チューリップの植え方(テクニカル)


チューリップの植え方(テクニカル)

庭に植えてもバランスが悪い。絵的に面白くない。

でっぷり太った球根を買って、もう追加の栄養は必要ないだろうが、水を吸い上げるための根を伸ばすスペースだけ与えれば、立派に花を咲かせる。びっしり密度高く(隙間無く)植えてゴージャスを楽しみたい。

庭でやるなら、一角を掘り起こしてベッドを作ることからはじめるのだが、既存の樹木の根を切っては元も子もない。だからと言って植木鉢に逃げるのは早計だ。土壌改良をやるつもりで繰り返し掘り起こしをやるべきだろう。

フラワーベッドエリア内で土壌改良を進める。



(テクニカル)
  • 密度:
    密度のある植え方をする。球根と球根の間に球根がもう1個入るほどには間を空けない。というか丁度1個分程度の感覚が良さそうだ。
    原種系チューリップの場合は球根が小さいことに加えて勝手に分球して増える期待もあるため2個分位の間隔でいいでしょう。
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  • ハニカム:
    線状に植えないで面状に植える。1列に並べるのは貧弱になってチューリップの良さが生かされない。ハニカム(正六角形)の中心にもおくので結局正三角形を作りながら面状に広げることになる。
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  • 支柱:×
    園芸品種は頭(花)が大きく背も高く伸びるのでどうして倒れやすい。適当に選んだ正三角形の真ん中に支柱を立てる。←これはNG。支柱なんか立てたら絵にもならない。チューリップは葉が根元から出ているので少々の風なら問題はない。
    原種系チューリップの場合は背も低くコンパクトでより密度が高いので周囲を囲う以上の支柱は要らない。
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  • ふかふかベッド:
    元土に、腐葉土、バーミキュライトをミックスしてふかふかベッドを作って植え付ける。園芸品種の場合は毎年球根を掘り起こしてベッドも作り直す。球根がやせていたら花を咲かせるのは無理なので別の場所で球根を大きくするように育てるか、捨てるかする。超お気に入りの品種の場合は復活させ居にチャレンジを。
    原種系チューリップの場合は、越年生で管理するためベッド作りは丁寧に行なうこと。それでも3年に1度くらいは掘り上げてベッドのリメークをしていいでしょう。
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  • 混植:
    図体の大きい園芸品種同士でも、コンパクトな原種系同士でも、異なる色々な品種・園芸品を混在させるのは最低の美的センス。高さも微妙に違うし、開花時期も異なるので収まりが悪い。但し、幾何学的に工夫して植え付ける場合は美的にも成功することがある。
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ハウステンボス



チューリップを種から育てる



チューリップの種(タネ)を購入する

球根は売っていますが、種(たね)を売っているのは見た記憶がありません。多分、種から育つものの品種が不安定なのでしょう。他の植物と同じ。咲くか咲かないか分からない何かの種ですでは販売できない。販売するにはクローンでやるしかないのでしょう。だから、チューリップの種は流通しません。

ダリヤなども同じような状況です。



調べたら別の事情もありました。チューリップは花を咲かすようになるまで、球根が成長するのに長い時間が掛かることもあり種は人気がなく流通しません。それにどんな花が咲くかも判らなければ商品にならない訳です。

でも、個人だと事情は逆転します。どんな花を咲かすか楽しみ球根の充実を待つことが出来ます。チューリップでも原種系の場合は、多分、比較的短い期間で開花になるのではないでしょうか。



チューリップの種を入手するには?

普通にチューリップを植えて受粉が上手く行けば種子を手に入れることが出来る可能性があります。それを植えて上手く発芽して、どのようなチューリップになるかは咲くまで分かりません。しかも、最初の5年間は花も咲かせないそうです。新種を手に出来るチャンスもあります。

この辺の事情もダリヤなどと同じです。



原種系チューリップを種から育てる

勝手な思い込みですが、巨大な球根の園芸品種は種から育てるにチャレンジするのは難しくても、原種系チューリップであれば、種の採取、発芽、開花は比較的スムーズに行くのではないかと。出来れば零れ種による自然発芽を期待したいですね。とは言え気の長い話だ。時間も身のうち?。普通に分球してくれれば十分じゃないでしょうか。

ご注意

当サイトの記事は若干の経験とネット上の情報等を踏まえてある程度の独断と偏見に基づいて構成されています。記載の手順ノウハウなどについて参考とする是非の判断はご自身の責任によってお願い致します。

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