雑草対策の戦略的アプローチ
雑草は日陰から攻めてくる(?)
目の届かない日陰ゾーンで力を蓄えて日向ゾーンに攻め入ってくる雑草。湿度のある日陰なら耐陰性のある植物によるグランドカバー。アジュガ、ジャノヒゲなど。乾燥した日陰は雑草にとっても厳しいがそれでも頑張るのが雑草。バーグチップを敷いて管理状態を維持する。砂利は結局後で除去作業が発生することになるので避けたい。
※
戦略的アプローチとは合理的な手法~意味付けに基づき、 庭の日照及び土壌(PH、水はけ、湿度など)の区分と植栽の管理(ゾーニング)を実施することである。
<目的>
- 裸足になって芝生の上で子供やペットと遊ぶことが出来る。
- 花や新緑や果実や紅葉を楽しむことが出来る。
- 鳥や蝶や虫が集まってくるのを楽しむことが出来る。
- 森の中のこんもりとしたプライベートな空間でお洒落にお茶を楽しむことが出来る。
- 家(家屋)もまた森の中にあり、夏の日差しも和らいだものになる。
<目的展開>
- 南側に暖かいエリア、ふかふか芝生(踏破可能なグランドカバー)の空間を広く取る。踏込み可能なグランドカバーとして一部がクローバーになってもいい。裸足で歩けるゾーン。
- 日当たりの悪い側は芝生が育ち難いので、踏破しない前提でグランドカバーを張る。芝生を張ってもかまわないが、歩くとダメージが大きいので踏み歩かないことにする。歩くスペースとして踏み石を設置する。
- 踏み歩くスペースと簡易的な仕切りを作っても良い。子供や子犬ならダメージが限定されるなら仕切りは不要。様子を見ながら判断して良い。
- 芝生の中央には草木は植えない。ボール投げの邪魔になるしボールでなぎ倒されてしまう。
- パーゴラを設置する。パーゴラは日陰を作るものなので、日賭けの場所に作れば庭全体の日射量を減らす要因にはならない。また、嫌な西日の当たるところに日除けとして作るのも合理性がある。
- パーゴラの下にテーブル/チェアを置く。その下は通気性・通水性のある人工芝かカバー材を敷く。
- 鳥や蝶や食用を意図して果樹を植える。柑橘類、葡萄、柿、林檎、梅など。
イチジク、葡萄は弱アルカリであること、ブルーベリーは酸性であること、その他は概ね弱酸性を好むことに留意する。不適切なレイアウトの場合は植替えを要求する。 - 家屋の壁に近いところに常緑樹またはつる性植物を立ち上げる。森空間のシナジーも狙う。
<ゾーニング>
(メインガーデン)
- 敷地の境界線は生垣。
- グランドカバーはふかふかの芝生。
- つる性の果樹(ブドウ、キウイ)や華やかな花(バラ、藤)を育てる。
(メインパーゴラ)
- テーブル/チェアを置く。
- 足元(床)は土壌の通気を確保。
- 小さな収納を置く。
(アプローチパーゴラ)
- エントランスから玄関ドアまでの通路をパーゴラ風に仕立てる。窮屈な感じにならないように天井の梁(はり)はミニマムにする。
- つる性の果樹(ブドウ、キウイ)や華やかな花(バラ、藤)を育てる。
- 家屋の窓などの遮光や目隠しをかねる。
(シンボルツリー)
- 遠方からも所在が明確になるツリーを植える。
(バックヤード)
- 納戸を置く。
- 砂利⇒砂利+踏み石⇒インターロック⇒コンクリート舗装⇒枕木
- 仕切りの生垣は低木中心とする。
- グランドカバーは低木の足元。
- 家屋側のエッジは砂利で済ます。
- 踏み石の家屋側は砂利、境界線側はグラカバ(またはマルチング)、低木。
- 低木と入っても窓の目隠しには出来ること。
(駐車場)
- 後ろに丈夫な低木を置く。運転ミスから家を守る。(小さい車にすれば?)
- ストッパーを置く
- 仕切りを置く。
- 砂利⇒砂利+踏み石⇒インターロック⇒コンクリート舗装⇒枕木
(日陰ガーデン)
- 踏み石を置く
- 踏破できないグラカバ。
- 踏み石bの家屋側は砂利でも良い。ガーデン側は日陰に強い植物。