕事で出てくる植物性のゴミ、台所から出てくる植物性の(生)ゴミ。卵の殻や魚の骨も許容する。貝殻・肉類および油性のものは不可。混入させない。
ところが、手作りの腐葉土はリスクが高い。病気の葉が混入する。雑草の種が紛れ込む。中途半端な環境、道具で作るのだから止むを得ない。
腐葉土を手作りする目的?
腐葉土なんて小さな庭で使う量は知れたものですし、市販品を買ったところで安いものです。わざわざ手作りする必然性はありません。
腐葉土もどきを作る目的はただのゴミ処理です。腐葉土もどきを決して腐葉土として扱ってはいけません。腐葉土もどきは黙って地中深く埋めて終わらせます。但し、土に埋める前に、殺菌剤を撒く、天日干しするなどやっておく。もっともこの手順は腐葉土もどきを作る前にやってもいい。
- 落葉ゴミ(秋冬)
- 剪定ゴミ:枝葉(各季節)
- 木根・草根ゴミ(土壌改良時・植え替え時)
- 草刈ゴミ(除草時・芝刈り時)
- 台所生ゴミ:野菜・果物・卵殻・魚骨(随時)
ただのゴミ処理ではない。『命を失った植物たちを命有る植物たちの元へ返してあげるのです』。
でも、腐葉土もどきは大事な樹木の足元や草花の土として埋めてはいけません。病気のリスクがあります。雑草並みに頑丈なグランドカバーの下の土の其のまた下に埋めます。30センチも掘れば十分でしょう。
※
超手抜きの腐葉土もどき作り
- 大き目の植木鉢を用意する。プランターでもダンボール箱でもゴミ箱でも何でもいいです。
- 植物性のゴミが出たら植木鉢に放り込みます。
- 植物ゴミの上に重石を置きます。容積を小さくする効果があります。
- 時間が有れば、植物ゴミを剪定ばさみなどで細かくカットします。ストレス解消のつもりで思い出したらカッティング作業。細かく刻むと容積は更に小さくなります。
- 植木鉢が乾いたら水をやります。
- 米ぬかとかぼかし材とか入れても構いません。
- 苦土石灰を入れたり木酢液を入れたりしても構いません。
- 土は入れません。少なくともカット作業を続ける間は。土を入れると汚くなるのも避ける理由です。
- 蓋をします。雨などで水分が過剰にならないように。適度に熱がこもるように。ゴミ袋で全体を覆ってしまっても構いません。
- 時々、天地を返してやります。同じサイズの植木鉢をあてがって逆さにすれば簡単に出来ます。面倒ならショベルなどで全体を掻き混ぜてもいいでしょう。
- 最後はゴミ袋に入れて天日干し。温度上昇が十分出来るように数日続けたい。其の後、ゴミ袋を外して全体を乾燥させたら完成です。
- 直ぐに使わないで保管する場合はビニル袋などに入れて濡らさないようにします。
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心得:
正しいかどうかは別としてどのように管理されていたか分からない他所から植物は扱わないこと。
※
いつまで続けるか?
基本的には嫌になったらいつでも止めればいい。
ワークとしては、庭の土壌改良が一段落したら止めればいい。土壌改良にはふかふかベッド作りが先ず第一だが、関連して、庭を平坦にしたり、あるいは適当な凹凸を作ることも含みます。水はけの悪い場所の地下構造の改良も行います。
グランドカバーの乱れの原因は多くの場合地下構造の乱れが原因です。
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(関連記事)
腐葉土の作り方
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