シンボルツリー


シンボルツリー

よく聞きますが、何が該当するかは、ガーデンの主の思惑と訪問者の印象で違ったりすると不味いでしょうね。そんなに広い庭でなければそんな心配は無用。木らしい木は一本しかないのだから。

業者がシンボルツリーに如何ですとかと進めるものが有る。何でも有りではなさそうだ。何と無く理屈(能書き)も見ることが出来るが、共感できるものもあれば、如何だろうと思わせるものも有る。

(1)インプレッション(印象)

日ごろから気に入っている樹木。日ごろの関心がない場合でも植木屋を見て回って気に入ること。全体の印象として、素敵だなと思うのでなければ意味が無い。インプレッション(印象)が最大だ。色、形、大きさ、雰囲気。春夏秋冬をイメージできること。

(2)ハウス・マーカー

家をマークする役割を持足せる場合は、外から見える表側のアプローチの近くに植える。シンボルツリー=目印ツリー。このようなときは、一定の大きさが必要。高さで言えば屋根の高さの半分程度。日本家屋はせいぜい10メートル。だから、5メートルから7メートルくらいに生長する木なら構わない。落葉樹よりも印象が一定あする常緑樹が適当だ。、

(3) ストーリー

目印(マーキング)とは関係なく、自分のこだわりで、家あるいは庭をシンボライズする本来的なシンボルツリーとする場合は、実は本当に何でもいい。精神的に中心を占める樹木或いは草木だから。庭のコーナーにあってもいいし、センターにあってもいい。大きさも、落葉も常緑も問わない。必要なのは物語。思い出。思い入れ。

過去を引きずらないで全く新たに、所謂、心機一転でシンボルツリーを植える場合は、 (1)の発想でよいが、理屈・能書きを求めるなら幾つか探すことも出来る。

<退屈な能書き>
  • 形・枝振りがいいこと。でも形の悪い植物なんて有りませんから。みんな一所懸命環境に適応して行っただけです。他人が、この形はいいですといってくれても意味が有りません。
  • 庭のセンターに近く植えるなら木陰が楽しめることを要件とすることができます。それなりに大きく高く。広葉樹になります。一方で、敢えて、見通しをさえぎらないように低木を置く発想も充分合理的です。
  • 四季の変化を楽しむなら広葉落葉樹。種類によっては花を咲かせ実を実らす様子も楽しめる。落ち葉も風情と受け止めることが出来る人。掃除が面倒と思う人はシンボルツリーは不要かも知れない。
  • 果物を収穫して楽しむ、果実酒を作って楽しむところまで行っても面白い。梅とか桃とか柑橘系の木をシンボルツリーにするのはファミリーツリーとして意義深い。
  • ユニーク。内面的な物語がない場合は、外見的な特徴が欲しくなります。物語は後からついてきます。なかなか出回らない色とか形のものがあれば面白い。でもそれに拘ると大半は失敗します。特徴も一過性のものであったり、自分の方が直ぐに飽きてしまう、とか。
  • 簡単に思い入れを作る方法としては、植木屋とかフラワーショップとかグリーンパークとかを、自分の歳の数だけ見て回ることです。箇所数ではなく類型で充分です。その中の一番のお気に入りをシンボルツリーにします。
  • 若い苗木を植えるか、有る程度大きくなった木を植えるか。成長を楽しむのは家族が若ければ尚いいですね。大きい木は値段も高いし、まれに失敗します。環境の違いすぎるところからの移植は危険です。近くの植木屋に1年置いてから植えるなど工夫が必要です。
  • 目隠しも兼ねてコーナーにおく場合は常緑のもの。コニファーでもいいです。成長したときのサイズを考慮する必要があります。特にコニファーは巨大になりますから。
  • 生垣をシンボルツリー的扱うやりかたも面白いです。狭い庭の場合は合理的な発想になります。立派なコニファー(エメラルド、ヨーロッパゴールドなど)やキンモクセイ(金木犀)などの迫力ある常緑を楽しむのは素晴らしい。
  • ちなみに、生垣を落葉樹でやるのはスペースに余裕が無ければ止めた方がいい。隣家であれ公道であれ世間の迷惑です。余裕があれば内側に引いて植えることで非難されないで済みます。
  • 剪定。植木屋さんに任せるのも一つ。自分でやるのも一つ。絶対に手を入れないで自然樹形に拘るのも一つ。
  • テクニカル。植木屋さんに心配してもらえば済みますが、植える場所の日当たり、水はけ~感想の度合い、風の流れへのインパクト、成長したときに家の中がくらくなるかどうか、など。温暖地か寒冷地かでまた選択が変わってきます。

<シンボルツリーの参考例>

素人目には全く何の役にも立ちません。 業者の方の言い分に素直に耳を傾けましょう。
  1. オリーブ
  2. シマトネリコ
  3. エゴノキ
  4. ジューンベリー
  5. ネグンドカエデ フラミンゴ
  6. 月桂樹 ローレル
  7. ヤマボウシ
  8. ハナミズキ
  9. カクレミノ
  10. 丸葉ユーカリ
  11. 花梅(玉牡丹、紅千鳥)
  12. フェイジョア
  13. ツリバナ
  14. ヤマモミジ
  15. アカシデ
  16. シラキ
  17. ブラシラキ
  18. ハナモモ
  19. ハイノキ
  20. アセビ
  21. カラタネオガタマ ポートワイン
  22. キンカン
  23. クロソヨゴ
  24. ナワシログミ
  25. ハクサンボク

※ 

【関連】 シンボルツリー:とねりこ 【秦皮・梣】


ご注意

当サイトの記事は若干の経験とネット上の情報等を踏まえてある程度の独断と偏見に基づいて構成されています。記載の手順ノウハウなどについて参考とする是非の判断はご自身の責任によってお願い致します。

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