性懲りもなくハーブを植える-1
ハーブなんて日本の風土にも日本の様式にも日本人の食生活に味覚にも合うわけないのに、海外への憧れは今も止まずで、結果、性懲りもなくハーブを植える始末になるのです。
今回は、
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タンジーは黄色い特徴のある花を咲かせる。毒草の一つかもしれない。取り扱い注意。配偶者がタンジーを植え始めたら少しは警戒していい。変な保険に入っていないか。浮気の心配はないか。サスペンスだとこうなる。ガーデニングを楽しむ人は虫除けのつもりだが、嫌いな虫をよけて好きな虫を受け入れるとはならないものだ。タンジーを植えるだけで藪蚊対策になると思ったら多分がっかりするだろう。気休めにはなる。
ミントの類は殆ど雑草。ポットに入れて育てている間は良いが地植えにでもしようものならあちこちに伸びていって直ちにどれがどれか分からなくなる。 其のうち、雑草みたいに毟り取ることになる。これをお茶とか飲みものに入れたりしても自然のものは強力で何を口入れているのか分からなくなる。
日本人の繊細な味覚嗅覚には合わない。周囲にいる人のなかでハーブを好む人を見つけてみよう。表向きは上品でハイカラで格好よく見えても、その実は大雑把、ガサツ、無神経。そういう傾向があるかもしれません。
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<ハーブガーデニングはテーマ設定がポイント>
難しいことを言ったり考えたりしたらガーデニングもハーブも楽しめないのでここは程々に眺めることにします。
ハーブと聞くと少しインテリとかスマートとかハイカラとかをイメージするでしょう。ハーブ好きは必ず能書きを求めてきますから、外向きにハーブと言う限りは最低限のことを知っておきたい。勝手に生えてきた雑草で済ますなら能書きは無用。
(目的)
これが一番大事。ハーブには色々な効能があるから、どの効能に期待しているのか。どのように利用するのか。複数の目的に利用できることが多い。
- 観賞。花屋姿を楽しむ。
- 昆虫を引き寄せて楽しむ。
- 香りを楽しむ。生花。ドライフラワー。
- お茶に入れる。お茶にする。
- 料理に使う。食べる。香りづけ。
- リラクゼーションに使う。
- 風邪薬。熱さまし。便秘。利尿。
- 虫の忌避に使う。
- グランドカバー。
具体的なレシピが必要です。使えるかも知れないとか使えるだろうでは馬鹿にされる。
(世話)
いつ植えて、どのように育てて、いつ収穫するか、増やし方とか冬越しとか、など、ガーデニングの基本は欠かせない。
ポット苗を買ってきて植えただけでは恥ずかしい。冬越しと増やし方と日常管理は頭に入っているべし。
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