赤シソを植える
赤シソ
使い道の多い赤紫蘇は勝手に庭に生えているので多分育てやすいのだろう。雑草を駆逐する協力者の一人に出来れば有り難い。駄目元でやってみよう。赤シソそのものも、葉も実も使えて何かと重宝する。
赤シソの育て方
種まき・植え付けは4月から9月まで。真夏は避ける。寒冷地は春が良いのは当然。 収穫を確実にしたいとき、急ぐときは苗を植えても良い。好みは種を撒いて育てるやり方。その不確実性がなんとも魅力だ。種は通販でいろいろな種類を求めることが出来る。
シソは、梅仕事で使いたいので、用途に応じて幾つかの種類を育ててみたい。
植える場所は半日陰が好み。日当たり不十分なところで雑草と戦って欲しい。木の下も日陰になるが、この場所は乾燥しているので苦戦するだろう。
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種まき:
一昼夜水につけてから撒く。種の皮が丈夫でいきなり撒いても発芽まで時間が掛かるからとか。光を好む性質があり種を巻いたら上に土を掛けない(好光性種子)。種が芥子粒みたいに小さいので土の上においても水をやれば勝手に土の下に入ってしまうでしょう。
発芽まで20日間ほど掛かる。その間は湿度を維持する。
20センチ間隔で5,6粒の種を巻く。発芽したら順次間引いて最後は1本にする?。
★確実な発芽・育苗のポイント
- 水分・湿度の補給が肝心。
- 種を撒く前に一昼夜(24時間)水につける。シャーレ等に水を入れて種を入れると表面に浮いてます。水を掻き混ぜれば沈んでくれるかもしれません。こぼさないように注意します。蓋があれば利用します。
- ミニポット(2.5号~3号)に土をいれ水で掛けて土を湿らせてから、スプーンなどを使って表面を軽く均し、種を撒く位置を気持ち窪ませます。中央と対角線の4箇所の計5箇所。
- スプーン(洗って置いてください)などでシャーレから種を掬い上げてミニポットの窪みに落とし入れます。この後、種にも土に直接触ることはしません。
- ペットボトル温室の準備をして、ミニポットを据付ます。
- 霧吹きで、時間をかけてゆっくり水分を充満させます。水滴が直接ミニポットに落ちないように注意します。ペットボトル温室の下に水が少し溜まるくらいが良い。5ミリ~1センチ。
- 直射日光の当たらない明るいところにおきます。短時間なら日差しを受けても問題ないでしょう。毎日1回霧吹きで湿度を補給します。底に溜まっている水の量を見て加減します。
- 手抜きする(留守をする)場合は、直射日光の当たらない明るいところに置き、水を底に1~2センチの深さまで入れておきます。感覚的には1週間程度は放置できますが、上からの噴霧がなければ表面が乾いてしまうリスクがあります。シソは発芽まで1~2週間が相場ですから最初のセッティングだけでも発芽まで持っていける可能性は低くありません。
- 発芽した後も暫くはペットボトル温室で管理した方が無難です。日光にも少しずつ当てるようにします。適当なサイズになったらペットボトル温室から取り出して、目的に応じて植え替え、選別などを行います。
利用:
本葉が10枚以上になったら葉を利用することが出来る。(10枚は残せということかな?)
開花:
秋口に開花する。
<ところで~やはり>
紫蘇ジュースや梅干に使う紫蘇は普通に八百屋で買うのが良いでしょう。量的にも品質的にもプロのもので美味しい梅干しを作りたい。
ガーデニングの紫蘇はディッシュの彩りに気まぐれに数枚ずつ使う程度で十分でしょう。
《雑草戦争》本題は雑草対策。
シバもクローバーも苦手な日陰エリアを赤シソのパワーで頑張ってもらう。食用を主体に考えないのでシソを間引いて立派に育てる必要は無い。理想的にはこぼれダネで勝手に安定的に育ってほしいものです。
さて、赤シソの拠点作りはどうするか。日陰にぱらぱら種を巻いて20日間も水撒きだけ続けるってとても無理だ。手間を掛けないで湿度を維持するにはやはりペットボトルを利用するのがベストだろう。
- 湿度を確保するには飲み口は上に来るようにする。水分が放出されないようにするのです。
- 植え付けが簡単に出来るようにしたい。地面に空けた穴にすとんと落せるようにしたい(スロットインみたいに)。
ペットボトル加工手順:
- 其の為には予めペットボトルの下部を底面から5センチぐらいの高さの位置で切断して(輪切りにして)切り離す。
- 切り離した下側のパーツは受け皿になるからそのまま。
- 上側のパーツ(飲み口が付いた方)は下側のパーツと合体できるようにするため、輪切りにした淵から縦10センチぐらいの切れ込みを入れる。切れ込みの位置は4つの角が基本。収まりが悪い場合は変にも切込みを入れて計6箇所~8箇所にする。切れ込みの終端の位置に予め透明の接着テープを巻いておくと切れ込みの高さがそろい、又不用意に割れることも無い。切れ込みを入れた後、再度テープを巻いておく。
- 上側と下側がスムーズに合体・分離できることを確認する。
- ペットボトルの壁面を汚さないように乾いた培養土・腐葉土などを用意する。
- ペットボトルの上側(飲み口側)を逆さにして土を適量入れる。5センチ~10cm高さに相当する量。飲み口の蓋をつけた状態で作業する。
- ペットボトルを逆さにしたまま、下側(受け皿部)を装着する。
- 受け皿部が土の重さで落ちないように手でホールドしながら天地を戻す。
- 飲み口の蓋を外して、一晩水につけたタネを落して入れる。種を据える位置は中央と4角に分散させる。このときストローとか長めの割り箸とかを利用して工夫しても良い。
- 場所が決まったら、霧吹きなどを使って静かに水を入れる。
- 水を入れすぎたときは切れ込みから外に染み出る設計にしているので、置き場所を汚さないように注意すること。
- 発芽するまでの場所にペットボトルをセットする。十分明るい場所。直射日光は短時間ならOK。特別な構造のため水遣りの頻度は少なくてよいが乾燥の程度はチェックすること。
- 発芽してある程度のサイズ(ペットボトルが窮屈なくらい)になったら、植え替えます。
- 目的の場所に穴を掘り、ふかふかベッド(土壌改良した状態)を用意します。深さは5センチ~10センチ程度。
- ペットボトルの切れ込みの少し強く押さえて土が落ちにくいようにしてから受け皿部を外し、そのまま目的の穴に据え入れます。
- 切れ込みを押したり緩めたりしながらペットボトルと土を分離させ、ペットボトルだけ引き上げます。
- 土壌面を馴らします。
- スロットインでなく、株を個別に植え込んでも構いません。
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もっと手抜きの超簡単ペットボトル利用術
もっと手抜きの超簡単ペットボトル利用術
- 植える予定の場所に穴を掘り「ふかふかベッド」を作ります。
- 軽く踏んで水を入れて土壌面を安定させます。
- ペットボトルの底面だけを切り離したもので土壌面をあてがい種まきエリアを確認します。あてがったときに円形マークが付きます。
- 円形の中にタネを撒きます。
- ペットボトルをかぶせます。風で飛ばされないように5センチ程度埋め込むように据えつけます。
- 時々乾燥状態を見て、湿度状態を維持するように発芽するまでは霧吹きで水をやります。雨が降っても中には上の飲み口からしか入りません。
- 発芽して十分な大きさになったら(混み合ってきたら)ペットボトルを外します。
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